かわティブログ 「発達と教育」と「生徒指導概論」

  平成24年度後期のシラバスは10月3日にあります。

質問と回答:生徒指導概論 C(木) 100603 エリートの条件 討論

2010年06月04日 | Weblog
1. 先生は疲れたときにどうやって回復しますか?
  答:なんだろう、考えてみよう。ます、風呂に入ってリラックスをする、トイレでヒゲの手入れをする(女性だと髪の毛の手入れかなあ)、パソコンでお気に入りのサイトを眺める、好みのビデオを見る、好きな音楽を聴く、酒を飲みながら音楽を聴く、行きつけの居酒屋に行く、チャリで買い物に出かける、美味しい食べ物を食べる、食べたいものを自分で作る・・・・等々ですね。

2. なぜ愛国心を教育しようという取り組みが他国にはあるんでしょうか。
  答:授業でも話しましたが、愛国心は、国のためというよりも、その人が、その国の国民として生きるという「アイデンティティ」のためにあると思っています。ですので、適切な愛国心を育てる教育は、その国の発展のためにと、個人の幸せのためにも必要だと思っています。

3. 先生は下を向いて話を聞く原因はなんだと思いますか。
  答:なんだろう、①ノートをとる習慣があるため、②話を聞いていれば理解が出来るため、③先生の目を見て聞くことに慣れていないため・・などでしょうね。私は、いつも自分の子どもに、授業中にノートはとらなくてもいいから、先生の目を見る方が理解が深まりますよと、話していました。

4. 先生はどうして留年制度がないと思いますか。
  答:うーん。これは、わからないようでわかります。というのは、日本では、他の人と同じことをするのが、最も重要なことなのです。ですから、留年して、他の人と異なることは最大の差別だと考えているのからなのです。

5. 私は今までハーフの人と接する機会がほとんどなかったのですが、先生はハーフの知り合いがいますか?
  答:えっ、ニュウハーフ?というような、冗談はさておいて、この教育学部で教えた学生にも、ハーフの人がいました。顔はコーカシアン(白人)ですが、日本語しか出来ない学生でしたよ。他の国に行けば、あたりまえのことかもしれませんが・・・日本では、あまり慣れていないので、差別が起きるのでしょうね。

6. きれいな日本語ときれいでない日本語の境界線はなんだと思いますか。
  答:うーん。これは確かにわかりません。誰かが、かってに、きれいな日本語を決めているのだろうか。それとも、何となく、マスコミなどで決まって行くのだろうか。すみません、わかりません。

7. 先生は、教育における平等とは何だと思いますか?
  答:やはり、一人一人の子どもにとって、最前の方法、最前の内容で教育が行われることだと思います。ですから、平等というのは、外から見ると、一人一人が異なる教育カリキュラムで教育を受けたとしても、同じようにその子どもの能力や素質を相対的に伸ばすことが、平等だと思っています。

8. 先生の「人生のターニングポイント」はいつでしたか?
  答:いつだろう。いつも、ターニングポイントだったような気がします。人生は、ドラマのように、そんなに、劇的な場面はないですよ。そう考えると、毎日が、ターニングポイントといえるかも・・でも、毎日が、その場の努力のたまものかも・・

9. いつも大事にしていることはありますか。
  答:まあ、よく寝ること、元気に生きること(身体的に)。

10. 図書館の開館時間が夜の9時までという松本に比べて短い事をどう感じていますか?
  答:これはですねえ。人件費の問題です。松本は、より多くの学生がいるので、より多くの人件費をかけることが出来ます。結局、大学のシステムは、お金のかかることなのです。「教育の基本は、お金」です。

11. 先生に日本以外でアイデンティティーの一部であると思える国はありますか?僕は
カンボジアに行っだことですごいあの国に愛着が湧いて、勝手に自分のアイデンティティーの一部にしています。
  答:すごい!いいですね。私は、そんな気持ちになったことはありません。うらやましいです。私が、好きな国は、イギリスとポルトガルですが・・・

質問と回答:生徒指導概論B (水) 100602 発達障害の子ども達 前半

2010年06月02日 | Weblog
1. この本をどうして選んだのですか?
  答:教科書の5章、6章の内容と、高橋先生の講義に併せて考慮して、4冊目にしました。また、この本は、発達障害についてあつかった新書では、一番いいと思ったからです。

2. 発達障害というもの自体を世間にもっと広く知ってもらうために、私たちにできることはあるのでしょうか。
  答:一般的に、親などでも自分の子どもに関係ないと、他の子どもの状況を適切に理解をすることは難しいと思います。ですから、教師が地道な努力で、身近な友達にそのような子どもがいることを話して行くしかないと思います。ADHDの子どもを持ったお母さんで、私の知り合いの人も、担任とクラスの父兄に全く理解してもらえないといって苦しんでいました。

3. ほとんど発達障害についての知識を持たないまま現場に出るのは怖いことだと思います。他にも例はありますか?
  答:そうですね。基本的に、一般的の人々は、障害に対して理解することを求められれることがないので、どんな障害に対しても偏見を持ってしまします。他の例としては、外国人児童やの問題と同じような偏見の一種だと思います。

4. もし、発達障害の子がいじめの被害にあってしまったら、教師として健常児とどう区別してケアすればよいのでしょうか。
  答:健常児の子どもに、誠実に話をして理解させるのが一番大切なことです。例えば、○○くんは、この部分は不得意なので、みんなで助けてあげましょうなどと話すことです。

5. 発達障害の子を通常学級で扱うことについて先生はどう考えますか。
  答:クラスが少人数で、その発達障害の子どもに、ある程度個別指導を行うことが出来るのであれば、可能だと思いますが、なかなか大変だと思います。他の障害でも同じですが、発達障害などは、もっと、ゆっくりしたカリキュラムで、他の児童と同じことをさせなくて良いような価値観を持った社会になれば変わる可能性があると思います。やはり、日本は、みんなと同じ・・・でないと仲間はずれにするという社会であることが問題なのだと思います。

6. 「特別学級」が児童・生徒を受け入れるときの一般的な基準というものはあるのでしょうか?
  答:基本的には、児童相談所や医者の診断が必要です。また、小学校や中学校への入学時には、就学相談や就学指導という形での判定が行われます。

7. 「障害」に代わるdisorderの日本語訳として、著者は「失調」を提案していましたが、先生はどのような単語が合うと思いますか?
  答:いいとおもいます。確かに、障害というと、人格全体に及ぶネガティブな印象を与えてしまいます。特に、発達障害児は、部分的に、特別な認知を持った子どもという意味で、その部分が失調しているという言い方も成り立つと思います。

8. 自閉症者の自伝を読みたいと思うのですが、何かおすすめの本があれば、教えてください。
  答:私は、「自閉症だったわたしへ」しか読んだことがありません。あと、映画で「レインマン」は、トムクルーズ(LD)も出演する自閉症をあつかった作品です。

9. 先生は名前を重要だと感じますか。
  答:それは、重要です。先日も話したその人のアイデンティティの一部になります。自分という人間は、それぞれの部分だけでは意味のないものの集まりという意味を持っています。名前も、それだけでは意味はありませんが、ある人を構成する他の多くの部分と集まった時にその人のアイデンティティになり、重要になるのです。

10. 先生は、リーダー力はスピーチ力だと思いますか?
  答:その状況や国や文化によって、リーダー力は異なると思います。ある時には、武力、経済力、知的能力、やさしさ、思いやりもリーダー力になることがあります。

11. 先生はどんな免許を持っていますか?
  答:私が持っているのは、幼、小、中、高の教員免許とバイクの大型、車は普通免、無線の免許、学校心理士くらいですが、さらに、欲しいと思うのは、調理師とか、漢字検定や英検もおもしろそうだと思いますが・・・

12. 先生は、今までどのような恋愛をしてきましたか?差し支えなければ、興味があるので是非お答えいただきたいです。
  答:そりゃ、全部話したら差し支えがありますよ。まあ、ワイフとは大学の文化祭で僕から話しかけてつきあうようになりました。しかし、今のように独身の段階で、彼氏と彼女で「付き合おう」といって契約するこうのことがなかった時代なので、何人かの人と同時に付き合うことが可能な時代でした。東京などの都会では、知り合いと出会うことなく、デートすることが可能ですから・・・

13. 追われる恋と追う恋、どちらが幸せになれると思いますか。先生はどちらの経験が多いですか。
  答:おやおや、恋愛ネタが多いですね。追われる恋と追う恋のどちらが幸せになれるかどうかは決まっていないとおもいます。追われるのが好きな人と、追う恋が好きな人がいると思います。追う恋のタイプの人は貢ぐタイプになりますね。恋愛の基本は、お互いに、追われる恋と追う恋が入れ替わったり、両方が追う恋にならないとうまくいきません。片方が追う恋になると、追われる方は飽きてきます。心理学的には、恋愛は、両者の思う気持ちのバランスが重要なのです。


14. 先生はどんな映画が好きですか?
  答:ラブコメディとアクションコメディ。


15. 川島先生は今までに本当に申し訳ないと思うような失敗をしたことがありますか?
  答:うーん。たくさんあって、思い出せない。

16. 先日ニュースで、インドネシアの2歳児が1日40本もの煙草を吸うというのを見ました。これについてどう思いますか。
  答:うーん。どうなんだろう。インドネシアはタバコの国だから、そんなことも起きるのだろうけど、まずいじゃないかな。肺ガンになるんじゃないだろうか。


17. 最近、やらなくてはならないことは山積みなのに、なかなかやる気が出ず困っています。先生はやる気が出ないときどうやって自分を奮い立たせますか?
  答:私も同じです。私もやる気の無い時があります。そんな時は、仕事の内容を変えて、他のことをやろうとします。いくつかの仕事を平行して時々変えて見るのも、やる気を出す方法の一つです。


18. 私は南信出身です。南信の夏は南にあるぶん気温は高くなりますが、カラッとしていて過ごしにくいほど暑いとは思いません。しかし、長野は北に位置するのに気温も湿度も高く暑そうなイメージがあります。実際長野の夏はどのような感じなのですか。
  答:関東に比べれば、湿度はそんなに高いわけではありません。そして、昼間は確かに気温が上がりますが、夕方になると急に気温が下がるという印象があります。私は、東京出身なので、長野は、湿度が低くて気持ちがいいです。


19. アスペルガー症候群が関わっている犯罪が本書の中で取り上げられていて「あの事件もそうだったのか!」と驚いたのですが、先生は発達障害が関わっていたと知って驚いたと思った事件はありますか?
  答:いくつかの事件で、犯人がアスペルガー症候群であるとの報道があったと思います。そのようにマスコミなどにでると、発達障害者が、すべて危ないというように考えられてしまうことが問題ですね。何の障害も持っていなくても、同じような犯罪を犯すのに、何らかの障害を持った人が犯罪を犯すと、そのように報道されるのは一種の偏見だと思っています。


20. 高機能広汎性発達障害の人で、軽度の人でも、接していれば「この人もしかして…」とわかるものですか?ただの人見知りとコミュニケーションの障害では違いを感じますか?
  答:それは、ある程度、親密になるとわかります。浅い付き合いだとわからないと思います。せいぜい、KYだと思う程度です。

21. 自分がなぜ教師になりたいのか、どんな教師になりたいのか、今の自分の考えは抽象的で理想的な考えだと思ってしまい、不安になってきました。誰かを納得させるような強い理由って必要だと思いますか?また、自分がなぜ今の学科を選んだのか理由を聴かれたときにわからなくなってしまいます。
  答:自分のやっていることを、誰かに納得させる必要はありません。人間は、犬と同じで、歩けば棒に当たることもありますし、美味しいものを拾うこともあるのです。自分の状況に対する、そんなに正当な理由はつかないのが普通です。毎日、目の前のやるべきことをこなして行くと、自然に見えてくるのです。人の話を聞くといかにも始めから理由があったり、希望が会ったりするように見えますが、そんな理由は、後からつけることが多いのです。現実は誰もが行き当たりばったりの部分がかなり多いのです。


22. 生徒指導概論の授業で「障害」の分野を扱おうと思った理由は何ですか。また先生は「障害」についてどんなイメージを持っていますか。
  答:それは、教師になってから必要になるであろう知識だと思ったからです。もちろん、役に立たないかもしれませんが・・・・


23. 広汎性発達障害などの子も、保育園のころは集団生活がゆるいくくりだから集団生活の中にいられるということが書かれていましたが、保育士の中にも特別支援学級の先生のような専門的な先生はいるのですか?
  答:まあ、滅多に、いないでしょうね。せいぜい、園長先生か教頭先生だと思いますが、私の弟は、幼稚園の園長ですが、いつも、私にいろいろ尋ねてきます。