1日1日感動したことを書きたい

本、音楽、映画、仕事、出会い。1日1日感動したことを書きたい。
人生の黄昏時だから、なおそう思います。

省エネ順調

2008-04-14 22:38:54 | 自然エネルギーと省エネ
電気使用量を前年度2割削減するという目標で、省エネナビを利用して
去年の11月からはじめている省エネ。順調に進んでいます。
先月も、去年の3月の電気使用量460kwhに対して、今年は310kwh。
33%の省エネでした。
11月から今日までの累計では、
前年度の1710kwhに対して、今年は1093kwh。
36%の省エネ達成。
もともと、たくさん使ってたから、まだまだけど、
一年目は、まぁ、こんなところから。
CO2の排出量は、949kgから606kgに。343kgの削減です。
この調子、この調子。




「ロスチャイルド家と最高のワイン」

2008-04-14 00:20:46 | 
「ロスチャイルド家と最高のワイン」(ヨアヒム・クルツ)を、読みました。ロスチャイルド家が経営する隣接する二つに葡萄園、「シャトー・ムートン・ロートシルト」と「シャトー・ラフット・ロートシルト」の物語です。ロートシルトは、ロスチャイルドのドイツ語読みです。
 世界を牛耳った金融資本であるロスチャイルド家が、鉄道や石油開発ばかりでなく、世界のワインをも支配していたというのは、驚きでした。高級ワインは、もともと庶民用には作られてはいないのだから、高いはずなのだというのが、この本を読んだ第一の感想でした。
 「シャトー・ムートン・ロートシルト」を第二級から第一級=プルミエ・クリュに育て上げたフィリップ・ド・ロスチャイルドは、なかなかしたたかな人でした。経営危機に直面した「シャトー・ムートン・ロートシルト」の経営を引き受けてから、葡萄の品質管理を厳格にし、瓶詰めを自分のシャトーで行い、瓶にラベルを貼ることでブランドを作り出していきます。シャガールやピカソやアンディーウォーホールも、ムートンのラベルの絵を描いたそうです。
 そして、不作の年には、質の落ちる葡萄を利用し、一般庶民向けのセカンドラベル商品「ムートン・カデ」を販売します。カリフォルニアに負けそうになると、カリフォルニアと提携し、「オーパスワン」という新しいブランドを作る。
 危機に直面したときの変革と、血のつながった家族を後継者に据えていくロスチャイルド家の不変性、150年間にわたり存続し続けた「シャトー・ムートン・ロートシルト」の秘密はここにあると、経済ノンフィクション作家の著者は言いたかったのだと思います。
 面白いと言うよりも、出てくるワインの値段を、インターネットで調べるのがとても忙しかった一冊でした。
  
「シャトー・ラフィット・ロートシルト 1893」 ¥2,154,000
「シャトー・ムートン・ロートシルト 1945」  ¥3,391,500
「シャトー・ムートン・ロートシルト 1970」  ¥58.000
「ムートン・カデ」 ¥1,500

僕は、やっぱり「ムートン・カデ」やね・・・。
「シャトー・ムートン・ロートシルト 1970」のシャガールのラベルは、なかなか素敵です。