叙事詩 人間賛歌

想像もできない力を持つ生命の素晴らしさを綴っています !

 すべて無料です、気軽に読んでください。

人間賛歌 若い人の仏教教室 七十九

2007年11月17日 | 若い人の仏教教室
山本さん、
「先生、日本人が宗教オンチだというのは私もきいていますよ。
よく言われるのは、
日本人は生まれたときはお宮参りで神社に行き、結婚するきは神前結婚が
多いし、なにか災難にあつたり、目出度い正月などには神社に詣でて、
厄払いや、家内安全.一家繁栄を神に祈ったりします。

私もそうしていますが、
それが死んだ時はお寺から僧がきて、お経をあげ葬式をし、先祖の供養も
寺に行って僧にお経をあげてもらいます。

クリスマスになると、キリストの生誕を祝ってキリスト教徒と一緒にお祝いを
しますが、実際には何を信じているのか自分でもよく分かっていないのだ、
と思います。これは私を含めてですが・・
だから、自分は無宗教だと言ってはばからないのだと思います。

それが外国人には理解できないのですね。」

ジッチャン、
「山本さん、日本人の特徴をズバリ言ってくれましたね。
そのとおりだと思いますよ。
だが日本人が初めから無宗教であったかと言うと、そうではありません。

有名な聖徳太子は、日本古来の神道を改めて仏教を取り入れましたが、
なぜ聖徳太子は、多くの反対を押し切ってまで仏教を取り入れたのでしょうか。
この辺がポイントになりそうですね。

聖徳太子は太子の伝記などをみても分かりますが、
武力によって国を統治するやりかたを改め、法律によって国を治めようと
したのです。武力に頼らず民を法律に従わせるには、民をそのように教育
する必要があったのです。
そして教育するには釈迦の教えである仏教によるべきだと、考えられたの
ですね。

聖徳太子が十七条の憲法をつくって国のおおもとにしたことは、よく知られ
ていますが、第一条が有名な、和をもって尊しとなす。で始まる条文ですが、
第二条にこうあるのです。旧文は分かりにくいので現代風に訳してかきます。

「仏と法と僧を敬い、仏教を大事にしなさい。
仏教は人間のよりどころであり、国のおおもとをなすものである。
いつの時代、どこの人であっても、この法を大事にしなさい。人間は生まれ
つき悪人はいなくて、教育しないために悪に向かうのであり、

仏教を教えて育てれば善い人になるのである。」


仏とは釈迦のことで、法は法華経であり、僧とは教えを伝える人のことで
ある。

つづく






最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ぜひ (沙於里)
2007-11-18 22:25:58
katuさま

ブログ「心の免疫力」を見つけて下さりありがとうございます。

ここ数年、世の中のさまざまな不条理な出来事や悲しい事件に、何もできない自分に私自身も無気力になり、空白の10年間でした。

そこから救ってくれたのが、去年の今頃訪れた近所の禅寺での座禅会でした。
もともと仏教には興味があったのですが、本当にしっくりぽっちゃり私の心にしみ込んできて。。

法華経のことはよくわからないので、ぜひ勉強させていただきたいと思います。





返信する
訪問ありがとう (katu)
2007-11-18 11:38:50
沙於里さん、こんにちは
ご訪問と書き込みありがとうございました。

私が最初にあなたのブログを訪問したのは、心の免疫力のコトバにひかれたからです。
私も心の問題に関心をもち、心の究極を明かした仏教.特に法華経を学んでいます。

想像も出来ない人間の力を発揮するには、法華経の力を使うのが良いと考えますので、
関心がありましたらまたご訪問ください。

katu
返信する
初書き込みです (沙於里)
2007-11-18 00:11:10
こんばんは katuさま

何度かブログに書き込みをして頂いている沙於里です。 
パソコンはあまり得意ではないので、実はさっき気がついたんです・・・!katuさんの名前をクリックしたら、ここへ来ました~。

仏教のお話をとてもわかり易く書かれていて、勉強になります。ちょっとづつ拝見していきたいと思います。

返信する