築地 老舗鰹節屋がざっくり語ります

築地で鰹節屋を営み70余年、現在三代目。築地ネタ、料理ネタ、ざっくり語ります。
店舗:中央区築地6-26-8 尾林商店

モノタロウ

2016-05-28 11:14:03 | 日記
モモタロウではありません、モノタロウです。

作業着や安全靴、マスクなど色々揃っているカタログですが
一度ここで作業着をネットで購入したらこのカタログが
送られてきました。

そして手に取ってみたら
これがなかなか面白い!!
マスクは使い捨てのものから始まり
本格的な防毒マスクまで充実した品ぞろえ。

今気になるのは
鳶職人用の地下足袋をもう少し
スタイリッシュにしたもの。

子供達も楽しそうに眺めていて
モノタロウ、うちにとっては
愛読書となっています。

そして何をお願いしようかなー。

お駄賃

2016-05-13 21:08:14 | 日記
兄との喧嘩は、一応・・・取り敢えず
終了?
やらなきゃならない仕事いっぱいなので。
でもって一気に二台刃も替えてしまった。
かなり腰痛くなったけど、新刃は気持ちよい!!

火曜日、まだまだストックが足りず
こりゃー大変だーと思いながら
削る前にお茶を買いに上へ上がると丁度
店頭に外国の初老の夫婦が。
昔の写真を興味深そうに眺めています。
本当は急いでいたのですぐに下に降りたかったけど
無視するのも申し訳なくハロー!って言うと
写真について色々質問が。
やはり昔の写真、とても貴重でステキに映るみたい。
本節もこれが魚?と驚いていました。
奥様は一通りお話してありがとうと去ろうとしたけど
パパさんは何か買わなきゃと思ったらしく
(そんなお気遣いいいのにー。)鰹節粉が手ごろなサイズなので
それを買うと指さしていくら?って。
650円と答えると千円札を出してきました。
おつりと一緒に上粉レシピ英語版を渡すと
おつりはいいから、取っておいて、みたいなことを
言われ私の手におつりを置いてぎゅっと
上から握るようにしてきました。
その時のまなざしがとってもやさしくて
何だか色々カリカリしたり悩んだりした後だったので
とても嬉しくなっちゃいました。
それから記念撮影して帰っていかれました。
因みにシアトルから観光でいらしたそう。
本当に色々な国、エリアから沢山の方が
観光にいらっしゃるので地球儀でも
世界地図でもいいから欲しくなっちゃうな。
その場で「あ、ここですか!」って一緒に確認できたら
なんか楽しいと思う。

いくつになってもお駄賃はうれしいなぁ。
チップっていうよりお駄賃て響きが築地っぽいでしょう。
でもって350円、せっかくだからジュースでも3本かって
兄と翔太君と私の3人でわけようかな。
幸せのお裾分け、共有?

今は家においてありますがこの話をしたら
子供達も良かったね!と言ってくれました。
そしてその350円を眺める度にちょっとだけ
幸せな気分になってます。
・・・やっぱりまだ飾っておこうかな?
共有はもうちょっと後で(笑)
350円でこんなに幸せになっちゃう私・・
って350円350円うるさいよーーーっっ
って誰かにつっこまれそうだ。

すみません

2016-05-06 13:55:52 | 日記
今日、とうとう堪忍袋の緒が切れて
もう二度と来ないと言って店を出てきてしまいました。

今、家にいます。

色々注文のこととか気になるところですが
どうにもお互い頭を冷やさないと
このままでは私はもう共には
仕事やっていけないと思い・・・・。

でも結局月曜日鬼のようにたまった
仕事をため息つきながら
やるのかな。。。

例えて言うなら落語の長短、
そして価値観やら若干違うもの同士が
仕事するのって互いにストレスですね。
他人ならまだ仕方ないと思えるけど
兄妹だとそこらへんが割り切れない。

でもやっぱり気になる・・・・

こうやって結局戻ってしまうわたし。。。

まるでDVのパートナーを持った人が
助けてと家を逃げ出して警察行ったはいいけど
結局「あの人本当はいい人なんです」って
戻っていっちゃうパターン・・・

そう、、そうなんだよ・・
そして夫やら周囲の人たちが
そんな私をこれまたため息まじりに
「はぁぁぁ〜っ」ってあきれ顔で見るんだ。

その繰り返し。
でもなげだしてきたのは初めてだわ。
ただ、一応一通り流れ説明してから帰ったけど。
つまりもう来ないからよろしくねってこと
なんですが、
どうせならカンナの刃替えたいし
ある程度ストック確保してから
去りたい気も・・・。

お客様への気持ちと中途半端な
兄への情が私を揺れ動かします・・・・・。

とりあえず進捗状況聞いてみるかな・・・・・
辞めるならきちんとしないとね。
辞めたくないけど・・・

って、すみません。訳わからないですね。

私もどうしたら良いかわかりません。

不思議なもので

2016-05-02 21:48:51 | 日記
このところ忙しかったり疲れていたり、でも
地下でひたすら寂しく作業、なんて日が続いていたせいか
ちょっぴり出社拒否というか目覚めた時とても
憂鬱だったりする日が続いていました。
そうすると不思議とナイスサプライズがあって
また頑張れるのですが今日もまたそんな感じで。

地下で削っていると「お久しぶりです〜」って
誰かが降りてきた。
でも誰?どこのお得意先の人?????
で、目の前まで来てニコニコしてる顔をみて
ようやくわかった!
「もしかして○○君!?」
昔、塾で教えていたことがあるのですが
(スミマセン、もう本当にごめんなさい、未熟でしたね)
その時の教え子でした。
かれこれ20年以上ぶり?一度うちの前を通った時に
寄ってくれましたがそれ以来なので・・・。

ご実家がお寿司やさんで現在は立派に後を
継いでしっかり家庭を守るお父さんにもなってました。
ちょっとお顔もふっくらして「大将」って感じ。
色々話していくうちに昔の顔になっちゃうんですね、
中学生の頃の人懐こい笑顔は相変わらずで
でもすっかり立派になっていて
「変わったね〜」と言ったら
「先生 俺もう39だよ、変わってなかったらマズイでしょ」
だって。
確かにそうなんだけど、とにかく元気に
立派にそして今の仕事を誇りに思ってやってる姿が
とても嬉しくて。

そしてその後翔太君が参戦、助かった〜とそれだけでも
ラッキー!と思っていたのですが
今度はサンフランシスコからやって来たという
金髪のやさしそうなイケメン君が。
日本語が上手なので聞いてみると
和食に興味があって高校で日本語を学んだそう。
そして今回初めて日本にやって来たんだそうです。
とても興味深そうに地下で見学していました。
二か月後にまたご家族を連れて日本にやってくるそうで
必ずまた寄ると言ってくれました。
さてどうなるかな?

今日も連休前でとても忙しくてさすがに
今日は疲れた〜と翔太君にこぼしてしまいましたが
嬉しいナイスサプライズのおかげでなんとか
無事終了、3日間ゆっくり家族タイムを
楽しもうと思います。