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今の時代だから「江戸しぐさ」

2010年09月30日 | Weblog
最近、「江戸しぐさ」という言葉を雑誌、新聞、テレビなどで使っています。この間は、「江戸しぐさ」をテーマとした授業をみせてもらいました。


最近、「江戸しぐさ」という言葉を耳にします。実は、恥ずかしながら、「江戸しぐさ」っていう言葉をしりませんでした。最近、そんなことがあったんだと言うことを知りました。「遅い」と言われても・・・。



 どんなことかというと、お互いが気持ちよく過ごすためのちょっとした思いやりの行動のことです。今の時代だから、こんな言葉が社会の中に出てくるのでしょう。道徳などの授業の教材にも使われていることが多いようです。どんな行動があるのでしょう。その例です。




【傘かしげ】
雨の日に互いの傘を外側に傾け、ぬれないようにすれ違うことです。みんながそんな心配りができると、すみやすくなるでしょうね。江戸時代では、狭い路地をそんな風にしてすれ違っている人たちもいたのでしょう。




【うかつあやまり】
たとえば相手に自分の足が踏まれたときに、相手も謝るし、「すみません、こちらもうかつでした。」と自分が謝ることです。その場の雰囲気を大事にしていた行動です。さりげない言葉がその場を温かく包みます。




【喫煙しぐさ】
野暮な「喫煙禁止」などと張り紙がなくとも、非喫煙者が同席する場では喫煙をしないことです。灰皿も無い所で喫煙をしません。でも最近は、禁煙運動も広がり、吸う場所も限られてきたあげく煙草も値上がりで、喫煙者も肩身が狭い思いをしていますよね。





【七三の道】
道のど真ん中を歩くのではなく自分が歩くのは道の3割、残りの7割は緊急時などに備え他の人のためにあけておくことです。




【こぶし腰浮かせ】
乗合船などで後から来る人のためにこぶし一つ分腰を浮かせて席を作ることです。みんながこういうことをすれば、座れる人がふえますね。 




【逆らいしぐさ】
「しかし」「でも」と文句を並べ立てて逆らうのではなく年長者からの配慮ある言葉に従うことが、人間の成長にもつながります。




今の社会に忘れかけているものをもう一度みんなが意識すれば、気持ちよい社会にきっとなることでしょう。

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