かわティブログ 「発達と教育」と「生徒指導概論」

  平成24年度後期のシラバスは10月3日にあります。

質問と回答:生徒指導概論B (水) 100512 公立学校の底力 後半

2010年05月12日 | Weblog
1. 最近気分の浮き沈みが激しいです。かわTの気分転換の方法を教えてください。
  答:私は、毎日お酒を飲んで寝ると、その日の嫌なことを忘れてしまう方です。後は、好きなことや趣味のことに没頭することは気分転換になります。特に、日曜大工やクルマいじりをすると気分が一新します。

2. 浮気ってどこからだと思いますか?
  答:それって、結婚してからですよね。結婚をする前の恋人は、他の人と何があっても法律的には浮気とはいわないと思います。それに、浮気は本気の始まりかもしれないので、わかりません。おっと、質問からずれました。どこから浮気かは、男女によって異なるようです。男性は、Hをしたかどうかを問題にしますが、女性は、相対的に恋人よりも深い愛情を持つことを問題にするようですね。まあ、男性の方が単純ですね。これは、かなり、昔から同じようなことが言われています。。

3. 先生は、公立学校の底力とは何だと思いますか?
3. 川島先生は「公立学校の底力」と聞いて、何を思い浮かべますか?
  答:公立学校は、小学校では地域性、高校は多様性がその特徴となると思います。その言う意味では、公立学校は、社会全体の縮図のような部分を持っていると思います。

4. 「公立学校の底力」p150.10の「佐藤理論を積極的に読み替える~」の部分はどう捉えればいいのでしょうか?少しややこしいです。
  答:確かに、ややこしいですが、それほど意味のあるわけでなく、単に佐藤学さんの言っている、日常生活と異なる4人以下の学習グループに意味があるという点と異なっているということだと思います。


5. 「公立学校の底力」第三章のなかにあった卒業式での将来の希望を託した短歌に思わず感動してしまったのですが,先生がご自身で経験されたなかでの一番印象に残った卒業式はなんですか?
  答:いいですよね。短歌を作ると凝縮した思い出が残る気がします。私は、いつも涙もろくてすぐに感激してしまうので卒業式はどんな卒業式でも同じように印象に残っています。でも、もちろん、いまでも特に仲の良かった学生が卒業すると心にぽっかり穴の空いたようになることがよくあります。

6. 「公立学校の底力」で紹介されている学校の中に先生が行ったことのある学校はありますか。
  答:すみません。ひとつもありません。私は、教育学者とか教育関係の研究をしていないのでいろいろな学校を回ることはないのです。

7. 先生は都会の公立中学・公立高校が人気の無い理由は何でだと思いますか?
  答:それは、都会では、私立の方が大学受験に有利であるという信仰のようなものがあるからだと思います。

8. 先生は、子どもにとって学校はどのような場であるべきだと考えますか。
  答:本来なら、社会に出て行く前に社会での問題解決や人間関係を訓練し練習するところだと思います。

9. 公立学校の「荒れる」きっかけのようなものは、学校の「学力低下」以外に何があるのでしょうか。
  答:そうですね。学力の問題がきっかけであるのは一番多いと思います。実際、学校というところは、学力で人間の価値まで測ってしまうのですから・・その結果、学力のない子どもは、自分が価値のない人間だと思いこまされているのです。ですから、もし、学力以外に子どもの価値を見つけてあげることが出来れば、荒れることはないと思います。

10. 先生はこの本に出てくる「しんどい」という言葉をどのように捉えていますか。
  答:「しんどい」というのは、結局その子どもの能力が、平均的な勉強について行くことが難しいということだと思います。

11. 1日だけ外国の子どもに教えることができるとしたら、先生は何を教えますか?
  答:歌か、ゲームか、何かものを作ること。結局、音美体の芸術系の内容になると思います。

12. よく「職員室には派閥がある」と聞きます。現状は本当にそうなのでしょうか。
  答:もちろん、学校によって違うとは思いますが、たぶん、多くの学校であるでしょうね。この学部にもありますよ(笑い)。

13. 小・中に比べ、高校は公立の教師の募集・採用が極端に少ないと思いますが、どうにか増やす方法は無いのでしょうか。
  答:それは、生徒や児童数に比べて、学生の人数に比較して、教員の数が少なくて良いと法律で決まっているからです。

14. 大学では同和教育についての授業はあまりありませんが、また学びなおすための良い本がありましたら紹介してください。
  答:すみません。最近、この関係の本を読んでいないので古いものしかわからないのですが、おもしろかったのは、「利権の真相」という本?だった思います。同和問題って、そうだったのかと考えさせられる本です。


15. 教師になるためには、完璧な人間である必要はあると思いますか?
  答:それは必要ありません。というより、完璧な人間なんて、いないですよ。歳をとってえらそうに見える人たちも、一皮むけば、私自身も含めて、子どもみたいな人が多いのですよ。特に大学の教員はそう人が多い気がします・・・とキッパリ?

16. 教師間で、子どもが話してくれた秘密を話すべきだと思いますか。
  答:原則は、教師間で共有する方がいいと思いますが、ケースバイケースです。

17. 私はこれまで、すべて公立学校を卒業してきましたが、とくに公立学校に否定的な気持ちをもったことはありません。先生はどうですか。
  答:私も否定的な気持ちはありません。しかし、世の中には、公立学校の教員はほとんどが、公務員的でだめだと言い切る人もいます。長野県出身で有名な元高校の校長さんは公務員教師をとても批判していることで有名です。

18. 学生時代に留学に行くことについてどう思いますか。また、行くことに目的があった方がいいですか。留学するならどこがおすすめなのでしょうか。
  答:行くこと自体に意味があるとは思います。しかし、それがより効果的であるかは人によると思います。また、どこへ行くのがよいかも、その人によると思います。、特に、どこでもいいというのでなく、その国に興味をもって知りたいとか、その国の言葉が出来るようになりたいという国があるとどんな国への留学も面白いものになると思います。

19. 今年の夏休みに人生初のひとり旅をしようと思っています。お勧めの観光地はありますか。
  答:何日くらいで、予算はいくら位なのでしょうか。でも、女性一人の外国旅行はあまりお勧めしません。

20. ゴールデン・ウィークはどこか旅行に行かれましたか?
  答:はい、娘のいる札幌に行きました。ついでに、一日だけは旭山動物園に行ってきました。

21. 自分にキャッチコピーをつけるとしたら、何にしますか?
  答:これは、おもしろい質問ですね。なんだろう?私は、子どもや若い人が好きなので、「子どもや若者を好きな、ひげじじい」って、どうでしょう(笑ってください)。

22. この本全体の中で、先生が一番印象に残った学校はどこですか?
  答:そうですね。それなりに、どの学校も面白いと思いますが、やはり聖籠中学校のホームベースは印象に残りました。



23. 本書では、「地区」という単語がよく出てきた割に、その地域に対する言及が少なかったように思える。私の地域には地区と呼ばれているところは具体的には思い当たらないので、実感がわきにくい。実際、差別はまだ有るのか、それに対して、どのような対応が取られているのか気になるところである。
  答:2002年までは、同和対策事業特別処置法という法律があって、地区に以上といえるほどの補助金が出ていました。そのために、その補助金を得ようとして利権争いのようなものが生じ、の問題を出来るだけ大きく取り上げ問題にすることで、より多くの補助金を得ようというる人々がいました。しかし、2002年に、その法律が無くなり、問題はあまり大きく取り上げられることが無くなりました。それ以上は、前掲の利権の真相という本を読んでみてください。

24. 私の地元にある私立大学は、付属の幼稚園、小学校、中学校、高等学校があります。様々な行事を催し、地域に開放されている学校園だと思います。今は私立の学校でも、このように地域との連携を重視したところは多いのですか?それとも単に、田舎の学校だからそうせざるを得ないのでしょうか?
  答:確かに、都市部と地方での私立学校のあり方は異なると思います。

25. 公立の先生は転勤が多いと思います。地域との連携を図ってゆくためには、先生もある程度長い期間その地域に関わらなければ難しいと思います。転勤は教師が地域にどっぷりつかってしまう事への危険性ゆえ、という話も聞いたことがありますが、先生はどのようなスタイルが望ましいとお考えですか?
  答:そうですね。あまり長く同じところにいると、癒着のようなものが生ずる可能性があります。しかし、このような問題は場合によると思います。良い先生なら、いくらいてもその地域のためになるだろうけれど、そうでないなら、移動した方がいいでしょうね。例えば、独裁者は統べていけないわけでなく、良い独裁者なら、社会は上手く行くのですから・・

26. 高校では勉強と部活どちらが大切なんですか?弟が部活に時間を取られすぎて勉強できないため辞めようかどうか悩んでいます。部活に全力で取り組むことのできる子どもは勉強も一生懸命できるという例があるので大丈夫と言って励ますべきでしょうか?
  答:これも、難しい質問ですね。結局、子どもによるし、部活の状況にもよると思います。適度な部活は規則正しい生活をもたらすことで勉強にも効果があると思いますが、過度な部活による締め付けは害になると思います。私は、どちらかにするというより、適度にやる方ですが、それも人によります。ます、コツコツやる社会や理科、英単語や漢字などの勉強は一日10分というように決めれば出来ますが、国語や数学の問題のように、まとまった時間で集中しないと出来るようにならないと思います。

27. 先生は旅行する際どのようなところを見て回るのですか。代表的な観光地でしょうか、それともただあてもなく散策するのでしょうか。私はよほど興味があれば観光名所に行きますが、だいたい美術館やギャラリーを探しながら散策しています。
  答:まあ、同じようなものです。でも、外国旅行をしていて、たまたま、パブや観光地などで知り合った人から、ここは面白いよなどど勧められるとそこへいってみることにしています。そのような地元の情報がない時には、やはりガイドブックに従って観光名所に出かけます。

28. 教師になりたいという夢はあって、そのために学ぶことも必要だし、結構好きです。しかし最近人問関係に疲れて学校に行くのが嫌になってしまう時があります。一時的なものだとは思いますが、先生はこんな気持ちになったことがありますか?また、どんな風に解消していますか?
  答:人間関係というのは、難しくて、あまり、一時期にたくさんの人と出会ったり、長時間一緒にいるといやになります。それが嫌になったからといって、一人でいる時間が多くなると、逆に上手くつきあえなくなります。ですから、適度に友達と遊び、適度に一人でいるといいのです。

29. 先生が小学校の頃、自分の学校でいじめはありましたか。また、そのいじめはどのようなものだったのでしょうか。いじめによってその子は不登校になったり引きこもったりしていたのでしょうか。なんとなく私のイメージでは昔と言ったら失礼ですが、先生の世代の子どもたちはいじめられても「こんちくしょう、あいつらめ!いつか覚えてろよ!!」と奥歯をギリギリ言わせているイメージがあるのですが。
  答:確かに、そんな傾向があるかもしれません。イジメは、いじめられた子どもが始めに抵抗すると負けたとしてもイジメにはならないのです。いじめれれたときに波もいわずに我慢をしている子どもがイジメられるのとが多いのです。その意味では、人間関係を上手くやりたいために、争うことの出来ない子どもがイジメられることが多いとも言えます。