かわティブログ 「発達と教育」と「生徒指導概論」

  平成24年度後期のシラバスは10月3日にあります。

質問と回答:生徒指導概論C (木) 100617 メディアに心を蝕まれる子どもたち 前半

2010年06月18日 | Weblog
1. 先生がいつも見ているテレビ番組はありますか
先生の好きなテレビ番組はありますか、私はNHK教育のピタゴラスイッチと、世界の車窓からが好きです。
2. どんなテレビ番組がすきですか?
  答:私は、ほとんどテレビを見ないのですが、毎週とはいえませんが、「世界不思議発見」を見ます。その他には、スポーツの実況はリアリティが高いので見ることがあります。ピタゴラスイッチは、おもしろいですね。わかなちゃんと一緒に見たことがあります。世界の車窓からはめったに見ませんが、見てみます。これらもリアリティが高いので面白いのだとおもいます。

3. 先生は、テレビがある生活と無い生活のどちらの方が充実していると思いますか?
  答:私も、場合によります。ワールドカップなど見たい番組があるときには、テレビがある方が充実していますが、普段はない方がいい気がします。他でも書きましたが、見る番組を決めて、その番組が終わったら必ず消すことをすると、あまり無駄な時間を使うことなくテレビを見ることができると思います。


4. 先生は一日のうち何時間くらいテレビを見ますか
  答:私は、ほとんど、テレビを見ません。一週間で2時間見るか見ないかです。というのは、テレビにはリアリティがなく、脚色されているものが多いので、つまらないからです。それに比べると、人と関わることはリアリティが高いので自分の目で確かめることができるので信用できるからです。

5. 小さい頃どのような番組を一日どのくらい見ていましたか
  答:私は、小学校3年生までは、家にテレビがありませんでした。それまではラジオでした。小学校低学年の時には、「一丁目一番地」というラジオ番組を毎日楽しみに聞いていました。テレビも、近所に一件でもテレビのある家があると、近所の子どもがその家に集まってきて、みんなで一緒に見ていました。テレビのある家の子どもには、「今日、テレビ見せてね」と一応、頼むことが多かったように思いますが、断ることがないので、どこの子か知らない子どもが家に上がり込んで一緒にテレビを見ていました。

6. 先生は、どんなテレビ番組がもっともテレビの意義だと思われますか?
  答:それは、人によって違うでしょうね。私にとっては、ノンフィクションの科学番組が好きですし、ワイフは、探偵もの推理もののドラマが好きです。テレビは、だらだらと何でも見ているのがいけないのです。気に入った番組を見終わったら、スイッチを消す週間をつけましょう。


7. 先生は、お子さんに、一日テレビ・テレビゲームは何時間と決まりを作っていましたか
8. 先生のお子さんは大体どのくらいテレビを見ていますか
9. 子どもが受験の時はテレビなどを制限していましたか
先生は子育て中、しつけとして子どもにテレビを見せないようにしていましたか?
  答:もう、30年前になりますが決まりがありました。それは、家族の一人が見る権利を持っていて、それは一人30分でした。家族は4人だったので、合計2時間ということになります。このルールは、特に、受験だからということはありませんでした。

10. 先生は、テレビが欠かせなくなった世の中を、どう思いますか
12. 先生は、メディアについてどのようにお考えですか
13 . 先生だったら、どのようにメディアを使い分けていますか
  答:これは、背景には経済の問題があると思います。テレビ局が、もうけるために番組をたくさん作り、コマーシャル料をとって儲けようとしたからです。おもしろい番組を作り、それに、のせられて大衆がテレビを見るようになったのです。


14. 長野市の夏祭りは、いつありますか、どんな感じですか。
  答:夏の祭りは、ビンズルとお花市です。びんずるは、仲間で連を作って、踊る楽しみは格段です。見ているだけではつまらないかもしれません。お花市は、お盆の頃で、風情があります。


15. 先生は、子育ての中で、生死観について取り立てて何か教えましたか。
  答:うーん。教えたことがないような気がします。しかし、それなりの価値観を持っていたのはどうしてなのでしょう。

16. 先生は、催眠術に本当にかかると思いますか。先生は、テレビが子ども(特に幼少期)に与えるメリットは何があると思いますか。
  答:催眠は、本当にかかります。テレビのメリットは、子どものよって異なりますが、言語発達についてのメリットはあると思います。


16. 知識だけでなく、実際に体験を増やすにはどうすればいいですか。
  答:この授業の、目標である、「本を読む、旅をする、友達と話をする」が、一番だと思います。


17. 神戸連続児童殺傷事件について、川島先生のご意見が聞きたいです。
  答:私は、まあ、誰でも、こんなことはあるだろうなあ、と思いました。環境と、改訂状況が同じであれば子どもには、誰でも同じことが起きると思いました。

18. 疲れたと感じたときは何をしますか。
  答:酒を飲んで寝る!ですね。

19. 先生は、こういった犯罪を予防するためにテレビを切り離した方がいいと考えますか。
  答:そうは思いません。テレビは見過ぎるのがいけないので、親が関与して、適度であれば、切り離す必要はありません。

20. 「社会性のある子ども」を育てるにはどうすればよいと思いますか。
  答:これは、難しいですが、非常に複雑です。社会性ということが、社会の仕組み(人間関係の機微を含めて)を理解することが必要であることが必要であると考えると、そんなに、簡単ではありません。


21. 川島先生は、夏と冬と、どっちが好きですか。
  答:若い頃は夏が好きでしたが、就職して、長野に来てから、冬が好きになりました。

22. 川島先生は人間と関わることは好きですか。
  答:たぶん、好きだと思います。特に、若い皆さんに出会えるのは、楽しみです。

23. どのようなときに「テレビがあった方がいい、ないと不便」と感じますか。パソコンなどの機械から得た情報やものを使った犯罪もやはり増えているのでしょうか。
  答:リアリティが、ある番組なら、いいと思います。機会からの情報も、それを選択するものの判断力が必要となると思います


24. 「子どもたちの内部に破壊願望が浸透している兆候がある」とありましたが、先生は、なぜだと思いますか
  答:これは、心理学では、攻撃性の増加ということになると思いますが、それは、社会的な環境で変えることが出来ると思います。すなわち、破壊することが、自分の欲求の達成ではないということを教える環境が必要だということです。


25. 普通の新聞は漢字が多く、子どもが読むには大変だと思うのですが、子どもが読めるような新聞はあるのですか。
  答:確か、朝日小学生新聞と中学生新聞というのがあったと思います。私の家でもとっていたことがあります。


26. メディアが報道することによって、模倣犯罪などが起こっているのに、それでも報道することは本当に必要なのでしょうか。
  答:これは、難しい問題です。アメリカでは、凶悪犯罪や未成年の犯罪は模倣犯を防ぐために報道規制があると聞いています。また、イギリスでは未成年犯罪者は匿名です。日本では、ケースによって分けているために曖昧です。しかし、模倣犯は注意を引くために起こることが多いので、何度も同じものを報道する必要はないと思います。といっても、ネットでの情報は防ぎようがありません。

27. ダライ・ラマ法王14世が今週末長野に来ますが、先生は講演を聞きに行きますか。自分はチケットが高すぎて買えませんでした。
  答:そうですか、チケットがあって高いのですか。それじゃ行きません。

28. 何か重大な決断をする時や何か相談事がある時、先生の相談相手は誰ですか。
  答:それは、相談の内容によります。でも、まあ個人的な問題であるならばワイフに相談することが多いと思います。

29. 学生時代に彼女とどんなことをしましたか。
  答:学生時代の彼女か。考えてみると19歳からつきあっていますからワイフですね。。。何をしたかは、そんなことは言えませんよ。。。秘密です(笑い)

30. 最近始めたことや今から始めたいこと、やりたいことは何ですか。
  答:最近始めたこと・・なんだろう。最近ってどのくらいかなあ。そう言えば、最近始めたことなんてないなあ。歳をとるとマンネリでルーチンの出来事ばかりです。何かいいこと無いかな子猫ちゃん。


31. なぜメディアの悪影響ばかりが問題になってしまうのでしょうか。
  答:それは、この本が、メディアを批判することで悪い部分を強調して売り物にしているからです。


32. テレビや本がなくなれば少年犯罪は消えてなくなるのでしょうか。
  答:そんなわけはありません。逆に、暇になって犯罪が増えるかもしれません。犯罪は、犯罪をしようという気持ちと人がいればいつでも起こります。


33. 先生はこどもに「なんで人を殺してはいけないの?」と聞かれたらどのように答えますか?
  答:子どもって、何歳くらいでしょうか。答え方は年齢によって異なります。10歳くらいまでは、「悪いことだから」「いけないという決まりだから」といって教えます。中学生を過ぎたら、「場面によって良い場合もあるけど、日本では、いけないことになっている」「戦争状態にない、平和な社会では、犯罪として罰を受ける」と説明します。このような課題は、売春や麻薬も同じように教える必要があります。


34. 本を出版するときの大事なことを教えてください。
  答:なんだろう。それは誰にとって、どのような意味で大事かと言うことことで変わると思います。本屋さんにとって大事なのは売れること、人によっては業績になること、あるいは有名になれること、さらには、自分の主張を書くことで自己満足できること、みんなに認められた気になること・・・などでしょうか。それと、他の人が気がつかないことをみんなに知らせるという使命感のようなものもありますね。


35. 奥さんといて「制限」されてしまったことがあれば教えてください。
  答:制限ですか。まあ若い頃は貧乏だったので金銭的に制限されていました。それ以外はワイフは、あまり文句を言う人でないので、特に無かった気がします。


36. 中学生以下の携帯の学校への持ち込みは禁止されていると思うが、持ち込んだ生徒に対しなんと注意すればいいのか。(規則だから、では納得しないと思うのですが)
  答:それは、規則だからしかないような気がします。後は、親が子どもに制限をするべきです。親が携帯を買い与えているのでしょうから、親子間のルールをしっかりと作るように指導したらよいと思います。

37. 子どもがうちに閉じこもり人嫌いになるのを防ぐために学校側はどんな対策ができるでしようか。
  答:子どもの閉じこもり、人嫌いの一番の原因は家庭での親の対応だと思います。ですから、第一には親の教育が一番大切ですが・・・そんなことはできないので、まず、親とよく話し合うこと、どの子どもが学校に来たときに、先生が良く話を聞いてあげること、さらに、友達ができるようにまわりの生徒を指導したり気遣うこと・・・それと、授業でもやるような、構成的エンカウンターのような方法を取り入れることでしょうかね。


38. 先生は、メディアで大きく取り挙げられた割に、たいしたことないと思った本や映画はありますか?もしあったら、何という作品かぜひ教えてください。
  答:そんなのたくさんあった気がするけど、憶えていないなあ。まあ、ジブリの作品は前評判の割には不評なものもあったなあという気がします。本も、例えば養老猛のバカの壁は、なんであんなに売れるのかわからなかった。


39. 梅雨に入ってジメジメとした目々が続いていますが、気分が滅入っているとき先生はどのようなことをして気分転換をなさっていますか。教えてください。
  答:確かにじめじめして湿気が多くて、いやですねえ。ビールも美味しくない。気分転換は、面白い本を読むこと、部屋の中で運動することくらいしかしていないなあ。なにか、面白いことがあったら教えてください。


40. 実習に行ったとき(特に中学校で)こどもたちから付き合っている人はいるかという趣旨の質問を必ずと言っていいほどされます。そのようなとき、どうこたえるのがベストなのでしょうか?(自分も中学生のころなど実習生に尋ねていたので…今思えば申し訳ない限りです)
  答:中学生は第2次成長期にあたりますから異性への興味が強い時期です。しかし、私なら「30人ほどいるよ」というかもしれません。子どもは、そのように尋ねることで、実習生との関わりを求めているのです。それをきっかけに「ウッソー、じゃあ、どんな人?」などと話が弾めばいいのです。なんでも、まじめに受けとめる必要はありません。


41. 中学生(あるいは小学生)が携帯電話をもつことを、どのように考えますか。
子どもがケータイを持つことについてどう考えますか?
  答:別に、中学生が携帯と持ってもいいと思っています。しかし、親との間にきちんとしたルールを決めるべきです。例えば、毎日、家に帰ってきたら親に渡し、内容もチェックする・・朝に出かけるときに渡す、費用の一部を小遣いから負担させる・・などです。小さな頃から、きちんとルールを決めて、守らせることをしていないとルールがあやふやになります。子どもの多くの問題のほとんどが「親の態度に一貫性がない」、「親自身がしっかりした教育方針がない」ことに起因していると思います。携帯やテレビがすべて子どもにとって悪いと決めつけるのも、はっきりした教育方針がないので、わからないから、止めさせろというようにしか見えません。

質問と回答:生徒指導概論C (木) 100617 発達障害の子ども達 討論

2010年06月18日 | Weblog
1. 先生のストレス解消法は何ですか。
  答:その時によって違います。仕事が終わって飲みに行くこともありますし、一週間、気持ちを切り替えるために、日曜大工に打ち込むこともあります。また、チャリに乗ってフラフラ出かけることもあります。


2. 発達障害の一生引きずらない確率はどの程度ですか。
  答:これは、発達障害の状態にもよりますし、障害の種類にもよります。ADHDは、中学生以上になると薬の助けもあって適応が可能になることが多いようですし、自閉症スペクトラムの場合もその程度によって、問題にならないこともあります。


3. 実際の学校現場での発達障害(軽度)の子どもたちに気づくのは経験からですか
  答:そうですね。経験と知識だと思います。母親自身は、ちょっとおかしいかなという程度で気づくのが難しいでしょう。まわりの、教員は保育士、保健所などが知らせることが多いと思います。その場合は、最初の段階では、それらの人の経験と知識になります。私は、学校など経験を重視する立場の人が、もっと知識も大切にしてくれるといいと思っています。


4. 日本は、他の先進国と比べると殺人が少ないということですが、教育と関係があるのでしょうか?これは本当に学校での教育が関わっているのでしょうか。
  答:そうですね。確かに日本の犯罪率や殺人率は低いですね。しかし、それが学校教育なのか、日本という社会の土壌としての攻撃性の低さなのか、性善説のような古くからの伝統なのかは区別できません。というより、それらが絡み合っている気がします。


5. あなたは発達障害の子どもたちと接したことがありますか?
  答:あります。

6. そろそろ田植えも終わる時期です。長野県で作られているお米はほとんどコシヒカリですが、先生はお米の中でどの品種が好きですか?またどの種類を食べていますか?
  答:確かに、今は、コシヒカリ全盛ですね。20年前は、ササニシキという種類が一番売れていました。私も、今はコシヒカリです。

7. 長野県もそろそろ梅雨に入るそうですが、先生が梅雨の時期に困ることは何かありますか?
  答:あります。チャリで学校に来るのができなくなることです。それと、湿度が上がって、食べ物が腐りやすくなったり、カビが生えるのは嫌ですね。

8. 私は情報を鵜呑みにしやすく、本を読むと同意してしまうことがほとんどです。また、批判することがあっても、それはどこかから仕入れた考えによって批判しています。しっかりと自分の考えを持つことが出来るようになるためにはどうするべきだと思いますか。
  答:私も、大学生の時はそうでした。いつも、だれかの受け売りでした。しかし、歳をとるにつれて「本を読む、人と話す、旅をする」ことで自分独自の判断ができるようになりました。たぶん、皆さんもだんだんと自分の考えができてきますよ。そのためには「本を読む、人と話す、旅をする」ことがいいと思います。

9. 発達障害の子に実際に出会いましたか?またその時いっそうだと分かりましたか?
  答:何人かの発達障害の子どもと遊んだことがありますが、その時には、すでに診断されている子どもでした。もちろん、それ以外にも、発達障害かもしれないという子どもには出会ったことがありますが、判断できませんでした。