算太郎日記

日々の日記を綴ります

さようなら新藤兼人監督

2012年05月30日 | 日記
 映画監督の新藤兼人氏が亡くなった。享年100歳。好きな映画監督の一人でした。

人間への深い洞察と自身の戦争体験から戦争への強い怒りが作品の根底にありました。99歳まで映画を撮り続け,「一枚のハガキ」が遺作となりました。自分の生を生ききった人だと思います。

100歳近くになっても,しっかりとした仕事をしている氏を見ていると「まだまだ頑張らないと」と本当に励まされたものです。「仰ぎ見る先輩がいなくなるのは本当に寂しい」と山田洋次監督がコメントを出されているみたいですが,住む世界は違いますが同感です。