築地 老舗鰹節屋がざっくり語ります

築地で鰹節屋を営み70余年、現在三代目。築地ネタ、料理ネタ、ざっくり語ります。
店舗:中央区築地6-26-8 尾林商店

もやもやの原因

2016-02-27 00:18:31 | 日記
ここ数日なんだかもやもや・・・。
母がインフルエンザにかかってしまい、なんとか午前中で
仕事を終えて帰らなければならないとかそういうことも
あったんでしょうがなんだかもやもやーーー。

今日やっとカンナの刃を換えてきれいな削りの花になったら
一気にもやもやが消えました。
空気が乾燥しているせいか、当てるまぐろ節がかさかさで
最初調整がうまくいかず予定より時間かかりましたが
それでも最後きれいな花削りが出てきてハッピー!
やっぱりきれいな花削りで出したい。
ここら辺のタイミングを上手にできるように
時間調整していかないと。
今日はストック確保できなくても刃を替えるぞって
そういう勇気も必要ですね。

あと、ある時期から奥の機械の刃合わせがどうにも
うまくいかず、これは刃ではなく機械の盤が歪んでるんじゃなかろうかと
思っていたのですが、今日そのことを兄に話したら
「あぁ、じゃあ盤を研磨かけないと」って。
えーーーそんなメンテナンス聞いたことないよ!!!
誰も教えてくれなかったよ!!
てかもっと早く教えてよ!!!

まぁこの2年ほど兄と仕事の話をすると喧嘩になったり
とにかく険悪になるのでそういう話はできなかったので
仕方ないんですが
やっぱり歪みが原因だったのか!
この二年訳もわからずただ必死に機械を前に
がむしゃらに試行錯誤、
機械音痴、ましてやトンカチやレンチなんて
全く関わらない世界で生きてきた私ですが
感覚でなんとなくわかるものなんですね。

前のバイトの人が奥の機械の刃合わせはやりづらいと
言っていたそうですがそのころから歪み始めていたのかも
しれませんね。

最近は地下にこもりっきりでお客様対応は専ら兄。
ちょっと寂しいけど
おかげで機械や鰹節とじっくり向き合うこともできるので
これはこれで大切な時間と思っています。
愛すべきold machine を大切に、共に尾林を
支えて行きたいです。

あ、でもぜひ皆様地下にも立ち寄ってくださいね。
削りたての鰹節を試食しながらお話をしましょう!!
いっつも一人では結構寂しいです〜。

兄復活

2016-02-12 01:01:21 | 日記
先週末から少しずつ兄が復活しています。

私は地下にいるのですがたまに上で笑い声が聞こえたり
お客様と楽しく会話しているみたいです。
とにかく皆様「良かった」と共に喜んで下さり
私もうれしい限りです。

とは言いながらまだまだリハビリ期間。
本格復帰という訳ではないので
今はまず皆様とお話したり軽くかかわる程度で。

それにしてもとにかく皆様が
我が事のように喜んで下さるのがなんとも
有り難く、改めて、良い方々に恵まれて
本当にうちは幸せだと思います。

とは言いながら相変わらずいまだ
大きなシャッターは閉めっきりですが
「安心してください、開いてますよー(開いてますから、だっけ?)!」


なんだかんだで

2016-02-03 09:40:42 | 日記
あっという間に2月。新年のご挨拶もないままスミマセン。

大きいシャッターを閉めきっての営業状態を続け、はや一年。。。
こんな、やってるんだかやってないんだかわからない
店構え、皆愛想をつかしてしまうのではと
内心不安でしたが、こうして一年間、
そのやってるのかやってないのか謎な店に以前と同じように
足を運びうちの商品を購入してくださる皆様に
心から感謝です。

昨年12月半ばから19歳の青年がお手伝いをしてくれています。
かなり助かりました。
気仙沼出身の、東都グリルのお姉さんいわく
「とても清潔感ある子」。
寿司職人目指す未来ある若者です。
皆様応援宜しく!!

今年は場内移転や、現在工事中の、場外鮮魚マーケットオープンなど
新しい流れになる年。
どうなることかさっぱり?ですが
マイペースながら頑張っていきますので
どうぞ、今年もよろしくお願いいたします。