叙事詩 人間賛歌

想像もできない力を持つ生命の素晴らしさを綴っています !

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人間賛歌 所感(政治経済)

2010年10月25日 | 所感
 提案 *

 一に雇用、二に雇用、三に雇用を掲げる管総理に提案があります。

日本が世界弟一のロボット大国であることはご存知でしょうが、少しデータを
紹介しましょう。
いま世界に設置されているロボットの総数は八十五万台で、その内の四十
二万台日本にあります。二位がシンガポールで三位が韓国です。アメリカ
は六位ですからロボット後進国といえるでしょう。

日本の主要な工場の大事な部分はロボットが占めていますから、工業高校
や大学新卒者が学校で学んだことを生かせる職場は少なくなっています。
新卒者の未就職者が四十数万人いることがなによりの証拠です。

企業にとってロボット投資は初期費用はいるものの、人件費は要らないし、
原価償却ができますから、償却が進むと利益だけが残ることになり、二百兆
円以上の余剰資金が大手企業にあるといわれます。

片やワーキングプアといわれる年収二百万円以下の人が一千万人以上い
たり、失業者が三百万人以上いるのに、企業は自社のことだけ考えて新卒
者の採用に極めて慎重であります。
生産が忙しくなると契約社員を増やして間に合わすことを平気でやっています。

 片手に論語、片手にソロバン経営で日本資本主義の生みの親としわれ
た、渋沢栄一のような経営者がいるとは聞いていません。

そこで提案でが、各企業にロボット設置台数一台につき一人の新卒者採用
を義務づけてはどうでしょうか。
実現すれば四十二万人の就職が決まります。採用した新卒者は人間にし
かできない伝統技術の習得や、地域文化起し、高齢者支援などを担当して
もらいます。彼らは誇りと将来の夢を持つことになるでしょう。

政府、経団連、労働組合、関係官僚が一致団結して、若年未就職者の問
題に取り組めば、この問題の解決が出来るのではないでしょうか。
奇蹟といわれたチリ鉱山労働者の救出は、国をあげて一致協力したからだ
と思います。

管総理のご検討をお願いいたします。

 もの言う市民

             


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