1日1日感動したことを書きたい

本、音楽、映画、仕事、出会い。1日1日感動したことを書きたい。
人生の黄昏時だから、なおそう思います。

秋野不矩展

2008-04-20 21:07:27 | 美術館
京都国立近代美術館で開かれている「秋野不矩展」に行ってきました。
93歳まで、絵を描き続けた秋野不矩のたくましさに、元気をいっぱい
もらってきました。子どもを6人うんで、50歳で離婚して、54歳で
インドで絵を教えて。そこで巡り会った大地や、照りつける太陽や、建物や
たくましく生きる人たちを、描いていくのです。
80歳を超えても、毎年のようにインドやアフガニスタンやカンボジヤへでかけ、
92歳にはサハラ砂漠へ出かけて、砂漠の風景を描いています。すごいなぁ。
砂漠の黄色、建物のオレンジ、空の青、牛たちの黒、木々の緑、赤い服。
色彩がとても美しいのです。そして、光を表す金箔や銀箔がとっても印象的でした。

これは、87歳の時の作品です。「帰牛」


こちらは、90歳の時の作品。「オリッサの寺院」


この前見たエミリー・ウングワレーも、80歳をこえて、なお生命力にあふれていた
けれど、秋野不矩は、まだその上を行っていたのだと、感激せずにはおれませんでした。
うん、人生、まだまだこれからやね。僕も90まで生きて、サハラに行く!!!