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大寒の朝のスタート

2014年01月23日 | Weblog
厳寒に大霜煌めく田や畑
         生徒のまぶたも真白に凍てつく





大寒に入って、今年になって一番寒い朝と思うようなマイナス温度の世界でした。通勤の時に真っ暗な中でも、田畑はぼんやりと雪が降ったように白く見えます。




しかし、空気はとても澄み切っていました。昨日生徒が交通事故に遭遇しました。けががなかったことが、不幸中の幸いでした。生徒たちにいつも危険と隣り合わせにいることを意識させなければならないことを痛感しました。

朝、生徒が登校してくる時間に事故がおこったところに立ちました。


生徒たちは寒さに負けずに、「おはようございます。」と元気よくあいさつをしながら登校していきます。立つ位置が変わると、車で通っていく人たちの顔、小学生の面々はもちろん違うのですが、風景、雰囲気も新鮮に感じます。

そこには駐在所の方が毎日立って生徒たちの交通指導をしてくれています。感謝です。




八面山の麓に広がる広々とした田が大霜で白く化粧されています。それが朝陽に照らされ、何となく幻想的に感じます。朝の出来事の中で、ほのぼのとしたあたたかいものがありました。




3年生の生徒が気持ちのいいあいさつをして通っていきました。しかし目の辺りがなんとなく不思議な感じがしました。

「目、どうかしたのかな。」
と聞くと、「えっ?」という返事。よく見てみると、まつげが凍って白くなっています。

初めて見る現象。そのくらい寒い朝でしたし、とてもかわいらしい表情でした。「まつげが凍っているよ。」ともう一人の先生と話しかけると、「本当ですか?」とまつげをさっさっとふくしぐさも、ふっと愛らしさを感じました。




しばらくすると、昨日事故に遭遇した生徒がやってきました。何もなかったかのように、いつもの明るい表情をしています。「心配したよ。けががなくてよかったね。」と言うと、「すみません。」の言葉。駐在所の方もいたので、「ちゃんとあいさつをするんだよ。」と言うと、「お世話になりました。」と御礼を告げていました。


「これから気をつけてね。」と駐在官の方に優しく声をかけてもらっていました。朝陽をバックにすがすがしい光景でした。




朝の学習タイムが始まるので、学校に戻りました。1年生の教室に行くと、みんな頑張っていました。学年部の先生たちも頑張って、分からないという生徒を教えています。「先生、わかりません。」と言う生徒のところに行きました。

教えようとすると、横の生徒が顔をのぞかせ「ここは分配法則でするんよ。」と指でなぞりながら、分配をしていました。すごい。優しい。

さらに異分母の方程式がわからない生徒に教えようとすると・・・。ちょっと離れた席の生徒が、「先生、これ。」と紙をくれました。なんとそれはメモ用紙でした。


近くにいた担任の先生に、「すごい感動。教えようとすると、メモ用紙を持って来てくれたんですよ。」と感動を伝えました。




いろいろいいこともそうでないことも一日の中でありましたが、寒い朝にほっこりした朝のスタートを送ることができました。

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