叙事詩 人間賛歌

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人間賛歌 幸運を呼ぶ法則 十二

2008年06月01日 | 幸運を呼ぶ法則

  *末期ガンも治す前向きな心

 ここに驚くべき報告がある。アメリカで行われているサイモント療法と呼ばれる、画期的な末期ガンの治療法である。手のほどこしようがなく、医者が見放した末期患者が、この治療法によってガンが消えた例が数多く起きているのだ。
 ガンはストレスによる免疫機能の低下が引き金になって起こるといわれている。ストレスを克服すれば、免疫機能は強化されガン細胞が退縮、消滅するという理論である。
 実際の治療では患者に次のようなことを実行させた。

   一、ガンは必ず治ると確信すること。

 不治の病いであるという絶望感が大きなストレスとなって、自然治癒力を低下させるので、不動の大確信が必要である。

   二、朝晩、最高の状態を心に思い画くこと。
 自分が最高の状態になった姿をイメージすることは、自然治癒力に大きな力を与える。
このことはプラシーボ(にせ薬)効果などで証明されている。具体的にはガン細胞を、
自然治癒力の細胞(NK細胞)や薬が破壊し、体外に洗い流す姿をイメージする。
 ガン細胞はできそこないの細胞であり、それを退治する正常な細胞のほうが圧倒的に多いのだから絶対に弱気になってはならない。

   三、エゴの心で他人を憎まない、恨まない。
 憎んでいる人が幸せになる姿をイメージするか、悪を正す正義の怒りに転換する。
エゴイスティックな憎しみは、心のモヤモヤとなりその不完全燃焼が心のストレスとな
って自分の自然治癒力を弱めるからだ。  

   四、悲しみや絶望感、グチや文句を自分の心から徹底して追い出し、強気で夢と希望を具体的に思い画くこと。
マイナスの心に支配されている間は、パワーが全開にならない。

   五、適度な運動、特に歩く事を持続する。
 疲労した筋肉には、高い免疫力をもった細胞が合成される。

   六、具体的な生きる目標、しかもできるだけ大きな目標をもちその実現に執念を燃やす。このことは画期的に末期ガンを完治させた人、すべてに共通している。

   尚、人が歓喜した生命状態のとき、自然治癒力は最大のパワーを発揮することが分かった。以上が画期的な末期ガン治療法といわれるサイモント療法である。

 幸運を呼びこめ、という本書のテーマからみると、横道に入ったかのように思えるが、今から百年以上も前の日本の女性、それも特別な教育を受けた訳でもないA女が唱えた

   「病いを治すのではなく、心を治せよ」

 が、いかに先見に富んだものであったかをうかがわせるのである。それに薬に頼らず、ガン細胞を喰うNK細胞(自然治癒力)を増やしてガンを消すことは、ツキを呼びこむこと以外の何者でもないと思い記述したのである。

 サイモント療法について、著者はこれ以上の知識はないが、知人で地球環境問題を専門に扱っている通産省(当時)のS氏がこのことに詳しいので、これ以上知りたい読者がいれば同氏を紹介することは可能である。

 S氏は大気汚染問題の専門家で、氏の説によると、

 「地球からみると、個々の人間は地球の細胞みたいなものであり、エゴで固まった人間は悪玉のガン細胞で、他人に奉仕する利他の実践をする人間は、ガン細胞を喰う善玉のNK細胞のようなものである。

 ガン細胞は人間が死ぬと自分も死ぬが、同じようにエゴで固まった悪玉細胞の人間は、地球の滅亡と同時に死亡する。地球を滅亡から救うためには、NK細胞の役目をする善玉人間(利他の実践をする人)が増えなければならない。そのために必要な時間はあまり残っていないが、それに気がついた人間も地球上に増えてきているので、手遅れでは ない」

 というのが氏の主張である。
 これは、ローマクラブの主張とも一致する。