叙事詩 人間賛歌

想像もできない力を持つ生命の素晴らしさを綴っています !

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人間賛歌 幸せに生きる 十五

2010年06月03日 | 幸せに生きる

 法華経の不思議な力 *

 北方領土返還を約束した日ソ国交回復から、ずいぶん長い時間がた
ちましたが、ロシアは態度をあいまいにして領土変換の約束を実行し
ようとはしません。
 そのうえかっての日本領土を、自国の領土てあるかのように既成事
実化しようとしています。この時交渉に当たったのが総理大臣の鳩山
一郎で、現総理の祖父であります。

 それにつけても思い出すのは、
昭和二十年の夏、日ソ不可侵条約を一方的に破棄して、旧満州や北
方領土に攻め込んだロシアの態度であります。

 その頃、旧満州とロシアの国境近くの町で起きた事件がありました。
すでに敗色濃厚な日本に、ソ連は不可侵条約を破棄して戦争を布告
し、突如大軍をもって侵入してきました。抵抗らしい抵抗もできず、
その町の日本人家庭では略奪と暴行が始まったのです。。
 抵抗したものは容赦なく射殺されました。

 当時日本人学校の中学生だったY少年の家でも、恐怖にさらされ、
ロシア兵の暴行略奪が終わるのを息を殺して見守っていました。
Y少年の家では、いつも唱えている法華経の題目を家族が必死に唱え
ていました。

 それから不思議なことが起きました。

隣の日本人家庭で数発の銃声が聞こえたあと、急に静かになってナゼ
かロシア兵は引き揚げていったのです。
 Y少年が通っていた学校の途中にも一軒、自分の家と同じように題
目を唱えている家がありました。
 その家もロシア兵の難を受けなかったのです・・・

 やがて敗戦を迎え、苦労の末帰国したY少年は、東京大学に入学し
ましたが、あの国境の町で経験した不思議な出来事が忘れられなかっ
たのです。
自分の家の隣まで来ていたロシア兵は、あの時ナゼ引き揚げていった
のだろう。隣の家の人たちは殺されたのだろうか ?
ほとんどの日本人家庭は被害をうけたが、自分の家と、もう一軒、
題目を唱えていた家の二軒だけが、、助かったのはナゼだろう。。
 単なる偶然だったのか。。。

 法華経にはどんなことが書かれ、どんな力があるのだろうか・・
この疑問を解明しょうとして、Yを中心に始まったのが東京大学法華
経研究会でした。
やがて全国の大学にも広がって行き、今の大学界の先駆となったのです。

続く  


 

 



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