1. 中学生にとって、所属集団が多元化され、所属する集団がいくつかある中で人間関係を構築していくのと、学級という一つの集団の中でじっくりと人間関係を築いていくのでは、どちらがよりよいのでしょうか。
答:この問題は、また、イジメに関するところで扱いますが、子どもは、成長するにつれて、多くの人やいろいろな人間関係を持ったグループに接する必要があります。その意味では、所属する集団をいくつか持つことは必要だと思います。
2. なぜこの本をお選びになったのですか?私は最初読んだとき、“公立学校”というのがポイントなのかなあと思いました。
答:特に、公立学校にこだわったわけではありません。でも、公立学校でもここまでできるんだ、という部分はありました。
3. 今現在で教育界が注目している学校の取り組みがあればどのようなものか教えてください。
答:やはり、今のはやりというか傾向は、小中一貫や小中高一貫でしょうね。その流れの中でいろいろな取り組みが行われているようです。
4. 文中に出てきた、「グローバル市民としての資質・素養」とはどのようなものでしょうか?
答:たぶん、授業でやった「こどもアセット」と同じような考えだと思います。ただ、もう少し地域と密着しているかもしれません。
5. 現在の公立学校に、外国児童は何人ぐらいいるのか。教えているのは普通の先生なのか。
答:よく知りません。30000人くらいかなと思って、ネットで見ると、文科省の調査で、7万936人(平成18年5月1日現在)だと書いてありました。
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/042/houkoku/08070301/002.htm
6. 外国人児童がクラスに在籍するとき担任の先生はどのような配慮や支援をすべきだと考えますか。
答:これは、どのような地域でどのような国が多いのかにもよると思いますが、言葉についての配慮と同時に、その国の習慣や人間関係の持ち方などを尊重し、一方的に日本のやり方を押しつけないようにすることを気をつけたいと思います。
7. 外国人の生徒が、日本の学校で学習をすることに、限界はあると思いますか?
答:それは、その子どもや家庭環境によると思います。また、限界というのがどのようなものかにもよると思います。すべてを日本人に同じというのであれば、その必要はないと思います。
8. 教師と生徒との間柄について、川島先生は、寝屋川第四中的なスタンスと大庄中のようなスタンスとどちらの方がいいとお考えですか?
答:どちらも魅力がありますが、私は、寝屋川第四中のような、けじめの中に友好関係のあるというのが好きです。私のモットーは、「人は人、自分は自分、だけど仲良し」です。
9. 先生は聖籠中学校のホームベースなるシステムを、他の公立学校にも取り入れるべきだと思いますか。
答:いいですね。ただ、同じでなく、似たような形式で、地域ごとのクラスとか、背の高さで決めるクラスとか、共通の興味で決めるクラスとかいろいろあっていいと思います。
10. この本のなかで川島先生が感心した学校の教育はありますか?
答:どれも、感心しました。それなりに教師達がが考えているところがおもしろいです。
11. このような実践校の一つの授業の指導案や計画書は本や教育系の雑誌で閲覧出ますか?
答:さあ、どうなんでしょう、すみません。わからないので、探してみてください。
12. 学校選択制などの働きは首都圏が中心で地方は活発ではないのはなぜですか?
答:学校の距離が近いからかもしれません。また、いろいろな情報や知識が多いのかもしれませんね。
13. 公立学校の選択制とは本当に意味があるのでしょうか。
答:意味があるかどうかはわかりません。というのは、両方とも、それなりの理由があると思われるからです。
14. 長野県内でこの本に出てくるような実践をしている学校はありますか?
答:附属学校は、それなりの方向を持ってやっていると思いますが、それが良いかどうかはわかりません。
15. 先生は公立学校の教育は質の良くない教育だと思いますか?
答:地域によることが多いと思います。長野では、まだ、公立の方が良いとされていますが、東京などの都市部では、私立の方が良いとされていますが、その比較の基準が受験勉強にあるので、良いか悪いか決めかねます。
16. 川島先生は、公立学校のメリットの「地域性」「平等性」「多様性」の3つのうち、どれが一番大事だと思いますか?
答:子どもの年齢にもよりますね。低学年では、地域性が、高校では、多様性が大事のような気がします。
17. 先生は公立の学校に通うメリットは何だと思いますか?
答:授業料が安い、地域によっては、通学距離が近い。
18. あなたは公立と私立のどちらで働きたいですか?
19. 先生は公立学校派ですか?私立学校派ですか?
答:私は、私立出身ですが、今は、国立大学にいるので、公立志向です。
20. 公立と私立の学校では教育方法について大きく違うところはあるのでしょうか?
答:私立学校が公立学校と違うところは、まず、宗教などの独自の教育についての独自に考え方を持っていること。逆にいうと公立では宗教などの独自の考え方を持ってはいけないことになります。また、経営の母体が学校法人あるいは宗教法人であるか、県や市などの公共団体であるかによります。そのようなことから、公立学校の範囲にありながらどこまで独自な教育を行うことができるかということなのだと思います(再掲)。
21. 県によって、私立学校に通う子ども達と公立学校に通う子ども達の人数が違うのはなぜか。
答:うーん。よくわからないけど、私立学校の数が違うからでしょうね。
22. 先生はこれから進学して行く子供たちに公立と私立のどちらを勧めますか。
答:今は、国立大学に勤務しているので公立です。でも、どちらも良いところがあるので、決めかねます。
23. これまで川島先生は大学以外の小中学校、高校で勤務した経験はありますか?もしあったのならどんな授業を展開されましたか?
答:ありません。ただ、大学院生の時に、2ヶ月間だけ、父の経営している幼稚園のクラスを持ったことがあります。
24. 何故公立学校は良くない、というような価値観が蔓延してしまったのでしょうか?
答:たぶん、大学受験に関しては、受験に特に力を入れなかったからだと思い間いす。
25. 川島先生は公立学校の出身ですか?私立学校の出身ですか?はたまた両方ですか?
答:小学校は公立、中、高、大学は私立。大学院は公立(国立)、就職先は公立(国立)です。
26. 先生の学生時代を「ことば」で表すと何ですか。
答:うーん。難しい質問ですね。ありふれているけど、やはり「青春」ですかね。皆さんも、終わってみるとわかるのかもしれません。
27. 「あの時この選択をしなければ良かった」と人生の選択に後悔したことはありますか。
答:私は、あまり、過去を振り返らないので、終わったことは何も考え無いタイプです。
28. レポートを読んでいて、多くの人が共通して間違えていることはなんですか?
答:そういう目で見ていないので、よくわかりません。みんな書き方も、文章もバラバラです。それでいいと思っています。
29. 勉強しない子どもに勉強させるにはどうしたらいいと思いますか?
答:基本は、授業でやったスモールステップです。その子どもができる範囲で少しずつさせることです。例えば、一日5分くらいなら何とかなると思います。
30. 長野市でおすすめのそば屋さんはどこですか。
答:そうですね。戸隠も長野市になったので、戸隠中社の「しなの屋」か「うずらや」。市内なら、安くておいしい「大膳」、少し離れた篠ノ井の「たなぼた庵」ですかね。
31. 好きなスポーツは何ですか。
答:なんだろう。スキーや水泳も好きだけど、最近は、簡単だから、チャリかな。見るのであれば、野球、サッカーと相撲、それと駅伝が好きです。
32. 川島先生の座右の銘を教えてください。
答:最近好きなのは、「人は人、自分は自分、だけど仲良し」かな。
33. 川島先生は今回のゴールデンウィークどこかに旅行しましたか。
・GWはどのように過ごされましたか?
答:娘のいる札幌に行きました。旭山動物園にも行きましたが、すごい人でした。後は、ラーメンと、毛ガニ、ツブ貝、ホッキ貝、ホタテを堪能しました。
34.最近急に暑くなっていますが先生おすすめの涼の取り方は何ですか?
答:人がいなければだけど、シャワーを浴びてから裸のままでいることかな。、
35. 今回の本の話とは全く関係ないんですが、先生はサマーウォーズ見ましたか?僕は映画を見れなかった腹いせにバイト代でブルーレイを買ってしまいました。
答:すみません。見てみたいのですが見ていません。うらやましいですね。
36. 討論のグループを変えることはないのですか?少しでもいろんな人の考え方に触れたいなと思ったのですが・・・。
答:今学期は最後までメンバーは変わりません。以前は3回で変えたりもしたのですが、何度か終わってからの皆さんの意見を聞くと、最後まで続けた方が良いという意見が多かったので、そのようにしています(再掲)。
37. 先生はどういう意図でグループをつくって話し合いをさせているのですか?
答:この授業の最初に話した「本を読む、人と話す、旅をする」を実践しようと思ったからです。
38. 「公立学校は~」などの問題は、世聞の評判が独り歩きしてそれに悪影響を受けて…という負の循環にはまっているわけで、本当に学校の質自体を見ればそんなに変わらないような、少なくとも子どもに悪影響を与える!と頭ごなしに言われるような筋合いはないと思うのですが。こう思うのは私が地方で生きて地方の認識しか知らず、実は世間を理解できていないからでしょうか?また、こうなると世間がなんぼのもんじゃいという気持ちにもなるのですが、実際の現状は、本当に本書で述べられているようなものなのですか?今一つ現実味がありません。
答:学校のレベルや教育の質は、学校がどういうものかと言うよりも、受験してくる生徒達のレベルとその地域でどのくらいお金をかけるかという状況で決まります。例えば、この大学で、私が、このような授業ができるのも、ある程度、質のそろった学生がいるからだと思います。他の大学に教えに行くこともありますが、同じようにはできません。ですから、学校の質が私立や公立や地域で決まると言うよりも、受験システムによって輪切りにされた生徒のレベルと、その学校の背景となる資本(パトロン)によって決まるのではないかと思います。何十億円もかけた校舎で教育を受けられるのは、それなりに豊かな地域なのでしょう。そう考えると、それぞれの学校が、現実なのだと思います。
39. 6章に出てきた聖籠中学校は、統合前「荒れた」状態が見られたが、統合後そのようなことが少なくなったそうですが、そういう「荒れた」状態というものは学校の建築環境でも変化するものなのですか?
答:確かに、そんな簡単だとは思いませんが、その地域が、学校や子ども達に関心を持って協力することは、非常に効果があると思います。荒れた学校は、地域や親が子どもの教育に関心を持っていないことが多いように見えます。
40. 東部小学校では日本語がまだ上手く読み書きできない外国人児童のために、「なかよしワールド」という授業を設けているが、「全く」日本語を操れない子どもの場合教師はどうやって日本語を教えているのか。上手く対応することはできるのか。
答:それは、非常に個別の問題なので、一概にはいえません。しかし、日本語を教えると言うよりも、日本人の対人関係の持ち方や習慣を教えるために、時間をかけて仲良くなることが一番大切だと思います。
41. 習熟度別指導にすると、低いレベルのクラスには同じような低いレベルの子しかいないから、「もっと頑張らなくてはヤバイ!」という切羽詰まった感覚や焦りがなくなってしまう子がいるような気がするけど…。
答:確かに、競争させて勉強させるという意味ではそうですが、私は、そのような競争心は必要がないと思います。勉強は、子どもが気がつかないうちにできるようにするのが基本です。例えば、この授業も学期が終わったときに競争すること無しに、皆さんの力がつくこと目指しています。
42. 布忍小学校のA先生は、「一対一の関係」と「集団のなかの一人との関係」は質的に異なっていて、そこをクリアするのが自分の課題といっていましたが、課題クリアに向けての方法にはどんなものがあるのでしょうか?
答:確かに、集団を見るのと個人を見るのとでは質的に違うと思います。それは、集団を大切にすると、みんな同じように行動させるのが大切ですが、個人を見ると、その個人にとって、学校がどのように意味を持つかと言うことになります。ですから、個人を上から見るのか下から見るのかのような違いがあります。
43. 最近この大学、この学部に進学するという選択で本当によかったのか非常に悩んでしまっています。川島先生は、人生の選択で一番大きかった、この選択が人生を変えた、と思う瞬間はありますか。
答:確かに、私も、この大学で教えていて良いのかと思うこともありました。しかし、人間は、どのような場面でも、目の前の仕事を確実にこなすことが大切なのです。例え、他の大学の方が良かったとしても、この大学でもきちんとやり通すことで、意味が生まれると思っています。人生の中の選択では過去を見るよりも、将来に向かってより良い状況を作り出すために努力することの方が大切だと思っています。もし、これで良くなかったと考えて、他の大学に行ってもっと良くなかった場合はさらにどうしようもなくなるのです。人間は、、自分にとって、その環境がよいかどうかよりも、自分を変えることも可能なのです。逆に言うと、その環境が自分につこうが悪いと言うことは自分を変えないという前提に立っているのですが、人生を、自分をより良いもの、その環境で最前の状態に変えてゆくプロセスであるとも考えることができるのです。
答:この問題は、また、イジメに関するところで扱いますが、子どもは、成長するにつれて、多くの人やいろいろな人間関係を持ったグループに接する必要があります。その意味では、所属する集団をいくつか持つことは必要だと思います。
2. なぜこの本をお選びになったのですか?私は最初読んだとき、“公立学校”というのがポイントなのかなあと思いました。
答:特に、公立学校にこだわったわけではありません。でも、公立学校でもここまでできるんだ、という部分はありました。
3. 今現在で教育界が注目している学校の取り組みがあればどのようなものか教えてください。
答:やはり、今のはやりというか傾向は、小中一貫や小中高一貫でしょうね。その流れの中でいろいろな取り組みが行われているようです。
4. 文中に出てきた、「グローバル市民としての資質・素養」とはどのようなものでしょうか?
答:たぶん、授業でやった「こどもアセット」と同じような考えだと思います。ただ、もう少し地域と密着しているかもしれません。
5. 現在の公立学校に、外国児童は何人ぐらいいるのか。教えているのは普通の先生なのか。
答:よく知りません。30000人くらいかなと思って、ネットで見ると、文科省の調査で、7万936人(平成18年5月1日現在)だと書いてありました。
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/042/houkoku/08070301/002.htm
6. 外国人児童がクラスに在籍するとき担任の先生はどのような配慮や支援をすべきだと考えますか。
答:これは、どのような地域でどのような国が多いのかにもよると思いますが、言葉についての配慮と同時に、その国の習慣や人間関係の持ち方などを尊重し、一方的に日本のやり方を押しつけないようにすることを気をつけたいと思います。
7. 外国人の生徒が、日本の学校で学習をすることに、限界はあると思いますか?
答:それは、その子どもや家庭環境によると思います。また、限界というのがどのようなものかにもよると思います。すべてを日本人に同じというのであれば、その必要はないと思います。
8. 教師と生徒との間柄について、川島先生は、寝屋川第四中的なスタンスと大庄中のようなスタンスとどちらの方がいいとお考えですか?
答:どちらも魅力がありますが、私は、寝屋川第四中のような、けじめの中に友好関係のあるというのが好きです。私のモットーは、「人は人、自分は自分、だけど仲良し」です。
9. 先生は聖籠中学校のホームベースなるシステムを、他の公立学校にも取り入れるべきだと思いますか。
答:いいですね。ただ、同じでなく、似たような形式で、地域ごとのクラスとか、背の高さで決めるクラスとか、共通の興味で決めるクラスとかいろいろあっていいと思います。
10. この本のなかで川島先生が感心した学校の教育はありますか?
答:どれも、感心しました。それなりに教師達がが考えているところがおもしろいです。
11. このような実践校の一つの授業の指導案や計画書は本や教育系の雑誌で閲覧出ますか?
答:さあ、どうなんでしょう、すみません。わからないので、探してみてください。
12. 学校選択制などの働きは首都圏が中心で地方は活発ではないのはなぜですか?
答:学校の距離が近いからかもしれません。また、いろいろな情報や知識が多いのかもしれませんね。
13. 公立学校の選択制とは本当に意味があるのでしょうか。
答:意味があるかどうかはわかりません。というのは、両方とも、それなりの理由があると思われるからです。
14. 長野県内でこの本に出てくるような実践をしている学校はありますか?
答:附属学校は、それなりの方向を持ってやっていると思いますが、それが良いかどうかはわかりません。
15. 先生は公立学校の教育は質の良くない教育だと思いますか?
答:地域によることが多いと思います。長野では、まだ、公立の方が良いとされていますが、東京などの都市部では、私立の方が良いとされていますが、その比較の基準が受験勉強にあるので、良いか悪いか決めかねます。
16. 川島先生は、公立学校のメリットの「地域性」「平等性」「多様性」の3つのうち、どれが一番大事だと思いますか?
答:子どもの年齢にもよりますね。低学年では、地域性が、高校では、多様性が大事のような気がします。
17. 先生は公立の学校に通うメリットは何だと思いますか?
答:授業料が安い、地域によっては、通学距離が近い。
18. あなたは公立と私立のどちらで働きたいですか?
19. 先生は公立学校派ですか?私立学校派ですか?
答:私は、私立出身ですが、今は、国立大学にいるので、公立志向です。
20. 公立と私立の学校では教育方法について大きく違うところはあるのでしょうか?
答:私立学校が公立学校と違うところは、まず、宗教などの独自の教育についての独自に考え方を持っていること。逆にいうと公立では宗教などの独自の考え方を持ってはいけないことになります。また、経営の母体が学校法人あるいは宗教法人であるか、県や市などの公共団体であるかによります。そのようなことから、公立学校の範囲にありながらどこまで独自な教育を行うことができるかということなのだと思います(再掲)。
21. 県によって、私立学校に通う子ども達と公立学校に通う子ども達の人数が違うのはなぜか。
答:うーん。よくわからないけど、私立学校の数が違うからでしょうね。
22. 先生はこれから進学して行く子供たちに公立と私立のどちらを勧めますか。
答:今は、国立大学に勤務しているので公立です。でも、どちらも良いところがあるので、決めかねます。
23. これまで川島先生は大学以外の小中学校、高校で勤務した経験はありますか?もしあったのならどんな授業を展開されましたか?
答:ありません。ただ、大学院生の時に、2ヶ月間だけ、父の経営している幼稚園のクラスを持ったことがあります。
24. 何故公立学校は良くない、というような価値観が蔓延してしまったのでしょうか?
答:たぶん、大学受験に関しては、受験に特に力を入れなかったからだと思い間いす。
25. 川島先生は公立学校の出身ですか?私立学校の出身ですか?はたまた両方ですか?
答:小学校は公立、中、高、大学は私立。大学院は公立(国立)、就職先は公立(国立)です。
26. 先生の学生時代を「ことば」で表すと何ですか。
答:うーん。難しい質問ですね。ありふれているけど、やはり「青春」ですかね。皆さんも、終わってみるとわかるのかもしれません。
27. 「あの時この選択をしなければ良かった」と人生の選択に後悔したことはありますか。
答:私は、あまり、過去を振り返らないので、終わったことは何も考え無いタイプです。
28. レポートを読んでいて、多くの人が共通して間違えていることはなんですか?
答:そういう目で見ていないので、よくわかりません。みんな書き方も、文章もバラバラです。それでいいと思っています。
29. 勉強しない子どもに勉強させるにはどうしたらいいと思いますか?
答:基本は、授業でやったスモールステップです。その子どもができる範囲で少しずつさせることです。例えば、一日5分くらいなら何とかなると思います。
30. 長野市でおすすめのそば屋さんはどこですか。
答:そうですね。戸隠も長野市になったので、戸隠中社の「しなの屋」か「うずらや」。市内なら、安くておいしい「大膳」、少し離れた篠ノ井の「たなぼた庵」ですかね。
31. 好きなスポーツは何ですか。
答:なんだろう。スキーや水泳も好きだけど、最近は、簡単だから、チャリかな。見るのであれば、野球、サッカーと相撲、それと駅伝が好きです。
32. 川島先生の座右の銘を教えてください。
答:最近好きなのは、「人は人、自分は自分、だけど仲良し」かな。
33. 川島先生は今回のゴールデンウィークどこかに旅行しましたか。
・GWはどのように過ごされましたか?
答:娘のいる札幌に行きました。旭山動物園にも行きましたが、すごい人でした。後は、ラーメンと、毛ガニ、ツブ貝、ホッキ貝、ホタテを堪能しました。
34.最近急に暑くなっていますが先生おすすめの涼の取り方は何ですか?
答:人がいなければだけど、シャワーを浴びてから裸のままでいることかな。、
35. 今回の本の話とは全く関係ないんですが、先生はサマーウォーズ見ましたか?僕は映画を見れなかった腹いせにバイト代でブルーレイを買ってしまいました。
答:すみません。見てみたいのですが見ていません。うらやましいですね。
36. 討論のグループを変えることはないのですか?少しでもいろんな人の考え方に触れたいなと思ったのですが・・・。
答:今学期は最後までメンバーは変わりません。以前は3回で変えたりもしたのですが、何度か終わってからの皆さんの意見を聞くと、最後まで続けた方が良いという意見が多かったので、そのようにしています(再掲)。
37. 先生はどういう意図でグループをつくって話し合いをさせているのですか?
答:この授業の最初に話した「本を読む、人と話す、旅をする」を実践しようと思ったからです。
38. 「公立学校は~」などの問題は、世聞の評判が独り歩きしてそれに悪影響を受けて…という負の循環にはまっているわけで、本当に学校の質自体を見ればそんなに変わらないような、少なくとも子どもに悪影響を与える!と頭ごなしに言われるような筋合いはないと思うのですが。こう思うのは私が地方で生きて地方の認識しか知らず、実は世間を理解できていないからでしょうか?また、こうなると世間がなんぼのもんじゃいという気持ちにもなるのですが、実際の現状は、本当に本書で述べられているようなものなのですか?今一つ現実味がありません。
答:学校のレベルや教育の質は、学校がどういうものかと言うよりも、受験してくる生徒達のレベルとその地域でどのくらいお金をかけるかという状況で決まります。例えば、この大学で、私が、このような授業ができるのも、ある程度、質のそろった学生がいるからだと思います。他の大学に教えに行くこともありますが、同じようにはできません。ですから、学校の質が私立や公立や地域で決まると言うよりも、受験システムによって輪切りにされた生徒のレベルと、その学校の背景となる資本(パトロン)によって決まるのではないかと思います。何十億円もかけた校舎で教育を受けられるのは、それなりに豊かな地域なのでしょう。そう考えると、それぞれの学校が、現実なのだと思います。
39. 6章に出てきた聖籠中学校は、統合前「荒れた」状態が見られたが、統合後そのようなことが少なくなったそうですが、そういう「荒れた」状態というものは学校の建築環境でも変化するものなのですか?
答:確かに、そんな簡単だとは思いませんが、その地域が、学校や子ども達に関心を持って協力することは、非常に効果があると思います。荒れた学校は、地域や親が子どもの教育に関心を持っていないことが多いように見えます。
40. 東部小学校では日本語がまだ上手く読み書きできない外国人児童のために、「なかよしワールド」という授業を設けているが、「全く」日本語を操れない子どもの場合教師はどうやって日本語を教えているのか。上手く対応することはできるのか。
答:それは、非常に個別の問題なので、一概にはいえません。しかし、日本語を教えると言うよりも、日本人の対人関係の持ち方や習慣を教えるために、時間をかけて仲良くなることが一番大切だと思います。
41. 習熟度別指導にすると、低いレベルのクラスには同じような低いレベルの子しかいないから、「もっと頑張らなくてはヤバイ!」という切羽詰まった感覚や焦りがなくなってしまう子がいるような気がするけど…。
答:確かに、競争させて勉強させるという意味ではそうですが、私は、そのような競争心は必要がないと思います。勉強は、子どもが気がつかないうちにできるようにするのが基本です。例えば、この授業も学期が終わったときに競争すること無しに、皆さんの力がつくこと目指しています。
42. 布忍小学校のA先生は、「一対一の関係」と「集団のなかの一人との関係」は質的に異なっていて、そこをクリアするのが自分の課題といっていましたが、課題クリアに向けての方法にはどんなものがあるのでしょうか?
答:確かに、集団を見るのと個人を見るのとでは質的に違うと思います。それは、集団を大切にすると、みんな同じように行動させるのが大切ですが、個人を見ると、その個人にとって、学校がどのように意味を持つかと言うことになります。ですから、個人を上から見るのか下から見るのかのような違いがあります。
43. 最近この大学、この学部に進学するという選択で本当によかったのか非常に悩んでしまっています。川島先生は、人生の選択で一番大きかった、この選択が人生を変えた、と思う瞬間はありますか。
答:確かに、私も、この大学で教えていて良いのかと思うこともありました。しかし、人間は、どのような場面でも、目の前の仕事を確実にこなすことが大切なのです。例え、他の大学の方が良かったとしても、この大学でもきちんとやり通すことで、意味が生まれると思っています。人生の中の選択では過去を見るよりも、将来に向かってより良い状況を作り出すために努力することの方が大切だと思っています。もし、これで良くなかったと考えて、他の大学に行ってもっと良くなかった場合はさらにどうしようもなくなるのです。人間は、、自分にとって、その環境がよいかどうかよりも、自分を変えることも可能なのです。逆に言うと、その環境が自分につこうが悪いと言うことは自分を変えないという前提に立っているのですが、人生を、自分をより良いもの、その環境で最前の状態に変えてゆくプロセスであるとも考えることができるのです。