1. 逆上がりができません。本当に練習すればできるようになりますか?
答:練習すれば出来ます。でも、やはりスモールステップの練習段階を考えたり、スケジュールを作って練習するとかを始めた方がいいかもしれません。そうすれば、子どもに逆上がりを教える方法を学ぶチャンスになります。結城先生にコーチングの方法を教わってからの方がいいかもしれません。逆上がりを教える名人になれるかも。(冗談です)。
2. 現状ではどれくらいの割合で、特別支援の免許を持たない教師が特別支援クラスを担当しているのか?
答:文科省の調査では、約50%~70%くらいのようですが、
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/tokubetu/material/018/001.htm
長野県は、低いようですね。
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/tokubetu/material/018/002.htm
3. 先生にとってやりにくい授業とはどのような状況でしょうか。
答:一般的に、授業は、これでなければいけないと考えてしまうと、それに対する抵抗があった時にやりにくくなります。私も、同じです。
4. 発達障害の子どもについてのお勧めの本があれば教えてください
答:そうですね。この授業でも過去にいろいろ副読本にしましたが、この本が一番いいですよ。もし、良かったら、このブログの過去に遡ってみてください。
5. 発達障害の子どもにおいて、興味の対象へ学習の関心が流れがちだという問題はどう対応していけばいいのでしょうか。
答:発達障害の子どもの興味は、こだわりもありますが、ある意味では一時的なので、適当なタイミングで、次の指示を与えると、向かう方向が変化します。しかし、ある程度、その興味を満足させる必要もあります。
6. どうして、今日こんなにも発達障害の子どもが増えて(いままで気付かないふりをしていただけ?)きたのでしょうか?
答:うーん。これは、いろいろな説があって、決めてはありません。私は、環境ホルモンの影響などもあると考えていますが、非常に多くの要因が考えられます。そして、それらの要因が、さらに複雑に絡み合っている気がします。
7. 発達障害に気付かないまま、親も過保護に育てて、20歳になってしまった人がいたら、先生はどう思いますか?
答:どう思うかは別として、ある意味では、虐待やネグレクトと同じだともいえます。そう考えると、親や教師の知識と勉強が必要だと痛切します。
8. どんな花が好きですか?
答:私は、木になる花が好きです。タイサンボクや更紗どうだん、そして、木になるように見えるノウゼンカズラが好きです。
9. 先生はもしご自分のお子さんが知的障害を持っていたら、特別支援学級に行かせますか、普通学級に行かせますか?
答:もちろん、子どもの、知的障害の程度によりますが、基本的に特別支援学校に行かせたいと思います。少人数で教育を受けることが出来るのは、贅沢なことですし、それが、豊かな社会であるということです。。
10. 川島先生には本気でふざけあえる親友はいますか?
答:中学、高校、大学の友達ですね。一番の親友は、51歳で亡くなりました。とても、ショックでした。
11. 先生のおすすめのアルバイトは何ですか?
答:家庭教師、塾教師、水泳のコーチなどの教えるバイト。教えることで自分の出来ないことがわかると思うからです。
12. 親として発達障害の子どもとじっくり付き合っていかなければならないと述べたが、具体的に父親としてどういうふうに向き合えばいいと先生は思いますか?
答:親の子どもへの態度は、発達障害であるかどうかというより、その子どもに、最適であるという環境を用意するという意味では、どのような子どもも基本的に同じです。
13. 女の人の脳は、過去の思い出は新しい思い出によって上書きされるような作りになっているという話を聞いたことがあるのですが、そういうものなのでしょうか?
答:へええ。始めて聞きました。確かに、女性の方が、過去の思い出よりも現在の状況を重視するという傾向はあるかもしれません。
14. 先生はふだんお菓子を食べますか?また、食べるとしたらどんなお菓子が好きか教えていただきたいです。
答:お菓子ですか?あまり、お菓子を食べませんが、食事の後のデザートしての、甘いものは好きです。和食の時はあんこ類、洋食の後は、ケーキやアイスクリーム、中華の時は杏仁ドーフ・・でも、甘いものは好きです。
15. こういった軽い発達障害の子どもは、これから社会にそういう枠で採用してもらえるようになると思いますか?
答:それは、障害の程度と子どもの育ってきた環境によりますが、どの特別支援学校でも、目指すのは、一般就労です。
16. 発達障害を持っていても教師になることができると思いますか?
答:知的障害を伴っていなければ、可能だと思います。。
17. この前、上高地に行こうとしてやめました。上高地の魅力ってなんですか?
答:そうですね。途中から、車を止めて、バスかタクシーで行かなければならないので面倒ですね。20年くらい前には、自分の車で入っていったことがあります。上高地の魅力は、川と池と山の風景のバランスだとおもいます。それと登山口でもあることだと思います。そう言えば、乗鞍の頂上にある展望台からは、上高地を上から見下ろすことが出来ます。乗鞍も10年前からは、マイカーが禁止です。
18. 先生は携帯小説についてどのような考えを持っているか教えてください。
答:すみません。携帯小説を読んだことがありません。聞いた話では、特に、何の感想もありません。ただ、作家が素人なのに、良く書けるなあという感じです。
19. 書の中で乳児との相互作用はどの形態の社会でも母親が圧倒的に大きいとあり、筆者が「たぶんこれからの父親はこれまで衣装に積極的に育児に参加するのでこんな母親独占は減るだろう(減ってほしい)」と述べているのですが、先生も筆者の言うとおりだと思いますか?
答:私も、父親の育児参加には賛成です。というより、母親だけの子どもではありません。夫婦の子どもなのだから、子どもは一緒に育てるという意識があって当然であり、そう考えれば、自然に父親も育児に参加すると思います。
20. は、この本を読んで今までに出会った人々のことを思い出すシーンが何度もありました。川島先生が出会った発達障害の子どもについて、何かエピソードがあれば教えてください。
答:今でも、時々、発達障害の子どもに出会います。いろいろな子どもがいたので、特にということはありませんが、みんなかわいいです。
21. は今、5人の仲間と一緒に(ミニクラートという団体として)善光寺門前の蔵(豆蔵)を借り受け、そこで学外の活をしています。活動のコンセプト・概要は、以下の通りです。MINIKURART【ミニクラート】は、2010年3月に信州大学美術科の学生5人によって結成されました。写真や映像とったメディアがあふれる中、美術作品を目にする機会は、多くなりました。また、様々なものがデパートで、さらにインターネットで簡単に購入することができるようになりました。しかし、メディアで見る芸術は「本物」ではなく、ふれるモノは作り方を知りません。そんな中、私達MINIKURARTは、生で感じる美術作品のよさを、ものづくりの楽しを、少しでも多くの人に知ってもらうことを目指し活動をしています。活動開始後、各地で開かれるアートイベントや中学校でワークショップを行ってきました。論ずるよりするが易すしという言葉のように、美術制作の体験や展示を様な場所で行っていきます。
豆蔵は、MINIKURARTが運営するギャラリーです。門前の土蔵を借り、工房兼体験ギャラリー「豆蔵」として4月に一プンしました。豆蔵は、文字通り縦横3メートル程の2階建ての小さな建物です。しかしその歴史は古く、建てられたは江戸時代、今から170年ほど前の土蔵です。善光寺門前で最も古い蔵といわれています。この蔵を信州大学工学部建築科の有志「HACILA」が改修し、MNIKURATが使用しています。土蔵独特の雰囲気を生かした展示と、展示作品にリンクしたワークショップを土日祝日に行っています。長野の人々を始め、訪れる観光客にも美術の楽しさをしってもらい、芸術によって人が集う場所になれればと考えています。門前の古い土蔵から、新しい美術文化を発信することを目します。もし興味を持っていただけたら、是非プログをご覧ください。http:〃tutinotoko.blogspot.com1
答:わかりました。行ってみます。
22. 質問なのですが、私はこのように親や家庭の影響と言うものがとても大きな影響力を
持っていると考えています。ですので、自分が将来家庭を築いたときに良い家庭にしていけたら、と考えているのですが、先生の家庭では家族関係を良好にするためにどんなことを心がけているか、お聞きしてみたく思います。プライベートな話になってしまうかもしれませんが、何かあればぜひ教えてください。
答:特に、心がけていたわけではありませんが、私は、子どもが生まれた時に大学院生だったので、ワイフと一緒に育てるという感じで、いろいろ試行錯誤をしました。また、子どもに対しては、あまり、他の子どもと比較をしないという方針でやって来ました。また、家庭では、家族が協力して家の仕事をするということも考えてきました。
23. 生は「自分にはもしかしたら障害があるかもしれない」と本気で考えたことはありますか。差し支えのない範囲で教えてください。ちなみに私は専攻の友達から冗談半分、半分真面目にADHDではないかと言われており、言われてみればと自覚する事もあります。
答:私も、子どもの頃を考えると、ADHDの定義に当てはまることがたくさんあります。いまでも、とてもあわて者で、忘れっぽくて、ドジをします。
24. 近、聞こえが悪いと感じ、耳鼻科にかかったところ聴力が急激に落ちていました。体調不良などの身体的な理由が特に思いつかないのですが、精神的な理由で聴力が下がることはあるのでしょうか。先生の専門外でしたら申し訳ありません。
答:もちろん、精神的な理由で聴力が落ちることがありますが、その場合は、また復帰します。聴力は生活環境が非常に関わります。特に、大きな音を聞いたり、薬の副作用(血圧系の薬)があったり、歳をとったりすると高音の聴力が低下します。私も左の高音が聞こえません。そうすると、大きな声で話をするようになります。難聴については、若者が大きな音で音楽を聴かないように気をつけましょういう運動もあるくらいです。そのような難聴はほとんど回復することはありませんが、最近は、高性能の補聴器で補うことが出来るようです。また、目に比べると、人口耳の研究も盛んです。
25. 最近、子どもへの虐待という問題が増えてきているように感じます。昔はそんなに多くなかったと思うのですが、何が原因なのでしょうか。自分に子どもが出来たら、両親がしてくれたように、たくさんの愛で包み込んで育てて生きたいと、虐待のニュースを見るたびに思います。
答:虐待は、個々のケースによって理由は異なります。しかし、多くの場合、母親は、育児や父親との関係、家族との関係に疲れて、どうしようもなくなって虐待をしていいるケースが多いのです。そして虐待した後は、なぜ、こんなことをしたのかと泣いていることが多いのです。子どもに愛情を示すためには、母親だけでなく、その周りの人々の支えと、安定した環境が必要なのです。
26. 最近、というかここ数年、ひとひねりしないと読めないような名前の子どもがどんどん増えています。当て字も良いですが、読める程度の当て字にしてほしいです。変な名前だと感じてしまうような名前もあります。名前を呼び間違えてしまうことも多そうで、それは呼ぶ方も呼ばれる方も多少は嫌な気持ちになると思います。どんな名前を付けるかは親の自由ですが、何とかならないのでしょうか。今の時代の子どもの名前に違和感をもってしまうのは、考え方が古いのでしょうか。
答:子どもの名前が、いろいろあるのは、親が、自分の子どもは特別な子どもであり、個性を持った私の子どもであるという意識から名前を付けるのです。ですから、考え方が新しいか古いかではなく、自分の子どもは特別であるという親の意識が、他の子どもとは違うのだということから、出来るだけ変わった名前を付けようとするのです。子どもが出来ると判るかもしれません。そのために、太郎など、他の子どもと違うなをつけようとする人もいます。
27. 私は、養護学校での実習や、この本を読んでいて、まだまだ勉強不足であることや特'別支援教育の大切さを感じています。そして、学校教育法が改訂されていなければ、養護学校に異動があってもやっていく気持ちは当然ありました。しかし、将来は通常学級で働きたいと思っていますし、特別支援の免許を取得しないと決めました。それは教師になる人が考えてよいことなのでしょうか。さまざまな子どもたちとふれあう教師という職業、現代の教育からしたら、恥じるべき考えなのでしょうか。
答:いや、恥じることはありませんが、知識として、持っていることは必要です。また、特別支援の免許を取得することを通して、いろいろなことを学ぶことが出来ると思います。特別支援の子どもに出会うことで、どのような子どもに対しても、個々の対応が大切であることを学ぶことが出来ます。
28. 人生は一回きりなので、とにかく時間のある学生時代に、海外やいろんなことをしたいと思っていますが、教師になるために勉強しなければならない!などいろんな葛藤でどれもつぶれてしまいます。何か良いアドバイスありましたらよろしくお願いします。
答:確かに、大変ですね。しかし、どんなことでも、そんなに先を考えずに、目の前の課題をこなして行くと、自然に自分のやりたいことが見えてくると思います。欲張らずに、当たって砕けろとか、案ずるより産むが易しという気持ちでいろいろ取り組んでみましょう。
29. 毎回、課題の本を読んで思うことは、もっと本に書かれていることが世間に広がればいいということです。私を含め、一般の人がこの本を手にすることはほとんど無いように思います。しかし、この本に書かれていることはどれも重要であり、実際に私の考え方も大きく変わりました。もっと正しい知識や考え方を広めるには、どうしたら、いいのか、考えていきたいと思いました。最後の文章についてですが、先生ならどうしますか?
答:そうですね。一人一人が、自分の出来る範囲で、少しずつやって行くことが大切です。私も、自分の出来る範囲で取り組んでいます。
30. ちょっと深刻な悩みというか質問があります。中学生である従弟に関することなのですが、プライバシーに関わることですし、プログではなく直接解答くださるとありがたいです。ACSUのメールで質問してもよろしいでしょうか?
31. 自分が犠牲になるほどお人好しでいることをどう思いますか?
答:犠牲になるほどお人好なのか、だまされているのかの微妙な違いがあります。だまされているのであれば問題です。お人好しくらいならいいのではないでしょうか。
今回読んだ「発達障害の子どもたち」の中に書かれていたように子どもが愛着を形成す
32. 愛着の8割以上が母親とであり、父親との問では母親との間ほどの愛着は形成されないそうですが、川島先生は子どもに愛着行動をされたことがありますか。上に書いた12の愛着行動の中でされたものがあれば教えて下さい。
答:12の愛着行動とは、エインズワースのストレンジチュエーションで使用された、視覚的運動的定位、差別的発声、差別的微笑、差別的に泣く、愛着者が蔀屋から出ていくと泣き叫ぶ、追従、よじのぼる、顔を埋める、しがみつく、しばらく離れていて再開したときに腕を上げてあいさつをする・両手を打ってあいさつをする、安全なとりでからの探索ですね。私は、父親ですから、子どもとの身体接触を使った遊びを中心にしていました。特に、活動的な遊びの中での身体接触を大切にしていました。
33. ある地域での活動を開催した時のこと、ある地域の小学校から参加している子どもの中に何らかの発達障害ではあるが、親が受診を拒否しているために生きにくい生活を送っているということと、その子がYOU遊の活動になら参加できるということを聞いた。私はとてもうれしく思う反面、活動をうまく運営するため、その子の負担が起きないためにもその子についての特徴をぜひ他の学生スタッフにも知っていてほしいと思った。そのため、担当の先生から学生スタッフに説明をお願いしたのだが、一人の学生スタッフから「先入観が出来てしまうので知りたくなかった、みんなと一緒の普通の子だった」という意見が出た。きっと悪い意味で言ったのではないということはわかるが私はこの意見に反対で、今回の活動では落ち着いて行動できたかもしれないが、もし突発的な行動が出てしまったら?それでその子が怒られてしまったら?教師として、先入観で見てしまうから知りたくなかったという考えは間違っていると思う。その子に関するたくさんの情報を把握したうえで、接し方を考えていきたい。
このような本文で書いたある学生スタッフの考えがどうしても理解できません。先生はどう思われますか?
答:私も同感です。
34. 先生は発達障害児を一般的な公立学校に入れるのと始めから特別養護学校に入れるのとでは、どちらがその子どもにとっていいことだと考えますか?
答:もちろん、子どもによりますが、原則は始めから特別養護学校に入れるのであれば、その方がいいと思います。しかし、現実には、特別養護学校に入ることの出来る子どもの数は限られています。それは、公の予算の関係があるからです。
35. ちょっと深刻な悩みというか質問があります。中学生である従弟に関することなのですが、プライバシーに関わることですし、プログではなく直接解答くださるとありがたいです。ACSUのメールで質問してもよろしいでしょうか?
答:いいですよ。IDは、kkawasmです。
答:練習すれば出来ます。でも、やはりスモールステップの練習段階を考えたり、スケジュールを作って練習するとかを始めた方がいいかもしれません。そうすれば、子どもに逆上がりを教える方法を学ぶチャンスになります。結城先生にコーチングの方法を教わってからの方がいいかもしれません。逆上がりを教える名人になれるかも。(冗談です)。
2. 現状ではどれくらいの割合で、特別支援の免許を持たない教師が特別支援クラスを担当しているのか?
答:文科省の調査では、約50%~70%くらいのようですが、
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/tokubetu/material/018/001.htm
長野県は、低いようですね。
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/tokubetu/material/018/002.htm
3. 先生にとってやりにくい授業とはどのような状況でしょうか。
答:一般的に、授業は、これでなければいけないと考えてしまうと、それに対する抵抗があった時にやりにくくなります。私も、同じです。
4. 発達障害の子どもについてのお勧めの本があれば教えてください
答:そうですね。この授業でも過去にいろいろ副読本にしましたが、この本が一番いいですよ。もし、良かったら、このブログの過去に遡ってみてください。
5. 発達障害の子どもにおいて、興味の対象へ学習の関心が流れがちだという問題はどう対応していけばいいのでしょうか。
答:発達障害の子どもの興味は、こだわりもありますが、ある意味では一時的なので、適当なタイミングで、次の指示を与えると、向かう方向が変化します。しかし、ある程度、その興味を満足させる必要もあります。
6. どうして、今日こんなにも発達障害の子どもが増えて(いままで気付かないふりをしていただけ?)きたのでしょうか?
答:うーん。これは、いろいろな説があって、決めてはありません。私は、環境ホルモンの影響などもあると考えていますが、非常に多くの要因が考えられます。そして、それらの要因が、さらに複雑に絡み合っている気がします。
7. 発達障害に気付かないまま、親も過保護に育てて、20歳になってしまった人がいたら、先生はどう思いますか?
答:どう思うかは別として、ある意味では、虐待やネグレクトと同じだともいえます。そう考えると、親や教師の知識と勉強が必要だと痛切します。
8. どんな花が好きですか?
答:私は、木になる花が好きです。タイサンボクや更紗どうだん、そして、木になるように見えるノウゼンカズラが好きです。
9. 先生はもしご自分のお子さんが知的障害を持っていたら、特別支援学級に行かせますか、普通学級に行かせますか?
答:もちろん、子どもの、知的障害の程度によりますが、基本的に特別支援学校に行かせたいと思います。少人数で教育を受けることが出来るのは、贅沢なことですし、それが、豊かな社会であるということです。。
10. 川島先生には本気でふざけあえる親友はいますか?
答:中学、高校、大学の友達ですね。一番の親友は、51歳で亡くなりました。とても、ショックでした。
11. 先生のおすすめのアルバイトは何ですか?
答:家庭教師、塾教師、水泳のコーチなどの教えるバイト。教えることで自分の出来ないことがわかると思うからです。
12. 親として発達障害の子どもとじっくり付き合っていかなければならないと述べたが、具体的に父親としてどういうふうに向き合えばいいと先生は思いますか?
答:親の子どもへの態度は、発達障害であるかどうかというより、その子どもに、最適であるという環境を用意するという意味では、どのような子どもも基本的に同じです。
13. 女の人の脳は、過去の思い出は新しい思い出によって上書きされるような作りになっているという話を聞いたことがあるのですが、そういうものなのでしょうか?
答:へええ。始めて聞きました。確かに、女性の方が、過去の思い出よりも現在の状況を重視するという傾向はあるかもしれません。
14. 先生はふだんお菓子を食べますか?また、食べるとしたらどんなお菓子が好きか教えていただきたいです。
答:お菓子ですか?あまり、お菓子を食べませんが、食事の後のデザートしての、甘いものは好きです。和食の時はあんこ類、洋食の後は、ケーキやアイスクリーム、中華の時は杏仁ドーフ・・でも、甘いものは好きです。
15. こういった軽い発達障害の子どもは、これから社会にそういう枠で採用してもらえるようになると思いますか?
答:それは、障害の程度と子どもの育ってきた環境によりますが、どの特別支援学校でも、目指すのは、一般就労です。
16. 発達障害を持っていても教師になることができると思いますか?
答:知的障害を伴っていなければ、可能だと思います。。
17. この前、上高地に行こうとしてやめました。上高地の魅力ってなんですか?
答:そうですね。途中から、車を止めて、バスかタクシーで行かなければならないので面倒ですね。20年くらい前には、自分の車で入っていったことがあります。上高地の魅力は、川と池と山の風景のバランスだとおもいます。それと登山口でもあることだと思います。そう言えば、乗鞍の頂上にある展望台からは、上高地を上から見下ろすことが出来ます。乗鞍も10年前からは、マイカーが禁止です。
18. 先生は携帯小説についてどのような考えを持っているか教えてください。
答:すみません。携帯小説を読んだことがありません。聞いた話では、特に、何の感想もありません。ただ、作家が素人なのに、良く書けるなあという感じです。
19. 書の中で乳児との相互作用はどの形態の社会でも母親が圧倒的に大きいとあり、筆者が「たぶんこれからの父親はこれまで衣装に積極的に育児に参加するのでこんな母親独占は減るだろう(減ってほしい)」と述べているのですが、先生も筆者の言うとおりだと思いますか?
答:私も、父親の育児参加には賛成です。というより、母親だけの子どもではありません。夫婦の子どもなのだから、子どもは一緒に育てるという意識があって当然であり、そう考えれば、自然に父親も育児に参加すると思います。
20. は、この本を読んで今までに出会った人々のことを思い出すシーンが何度もありました。川島先生が出会った発達障害の子どもについて、何かエピソードがあれば教えてください。
答:今でも、時々、発達障害の子どもに出会います。いろいろな子どもがいたので、特にということはありませんが、みんなかわいいです。
21. は今、5人の仲間と一緒に(ミニクラートという団体として)善光寺門前の蔵(豆蔵)を借り受け、そこで学外の活をしています。活動のコンセプト・概要は、以下の通りです。MINIKURART【ミニクラート】は、2010年3月に信州大学美術科の学生5人によって結成されました。写真や映像とったメディアがあふれる中、美術作品を目にする機会は、多くなりました。また、様々なものがデパートで、さらにインターネットで簡単に購入することができるようになりました。しかし、メディアで見る芸術は「本物」ではなく、ふれるモノは作り方を知りません。そんな中、私達MINIKURARTは、生で感じる美術作品のよさを、ものづくりの楽しを、少しでも多くの人に知ってもらうことを目指し活動をしています。活動開始後、各地で開かれるアートイベントや中学校でワークショップを行ってきました。論ずるよりするが易すしという言葉のように、美術制作の体験や展示を様な場所で行っていきます。
豆蔵は、MINIKURARTが運営するギャラリーです。門前の土蔵を借り、工房兼体験ギャラリー「豆蔵」として4月に一プンしました。豆蔵は、文字通り縦横3メートル程の2階建ての小さな建物です。しかしその歴史は古く、建てられたは江戸時代、今から170年ほど前の土蔵です。善光寺門前で最も古い蔵といわれています。この蔵を信州大学工学部建築科の有志「HACILA」が改修し、MNIKURATが使用しています。土蔵独特の雰囲気を生かした展示と、展示作品にリンクしたワークショップを土日祝日に行っています。長野の人々を始め、訪れる観光客にも美術の楽しさをしってもらい、芸術によって人が集う場所になれればと考えています。門前の古い土蔵から、新しい美術文化を発信することを目します。もし興味を持っていただけたら、是非プログをご覧ください。http:〃tutinotoko.blogspot.com1
答:わかりました。行ってみます。
22. 質問なのですが、私はこのように親や家庭の影響と言うものがとても大きな影響力を
持っていると考えています。ですので、自分が将来家庭を築いたときに良い家庭にしていけたら、と考えているのですが、先生の家庭では家族関係を良好にするためにどんなことを心がけているか、お聞きしてみたく思います。プライベートな話になってしまうかもしれませんが、何かあればぜひ教えてください。
答:特に、心がけていたわけではありませんが、私は、子どもが生まれた時に大学院生だったので、ワイフと一緒に育てるという感じで、いろいろ試行錯誤をしました。また、子どもに対しては、あまり、他の子どもと比較をしないという方針でやって来ました。また、家庭では、家族が協力して家の仕事をするということも考えてきました。
23. 生は「自分にはもしかしたら障害があるかもしれない」と本気で考えたことはありますか。差し支えのない範囲で教えてください。ちなみに私は専攻の友達から冗談半分、半分真面目にADHDではないかと言われており、言われてみればと自覚する事もあります。
答:私も、子どもの頃を考えると、ADHDの定義に当てはまることがたくさんあります。いまでも、とてもあわて者で、忘れっぽくて、ドジをします。
24. 近、聞こえが悪いと感じ、耳鼻科にかかったところ聴力が急激に落ちていました。体調不良などの身体的な理由が特に思いつかないのですが、精神的な理由で聴力が下がることはあるのでしょうか。先生の専門外でしたら申し訳ありません。
答:もちろん、精神的な理由で聴力が落ちることがありますが、その場合は、また復帰します。聴力は生活環境が非常に関わります。特に、大きな音を聞いたり、薬の副作用(血圧系の薬)があったり、歳をとったりすると高音の聴力が低下します。私も左の高音が聞こえません。そうすると、大きな声で話をするようになります。難聴については、若者が大きな音で音楽を聴かないように気をつけましょういう運動もあるくらいです。そのような難聴はほとんど回復することはありませんが、最近は、高性能の補聴器で補うことが出来るようです。また、目に比べると、人口耳の研究も盛んです。
25. 最近、子どもへの虐待という問題が増えてきているように感じます。昔はそんなに多くなかったと思うのですが、何が原因なのでしょうか。自分に子どもが出来たら、両親がしてくれたように、たくさんの愛で包み込んで育てて生きたいと、虐待のニュースを見るたびに思います。
答:虐待は、個々のケースによって理由は異なります。しかし、多くの場合、母親は、育児や父親との関係、家族との関係に疲れて、どうしようもなくなって虐待をしていいるケースが多いのです。そして虐待した後は、なぜ、こんなことをしたのかと泣いていることが多いのです。子どもに愛情を示すためには、母親だけでなく、その周りの人々の支えと、安定した環境が必要なのです。
26. 最近、というかここ数年、ひとひねりしないと読めないような名前の子どもがどんどん増えています。当て字も良いですが、読める程度の当て字にしてほしいです。変な名前だと感じてしまうような名前もあります。名前を呼び間違えてしまうことも多そうで、それは呼ぶ方も呼ばれる方も多少は嫌な気持ちになると思います。どんな名前を付けるかは親の自由ですが、何とかならないのでしょうか。今の時代の子どもの名前に違和感をもってしまうのは、考え方が古いのでしょうか。
答:子どもの名前が、いろいろあるのは、親が、自分の子どもは特別な子どもであり、個性を持った私の子どもであるという意識から名前を付けるのです。ですから、考え方が新しいか古いかではなく、自分の子どもは特別であるという親の意識が、他の子どもとは違うのだということから、出来るだけ変わった名前を付けようとするのです。子どもが出来ると判るかもしれません。そのために、太郎など、他の子どもと違うなをつけようとする人もいます。
27. 私は、養護学校での実習や、この本を読んでいて、まだまだ勉強不足であることや特'別支援教育の大切さを感じています。そして、学校教育法が改訂されていなければ、養護学校に異動があってもやっていく気持ちは当然ありました。しかし、将来は通常学級で働きたいと思っていますし、特別支援の免許を取得しないと決めました。それは教師になる人が考えてよいことなのでしょうか。さまざまな子どもたちとふれあう教師という職業、現代の教育からしたら、恥じるべき考えなのでしょうか。
答:いや、恥じることはありませんが、知識として、持っていることは必要です。また、特別支援の免許を取得することを通して、いろいろなことを学ぶことが出来ると思います。特別支援の子どもに出会うことで、どのような子どもに対しても、個々の対応が大切であることを学ぶことが出来ます。
28. 人生は一回きりなので、とにかく時間のある学生時代に、海外やいろんなことをしたいと思っていますが、教師になるために勉強しなければならない!などいろんな葛藤でどれもつぶれてしまいます。何か良いアドバイスありましたらよろしくお願いします。
答:確かに、大変ですね。しかし、どんなことでも、そんなに先を考えずに、目の前の課題をこなして行くと、自然に自分のやりたいことが見えてくると思います。欲張らずに、当たって砕けろとか、案ずるより産むが易しという気持ちでいろいろ取り組んでみましょう。
29. 毎回、課題の本を読んで思うことは、もっと本に書かれていることが世間に広がればいいということです。私を含め、一般の人がこの本を手にすることはほとんど無いように思います。しかし、この本に書かれていることはどれも重要であり、実際に私の考え方も大きく変わりました。もっと正しい知識や考え方を広めるには、どうしたら、いいのか、考えていきたいと思いました。最後の文章についてですが、先生ならどうしますか?
答:そうですね。一人一人が、自分の出来る範囲で、少しずつやって行くことが大切です。私も、自分の出来る範囲で取り組んでいます。
30. ちょっと深刻な悩みというか質問があります。中学生である従弟に関することなのですが、プライバシーに関わることですし、プログではなく直接解答くださるとありがたいです。ACSUのメールで質問してもよろしいでしょうか?
31. 自分が犠牲になるほどお人好しでいることをどう思いますか?
答:犠牲になるほどお人好なのか、だまされているのかの微妙な違いがあります。だまされているのであれば問題です。お人好しくらいならいいのではないでしょうか。
今回読んだ「発達障害の子どもたち」の中に書かれていたように子どもが愛着を形成す
32. 愛着の8割以上が母親とであり、父親との問では母親との間ほどの愛着は形成されないそうですが、川島先生は子どもに愛着行動をされたことがありますか。上に書いた12の愛着行動の中でされたものがあれば教えて下さい。
答:12の愛着行動とは、エインズワースのストレンジチュエーションで使用された、視覚的運動的定位、差別的発声、差別的微笑、差別的に泣く、愛着者が蔀屋から出ていくと泣き叫ぶ、追従、よじのぼる、顔を埋める、しがみつく、しばらく離れていて再開したときに腕を上げてあいさつをする・両手を打ってあいさつをする、安全なとりでからの探索ですね。私は、父親ですから、子どもとの身体接触を使った遊びを中心にしていました。特に、活動的な遊びの中での身体接触を大切にしていました。
33. ある地域での活動を開催した時のこと、ある地域の小学校から参加している子どもの中に何らかの発達障害ではあるが、親が受診を拒否しているために生きにくい生活を送っているということと、その子がYOU遊の活動になら参加できるということを聞いた。私はとてもうれしく思う反面、活動をうまく運営するため、その子の負担が起きないためにもその子についての特徴をぜひ他の学生スタッフにも知っていてほしいと思った。そのため、担当の先生から学生スタッフに説明をお願いしたのだが、一人の学生スタッフから「先入観が出来てしまうので知りたくなかった、みんなと一緒の普通の子だった」という意見が出た。きっと悪い意味で言ったのではないということはわかるが私はこの意見に反対で、今回の活動では落ち着いて行動できたかもしれないが、もし突発的な行動が出てしまったら?それでその子が怒られてしまったら?教師として、先入観で見てしまうから知りたくなかったという考えは間違っていると思う。その子に関するたくさんの情報を把握したうえで、接し方を考えていきたい。
このような本文で書いたある学生スタッフの考えがどうしても理解できません。先生はどう思われますか?
答:私も同感です。
34. 先生は発達障害児を一般的な公立学校に入れるのと始めから特別養護学校に入れるのとでは、どちらがその子どもにとっていいことだと考えますか?
答:もちろん、子どもによりますが、原則は始めから特別養護学校に入れるのであれば、その方がいいと思います。しかし、現実には、特別養護学校に入ることの出来る子どもの数は限られています。それは、公の予算の関係があるからです。
35. ちょっと深刻な悩みというか質問があります。中学生である従弟に関することなのですが、プライバシーに関わることですし、プログではなく直接解答くださるとありがたいです。ACSUのメールで質問してもよろしいでしょうか?
答:いいですよ。IDは、kkawasmです。