かわティブログ 「発達と教育」と「生徒指導概論」

  平成24年度後期のシラバスは10月3日にあります。

質問集  決められない! 優柔不断の病理学  後半

2006年11月29日 | Weblog
後半  質問集5(決められない~後半~) 2006/11/15提出分

1 この「決められない」のように心の問題に苦しんでいる人の症状やそれについてどう治療したのかが載っている本でお勧めの本があったら教えてください。
  答:臨床心理学の殆どが扱っています。
 しかし,これが正しいとか,これなら何でも直るいうような本はありません。原因や要因が非常に多岐に渡るからです。やはり,心理学,生理学,脳科学などの基礎的な知識を身につけて行くことが,それらを解決する方法を正しく選択できる方法だと思います。

2 川島先生のブログのアクセス先をもう一度教えて頂きたいです。
  答:ここに書いてもしょうがないかな。
   http://blog.goo.ne.jp/kawa_tee/

3 前回の授業で、エンカウンター・グループについての説明の際に先生自身が学生時代に体験した内容の話が出てきましたが、そのような活動はどこの団体が主催しているのですか。また、そういった活動に参加するとしたら心理関係の資格や実績がないとできないものなのですか。少し興味を持ったので知りたいです。
 答:多くのカウンセリングの団体が行っています。しかし,金もうけが目的の中身のない団体も多く見られます。ワークショップという形で行われることが多いのですが,長野の長野県カウンセリング協会(心理学の知識に欠けている)や宗教系(癒し系)やは危ないのでやめた方がいいと思います。


4 私は人の心なり気持ちを常に考えながら行動しているのですが、これがよい事なのかわかりません。このせいで自分が疲れてしまっているのかも。やはり、考えて行動しすぎていると疲れてしまうのものですか。
  答:そうですね。人のことを考えるのはいいのですが,考えることで,感情を持ってしまう(感じてしまう)ことが疲れる原因です。僕は,人のことを考えますが感情を持って考えないようにしています。例えば,嫌われたのではないかとか,もう嫌だとか好きとか嫌いとかを考えないで,人と関われるようになれたらと思います。でも一緒にいるときは,一緒に喜んだり怒ったりしますが。

5 このレポートの中で学生は、自己の体験を多く書いていると思いますが、その体験をつずった文章からも「不安に陥りやすいタイプ」などを見分けれるんでしょう?私は、すぐ上にも書いたように、レポートの中でさえ先の不安を見据えて今を捉えていることを感じてしまったので、気になりました。
  答:前の答えと似てきますが,

6 日本が訴訟社会化することに対しての先生の意見をお教え下さい。
  答:確かに,日本はアメリカのように,お互いの主張をぶつけ合って解決するということに慣れていません。それは,判断力はどうすれば身につくのか―アメリカの有権者教育レポートのような教育場面をつくって行くことで解決できるかも知れません。しかし,そのような土壌は時間がかかることでしょう。また,日本人特有の対人関係を考えると,訴訟に負けたことで自殺をしたり,自分が悪くても逆恨みして殺人をしたりという形でしか,自分の心をおさめることのできない人がいることを考えると,訴訟社会化することは,多くの問題を抱えていると言っていいと思います。

7 先生はセサミストリートはお好きですか?
  答:セサミストリートは,僕が大学を卒業した頃から始まり,娘や息子と一緒に見たことがあります。しかし,始めは単にアメリカの子供番組だと思っていたのですが,後から,いろいろと深い意味があることを知りました。確か,ひらけポンキッキは,その日本版であると聞いたことがあります。

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