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かぜねこ花鳥風月館

出会いの花鳥風月を心の中にとじこめる日記

MCT みちのく潮風トレイル踏破の令和元年へ

2019-04-21 15:14:24 | 日記
MICHINOKU CORSTAL TRAIL 震災の復興と国立公園化からの整備事業の一環として、福島県相馬市の松川浦と青森県八戸市蕪島をつなぐ約1000キロの海岸線のトレイル道が環境省の復興予算により整備された。

今年、その道を、何回かのステージに分けて、全コースを単独で歩いてみようと思う。

テント場のあるところは、テント場、民宿があって、震災記憶が聞けそうなところは、民宿。テント場も民宿も無いところは、やむを得ず野宿(ビバークともいう)で、全国の山歩きの間隙を縫って、仙台を基地にして歩いてみよう。

名取市閖上のセンターにマップをもらいに行ったら、何とセンターの開所式だった。お偉いさんがしゃちこ張って並んでいた。

すべてのマップをいだいたら、厚さ20センチを有に超えた。なんとただ=無料なのだという。さすが復興予算と感心したが、これからの整備費に1000円寄付して、お役所的開所式(テレビ局も来ているから逃げるように)を後にした。 




で、取りあえず、1st.ステージとして高校を過ごした石巻から、猫で話題の田代島、網地島、金華山経由の女川までのコースを試験的に週末から歩いてみよう。

コースには、高校ワンゲル部で何もしらないまま登らされた大六天山も含まれているし、女川についたら中学を過ごした島に渡って、今は廃校となった学校跡地に寝転んで、空を見上げたいな。
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桜に寄せて

2019-04-20 19:00:45 | 日記
7年ぶりに花の季節の仙台に舞い戻って、光の淡さといい、柳や街路樹の芽吹きの色合いといい、なかなかの美しさを感じている。

光や色合い濃淡は、たしかに南西諸島と異なる。西洋絵画でいえばゴーギャンのタヒチとモネの北仏の違いか。

東北大学片平キャンパスの桜、近所のお寺の桜は、まだ満開のままだった。










少し、写真を撮ったが、仕上がりには満足がいかない。

が、今年は、これでいいのだ。7年前の桜が元気でいてくれたのを確認しただけで。

しかしながら、寒いのだ。近くのコンビニでワンカップをふたつ買って、土手に座って、花見と洒落た。



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昭和の香り、みちのくの湯治場

2019-04-17 04:07:22 | 日記
北帰行の疲れを和らぐ目的で、かねてより通っていた鳴子の湯宿の湯治客となる。

六畳の部屋には、蒲団とちゃぶ台以外これといったものはないが、共同の炊事場には、冷蔵庫も電子レンジもあり、キャンパーには、贅沢すぎる設備である。

4つある、それぞれ異なった泉質の湯舟に気ままに浸かって旅の思い出にふける。








それにしても、連休前の平日とはいえ、テレビもなかった昭和30年代ころの香り紛々とする、こんな贅沢な空間を味わう客がオイラ独りとは。

温泉街をあるいてみて、歩いている客の少なさと古宿の廃れように悲しみというものをおぼえる。この宿もいつまで続くのか。

こんなに素晴らしいお湯を持ち、「東日本の横綱」と称されるこの温泉街がこの状態では、東北のほかの温泉街は、どうなっているのだろう。震災のせいなのだろうか。

このさき、旅の疲れをとくためとうたい、昭和の思い出にふけるため、みちのくの湯治場巡りもやってみよう。消え行く文化遺産かもしれないので。

今朝詠んだ歌
「みちのくの湯治場ひとりさびしくも湯船に流るる湯の音たへず」

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北帰行最終章に藤沢周平との出会い

2019-04-15 19:06:45 | 日記
新潟の仲間との酒、村上の塩引き、笹川流れからの粟島、加茂水族館の漂うクラゲ、湯野浜温泉の夕景、善宝寺の弥勒菩薩、を足の向くままたどり、桜二分咲きの鶴岡公園で「雪の降る街を」モニュメントを経て、その歌を口ずさんでアカンマを押していると、「藤沢周平記念館」の案内板が目に入ったので、吸い込まれるように入館。そうなんだ、オイラのこれからには、この作家の作品が必要なんだ。と、食い入るような時を過ごす。その理由は、今はなんとも言えないが、ここの図書室にあった作品すべてを読みたくなった。

これから、出費を避けるため、図書館のお世話になるのだろうが、我慢できなく、宿泊先の本屋で、文庫本二冊を購入した。

本日、最終目的地の湯治場に27日目にしてようやく到着した。

湯に浸かりながら、しばらくぶりに、活字にも浸かろう。部屋にテレビはなく、静かに、作者に相対しよう。



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輪行備忘録

2019-04-13 08:02:41 | 日記
いよいよ船会社、JR各社、第三セクターローカル線、バス会社のお世話になりながらふる里の匂い立ちこめるエリアに入ろうとしている。

折りたたみ自転車アカンマくんは、さしたるトラブルもなく、よくも同行してくれた。「同行二人」とは、よく言ったもんだ。



さて、輪行してみて苦情というか、いやなことをメモしておこう。
1.JRは、駅構内に平気で野鳥の鳴き声を鳴らし続けている駅がある。コマドリめいた音、サンコウチョウめいた音。季節を問わずならし続けて、客が快適だと思ってるのだろうか。野鳥にとっても大迷惑である。即刻やめるべし。
2.主要国道のライドは避けるべし。大型トラックがバンバン走って、とくに、トンネルなど入ってしもたあかつきには、その恐怖や騒音は、阿鼻叫喚、この世の地獄である。
3.県庁所在地などの大きな街は鉄道でぬけるべし。信号多く、車、人混みにただならず。
4.国交省の道路行政は、車優先の
道路ばかりで、サイクリングの快適、安全な道路を作ってくれていない。路側帯付近はでこぼこで、急に狭くなったり、歩道は掃除もまともに行われず草の生えている箇所もあり、不快この上なし。その点、しまなみ海道サイクルロードは、絶讃されるべきで、愛媛県が、相対的に自転車に優しい道作りをしていたみたい。

5.ローカルといえども、通学時間帯の乗車は避けるべし、1両列車に高校生がぎっしりである。

6.道端の至る所に張り出されている政治家のポスター、党派を問わず不自然な笑顔と美辞麗句。里山の風景を台無しにする無神経なこれら輩には、一票たりとも入れてはならない!(先日、忖度発言で辞めた先生は、某首相としっかり握手してました。)

いずれにせよ、何とかここまで事故なくこれてよかった。あと少し。安全第一でいこうせ!
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