かわティブログ 「発達と教育」と「生徒指導概論」

  平成24年度後期のシラバスは10月3日にあります。

質問と回答:生徒指導概論 C(木) 100527 エリートの条件 後半

2010年05月28日 | Weblog
風邪の熱で、ぼけていてタイトルを間違えた、これが5月27日の木曜日の分です。

重要:実習や他の授業の学外授業で休む学生への連絡です。
 実習や他の授業の学外授業で休む人は、①2000文字のレポートは、出来るだけ遅れないように友達などに頼んで提出してください。遅れる場合は、その理由をレポートの一枚目の上に書いておいてください。②小テストがある週は、小テストの用紙を研究室まで取りに来てください。それを教科書を見て回答してください。その場合は点数は減りますが何らかの得点になります。③討論のレポートについては、基本的には、討論をしていないので得点になりません。どうしても、討論をしてみたい人は友達を見つけて討論をし、その感想を書いて、提出してください。その場合も、一枚目の上のところにその理由を書いておいてください。


1.おそらく知らないほうがいい内容の時、うそをつかずに正直に伝えることと、うそをついたままでいること、どちらのほうがいいと思いますか?
  答:それは、ケースバイケースです。原則は、ウソをつかない方が、うまく行くことの方が多いと思います。しかし、どうしても嘘をつかざるを得ないこともあります。その場合は、その方針を変えない方がいいと思います。また、決して、ばれないようにしなければなりません。


2. 教員になるにあたって今しなければならないことって何だと川島先生は考えられますか?
  答:まず、皆さんは教員になるというよりも、良い社会人になるためにこの大学で勉強しているのだと思います。すなわち、教員は、教員である前に良い社会人である必要があるのです。そう考えると、「視野を広げる」、「良き友人を作る」、「いろいろな知識を持つ」「興味のあること(趣味)を見つける」など、毎日の活動することで身につくことをすればいいと思います。


3. 川島先生が考えるエリートとは、いったいどのようなエリートですか?
4. エリートになる条件とは???
  答:いろいろな分野でのトップを行く人でリーダーとなれるひと。さらに、自分の名誉やお金のためではなく、その分野の発展のために自分の力や財産を使ってでも尽くすことのできる人・・かな。


5. 先生が思われる、エリート小学生はどのようなイメージですか。
  答:小学生にはエリートはいないと思います。エリートは、社会人になってから使われる言葉だと思います。

6. さまざまな世界の学校について紹介されていましたが、授業を受けてみたい学校はありましたか。
  答:授業というより、寮などに入っていろいろな人と話してみたい気がします。

7. 小学校のうちから、郎読書を取り入れている学校は、日本にもあるのか。また、あるなら、その時間に身につけてほしい能力とは何なのか。
  答:具体的にはわかりませんが、朝の10分間読書など、かなりあると思います。身につけてほしいのは、本を読むことだと思います。本を読む力は一生の宝です。

8. 小学生で外国語を学ぶことについて、賛成ですか、反対ですか?理由も教えてください。
 答:小学生で習った英語がそのまま役に立つとは思えませんが、基本的な知識になると思います。何らかの形で、英語に対する興味を持続させることができるのであればそれもいいと思います。結局は、他の習い事と同じですが、それがいつまで続くか。とその後の関連する学習とどれくらい関係があるとということになるとおもいます。


9. なぜ英語が世界の公用語として位置づいていると思いますか。
   答:難しいです質問ですが、やはり、アメリカとイギリスのの影響力は大きいと思います。特に、日本は、一時的であれ、アメリカの占領下にあったのですから、当然だと思います。これが、ソ連の占領下にあったら、ロシア語になっていたかもしれません。


10. 先生は日本語以外に扱える言語はありますか。
   答:扱えるとどのくらいになるのでしょうか。日常生活をできるというと、やはり日本語と英語です。旅行ができるとなるとフランス語やスペイン語やドイツ語くらいになります。何とか、旅ができるというと、もっと多くなりますが・・旅行会話ぐらいなら、1ヶ月あれば皆さんならすぐにできるようになしますよ。


11. 先生はもしまた言葉を習うことができると言われたらどの国の言葉を学びますか。
   答:うーん、どうしよう。それって、日本語はできることを前提ですか、それとも母国語として選べるならということでしょうか。母国語なら日本人なので日本語です。中学生から、外国語として何語を選ぶかということなら、スペイン語か中国語を選ぶかもしれません。

12. 百点知識型の中国も最近ではスポーツ国となっていますが、それはなぜですか?
   答:たぶん、中国は、人口が多いので、百点知識型の人もいれば、スポーツの英才教育を望む人もいるのでしょうね。

13. 先生は百点知識型とゼロ思考型の優劣はあると思いますか。
 答:私は、10歳までは百点知識型、10歳以降はゼロ指向型でいったらいいと思っています。その、10歳という部分も、子どもによって変更したらよいと思っています。


14. 川島先生は日本は他の国を見習うべきだとおもいますか。
   答:もちろん、学ぶべきところは多いと思いますが、日本には独自の将来の日本を考えた教育があっていいと思います。そして内容は別としても、「10歳までは教えること、10歳以降は考えさせること」を基本にするといいと思っています。


15. 川島先生の学生時代の夢はなんですか?
   答:なんだろう、あまり、何も考えないで生きていたような気がします。毎日、忙しくて、楽しくて、夢など考える暇がなかったような気がしますが・・どうったったのかは、本当のところは忘れてしまいました。


16. 先生は何かスポーツをやられていましたか?もしくは、好きなスポーツはなんですか?
17. 先生は何かスポーツをやりますか?
   答:高校の時は陸上部でした。その他に遊びでテニスや卓球をしました。長野に来てからはスキーをするようになりました。


18. 先生は自分の子どもに習い事をさせていましたか?もしさせていたなら、それは子どもたちがやりたいと言ったものですか?
   答:子ども達には、幼稚園の時から二人とも、ピアノと水泳を習っていました。その理由は、大人になった時に、水泳が出来るといろいろと水を使ったスポーツが楽しめるだろうと思ったことと、音楽は人生を楽しくさせてくれると考えたからです。実際、大学のサークルは二人とも音楽関係でした。


19. 結婚っていいものですか?
   答:そりゃ、いいですよ(笑い)。子ども達を一緒に暮らせて楽しかったし、ワイフと一緒にいられるし・・・我慢しなければならないこともあるけど、それ以上のものだとおもいますよ。

20. 一夫多妻制では男性が余ることはないのですか?
   答:それは、もちろん余ります。イスラムでは一生独身の男性がたくさんいます。そのような背景から一夫一婦制が発展してきたのだと思います。


21. 長野県には残念ながら海がありませんよね。泳げない人って多いのでしょうか?
   答:どうでしょうか。海はないけど、プールはたくさんあるし、プールの入場料金は東京の3分の1です。長野では、冬にスキーをした帰りにプールで泳ぐことができます。私も何度か経験しました。雪山を見ながらの温水プールもなかなかいいですよ。


22. 長野市の夏って暑いですか?
   答:暑いときは暑いです。特に、最近、暑くなったような気がします。軽井沢に家があるのですが、その周りで10年前には、あまり見られなかった、ヒメジオンやタンポポが急に増えてきました。やはり、温暖化の影響なのでしょうか。それと、30年住んでいる下宿に、昨年からエアコンをつけました。もちろん、お金の余裕とも関連するのですが、寝苦しい夜が増えたような気がします。


23. 海外旅行でおススメの国はどこですか!
  答:いつも、聞かれるのですが、お勧めはその人によって違います。それに、季節や予算、一緒に行く人によっても異なります。


24. 毎回のレポートの度に、どんな質問をしようか迷ってしまいます。先生はどんな質問に答えるのが好きですか?次回からの質問の参考のために教えてください。
   答:基本的に何でもいいですよ。私が好きかどうかは、今まで答えたことが無くて、おもしろい質問がいいなあ。本の内容でもそれ以外かも何でもかまいませんが、若者が質問して、年寄りが答えるのに、おもしろい質問がいいのではないでしょうか。


25. もし魔法が使えたら何をしたいですか。
   答:何にしよう。やはり一般的だけど不老長寿かなあ。そのような質問には、男性のほとんどが、美女を集めたハーレムを望むそうですが・・・


26. 善光寺をより楽しむためには、どのように参拝したらいいですか。
   答:やはり、「お戒壇めぐり」と朝早いけど「お数珠頂戴」かな。私は、「お数珠頂戴」はいったことがないです。


27. 先生が思う、エリートとはどのような人物ですか。
  答:いろいろな分野でのトップを行く人でリーダーとなれるひと。さらに、自分の名誉やお金のためではなく、その分野の発展のために尽くすことのできる人・・。


28. 先生はギャンブルをやりますか。
   答:ギャンブルは基本的にやりません。ギャンブルは、勝つ人がいれば必ず負ける人がいるからです。両方が、勝つようなことだけをするようにしています。


29. マクドナルドのマスコットキャラクターである「ドナルド」に対してアメリカのある団体が「世界中の子どもたちを肥満に導く笛吹き男だ」と、ドナルドに対して引退勧告をしていることについて先生はどう思いますか。
   答:うーん。確かにそうでですね。30日間、マクドナルドのファストフードだけを食べ続けたらどうなるかを記録した、「スーパーサイズ・ミー」という映画を見たことがあります。私は、それ以来、マクドナルドをほとんど食べなくなりました。


30. 先生は岡田JAPANについてどう思いますか。
   答:まあ、サッカーは実力と運が半々なので、何ともいえません。これから、たまたま勝ち続けたら、評価が変わるのでしょうね。


31. 同じ文宇を何度か書いているうちに「こんな形だったかなあ」と、書いている文字が違う形(文字)に見えてくる現象があります。何という名の現象か、分かりますか。
   答:たぶん、「文字のゲシュタルト崩壊」だとおもいます。文字以外でも、よくあることです。ゲシュタルト心理学を調べて見てください。


32. インド旅行に行った友人が、インドの砂漠のおじさんに「リアル・ジャパニーズ」という称号をもらったそうですご先生は「リアル・ジャパニーズ」とはどのようなものだと思いますか。
   答:たぶん、そのインドの砂漠のおじさんのステレオタイプの日本人だったのでしょうね。サムライ、ゲイシャ、スモウ、マンガ、スシの他に、クルマとオートバイとロボットとコンピュータの国ですからね。どれに、当てはまったのだろう。


33. 先生の人生で大事なものは何ですか。
   答:長く生きてきているので大事なものをいくつかに絞ることはできません。人だけ考えてみても親や兄弟、ワイフに子ども達、友人や教え子などすべて大事です。思い出や経験や知識もどれも大切な気がします。選ぶのは大変です。


34. 先生は大学を決めるに当たり(大学進学を決めるに当たり)なにが決め手になりましたか?自分は、家を出たかったこと、寮があること、教育と心理学を学べる環壇があったこと、涼しいことを主な理由に信州大学に入学を希望していました。
   答:いいですねえ。うらやましいです。私は、中学校から大学までの一貫教育だったので、選ぶ範囲が狭かったです。結局、その範囲での興味から選びました。


35. 「公立学校の底力」と違い「エリートの条件」では、私立校の重要さみたいなものを述べていると思うのですが、川島先生は公立学校とエリートを生み出すための私立学校ではどちらのがよいと思いますか?
   答:そうですね。私立は、是非、その学校なりの考え方で、エリート教育を行ってほしいと思います。


36. 虐待を受けていた子どもたちに勉強を教えるときに注意しなければならないことはどういったことでしょうか。一見、他の子と変わらないようにみえるからこそ気をつけなければならないことがあると思うのですが…。そういったことを学べる本もあれば紹介していただけますでしょうか。
   答:私は虐待を受けていた子どもに勉強を教えたことがないのですが、気をつけることは、子どもによって違うので大変に複雑です。基本的には、時間をかけて話ができるようにしてゆくことと、その傷にふれないようにすることだと思います。すみません、関連する本はわかりませんが、文科省が、教師のための虐待防止の教材を作っています。それを参考にしてください。

文科省の教師のための虐待防止の教材
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1280054.htm



37. この間テレビで、最近中国では幼い子どもの遺伝子を解析して、潜在的に伸びる可能性が高い分野を見っけ、それを重点的に学ばせるということが上流階級で流行っていると言っていました。子どもたちに近道をさせてやることができるし効率的ということでしたが・先生はこのようなやり方、どう思いますか?
   答:意味がないと思います。私の娘の知り合いで、東大の医学部に最優秀の成績で入った学生は、途中で自殺をしてしまいました。とても残念です。


38. お金を持っていないと味わえない幸せがあると、友達が言い出しましたが、そんなもの、そんな程度のもの、僕はお望みじゃないね!と、そんな風に僕は思うのです。川島先生はどう思われますか?なぜ、かというと、そればかり追い求めすぎて、お金が無くても感じられるような幸せを見逃してしまうと思うからです。外食ばかりで、手料理を作る、作って、そして食べるという良さを軽視しがちになると思うからです。
   答:二人とも一理ありますよ。お金がないとおいしい手料理を作る材料も買えません。でも、お金が無くても一人で食べるより仲の良い人と食べる方が楽しいです。私は、人間の楽しさは、お金よりも人だと思っています。お金では友情は買えませんが、お金が原因で友情を失うこともあります。ある程度のお金は必要だと思いますが、ありすぎると、兄弟で遺産を争うこともよくあります。無ければ、争わないでしょうがね。。


39. 親や教師は、子どもたちが将来エリートになってくれることを望んでいるのですか?
   答:それは、人によって違うでしょうね。しかし、親や教師が適度に子どもに期待することは必要だと思います・・しかし、期待が大きすぎると、逆効果になります。


40. 実際教育現場にいる教師たちは、どんな大人に成長してほしいと考え教育活動にあたられているのですか?
   答:実際は、そんなことはほとんど考えていないでしょうね。それが問題なのだと思いますが・・・


41. レベルの高い教育を受けるためにはやはり親の経済力があるのが条件、と私も思ってします。いいところに就職したいからたくさん稼げるようになりたいと、貧乏人の方がたくさん勉強したいと望んでいるはずです。なのに、その機会さえ得る権利がないというのはおかしいと思うのですが、先生どうお考えですか?
   答:確かに、ハングリー精神という言葉があるように、下にいると考えると勉強しようと思うのかもしれません。その一方で、あきらめてしまう人もいます。確かに、能力のある人がお金が無くても勉強ができるシステムがあるといいと思います。私も、学校はすべて無料になっていいと思っています。


42. 先生は、小学校英語教育についてどう思いますか?私は単に英語に触れる(歌やゲームなど)という意味では良いと思うのですが、この本の中にも紹介されていたように、英語で授業というのは、小学校の段階ではするべきではないと思っています。
   答:私も、同じですが、小学校時代の英語の勉強が、それ以降の学習と結びつくのであれば意味があると思います。現在の状況では、小学校の英語と中学校、高校の英語の学習が関連しているように見えないので意味がないと考えてしまうのでしょう。勉強は、子どもの方は連続しているのに、学校はとぎれとぎれなのです。極端にいえば、一人の子どものカリキュラムは、小学校の段階で大学までのカリキュラムが作られるのが理想だと思っています。