かわティブログ 「発達と教育」と「生徒指導概論」

  平成24年度後期のシラバスは10月3日にあります。

質問集 決められない! 優柔不断の病理学  前半 回答あり

2006年11月14日 | Weblog
質問集4(不勉強討論・決められない~前半~)

1.性について「どの次期」から教えるのが適切かについて川島先生の意見を聞きたいです。
 答:性の問題は、性についての知識だけで教えるのは間違いだと思います。性は人間が生きて行く姿勢や人生観に関わっています。ですから、性教育は、セックス(性行為)について取り出して教えるのではなく、男性と女性がお互いに尊敬しあって、その結果起きる現象であることを教えなければなりません。その意味では、性についての問題が愛と関連していると考えるのは正しいと思います。具体的には、性教育の中では、幼稚園の段階から男性が女性を性の対象としてだけ見ることを抑制するということを教える必要があるでしょう。ですから,性教育は,社会における男女関係について考えることから教えるカリキュラムを作る必要があるのです。


2 討論テーマ2「勉強をすることは、損して負けたくないからでいいのでしょうか、どう考えますか」についてですが、この時に日本の社会についてという大きなテーマにそれてしまったのですが、こういった考えを持つことは、私は、社会がそうさせていると考えるのですが先生はどの様に考えますか?
 答:確かに、社会全体(あるいはマスコミを通して)の影響をうけると考えていいと思います。しかし、ここで損をするということは、どのようなことなのでしょうか。僕は、「損して得とれ」という言葉が好きなのですが・・・

3 優柔不断は直せると思いますか?
 答:もちろん、直せますよ。旅をする、本を読む、友達と話して・・ね

4-a 今回の感想文では長い時間をかけて感想を考えて述べようとしたのですが、どうやっても感想を,2,000字も述べることができそうにないです。こういった場合提出することが不可能なのですがどうすれば良いですか?
 本書から考えても「他者との関係を気にせず自分のペースを通せる人は多くない」と書かれていた。つまり本は「他者との関係を気にせず自分のペースを通せない」側の人達に読んでもらいたかったり、参考にして欲しい本だと思う。しかし、私はその逆側の人間である。そのため読んでいてもまったく意味ないのではないかと考えてしまう。これが感想を持てない 理由の一つだと思った。
 答:確かに、そうですね。僕もどちらかというと、そのタイプなのですが、場面によっては、判断に迷うことがあります。というよりも、判断材料が少ないときにはどうしてよいかわからなくなる時があります。そのような時には、結局、第六感(カン)に頼っていますが・・・

 -bもう一つ質問したいのですが、先生自身一番成功したなというか、完全な答えに近いと思った決断はありますか? 又、「自分は優柔不断だなぁ」と思うときにはどんなときですか、教えてください。
  答:僕は、やった!と思うことはありますが、完全とか絶対とかということは考えません。結構、疑り深いのです。優柔不断と疑り深いとは一致しないような気がしいます。一度判断しておいてから、反省することが多いので・・


5 教師に求められる人間性とはどんなものだと思いますか。人間関係に焦点をおいて教えてください。
 答:教科書の第三章のところで出てきましたが、教師にとって、必要なことは、純正さ(pureでなく、genuineness)だと思っているのですが・・まあ、けれんみのない、下心のない、裏がない・・・


6 やらないで後悔するよりやって後悔したほうがいいとよく聞きますが、そうなのですか? どちらにしても後悔するのであったら変わらないのでは、と少し思うのですが、川島先生はどうお考えですか?
 答:後悔することを考えてやらないということはほとんどありません。後悔してもすぐに忘れてしまうので・・というより、後悔したらやり直そうと考えることが多いのです。

7 川島先生は決断力がありますか?決めるということについての意見を聞いてみたいです。
 答:決めるときには、いろいろ考えて決めます。できるだけ多くの情報を集めて決めるようにしています。ですから、決断力はあるのか?ないのか?決められないときには、さらに情報を集めようとします。


8 私は決断に迷ったときいつも「どれにしようかな天の神様のいうとおり」というのをやって当たったものに決めます。ふと、「神様の言う通り」ってみんな知ってるなと思いました。これっていつの時代から始まったのでしょう。 ちなみに私が知ってる歌は「どれにしようかな天の神様の言う通り、てっぽううってバンバンバンもひとつおまけに バンバンバン。」っていうもので、普通に考えるとかなりこわいです。他の地域ではまた違うらしいです。 先生はこの歌知ってますか?どんな内容ですか?
 答:知っていますよ。関西と関東では違うようですね。

9 先生は人間関係で困っている子どもに対してどんなことをしてあげますか。
 答:自分の子どものが、人間関係で困っているときにはそのまま見ているだけでした。自分で、解決できないようでは、その後も困りますから・・


10 「判断」による責任の転嫁や回避はなくなると思いますか。また、なくなると思うなら、どんな方法でなくしていくべきでしょうか。
 答:なくならないとおもいます。人間は自己正当化をするために生きているようなものですから・・


11 セカンドオピニオンを行うことで、二番目に回された医者が、「何で先にうちへ来なかった」 と不満に思うことが考えられるのですが、どうですか。
 答:もちろん、医者もふつうの人間ですから、当然そう考えるでしょう。でも、口に出したり、態度に出して欲しくはないですね。



12 この本で問題にあげられている「決められない」人とは、単純に考えるとほとんどの人が当てはまると思うのですが、先生はどこまで・どの程度の人までを問題視しますか??
  答:人間関係の問題や心理的な問題は,社会的に適応できる範囲であれば,多少の上下(幅)があっても当たり前です。ですから,決められないことも社会生活の中で問題とならなければ,気にすることは無いとおもっています。

13 自分は「決められない」人である、と思っている人はどれくらいいるのか、また、その人たちに対して周りはどう思っているのか知りたいです。
  答:まあ,8割以上の人は,自分は決められない人間だと思っていると考えることがあると思います。しかし,それは慎重であるという社会的に良い意味を持つこともありますし,のろまとか優柔不断であると言われることもあるでしょう。それらはお互いの人間関係の中で相対的に決まることです。友達がみんな決められないなどということもあるかも知れませんし,一人だけ優柔不断だといじめられてしまうかも知れませんし・・



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