県をまたいでの勤務も2か月を越えました。
勤務のシステムにもほぼ慣れてきています。
「どうして、福岡県?」
いろんな人に会った時に、その質問が多くありました。
その返事は、それぞれに返していますが、県は違えども、目の前にいるのは、かけがえのない大切な子どもたちです。
自分なりに、しっかりと関わっていっているつもりです。
それは、どこにいても同じです。
褒めたり、叱ったり、優しくも、厳しくも・・・毎日が連続ドラマです。
昼休みになると、
「遊ぼう。」
と子どもたちがやってきます。
子どもたちと手を繋ぎながら、歩道橋を渡って、グランドに行きます。
このおじさんが昼休みにグランドにいること自体、グランドで鬼ごっこやドッジボールをすることなど滑稽なことかも知れませんが、それもまた幸せです。
今日の午後からは、1年生の先生が、出張で、1年生に入りました。
図書室の本を返して、本を借りる。
そして、図書委員会の6月の活動について、図書室の先生から話を聞くという内容でした。
1年生は、担任の先生がいないことで、はめをはずし気味。
長時間、1年生の教室に行くのは、4月ぶりです。
図書室の先生に迷惑をかけてはいけないので、図書室に行く前は、ちょっとはめ外しを厳しめに注意。
静かに図書室へ。
そして、みんなで
「先生、お願いします。」
とあいさつをして席につきました。
本を返して、本を借りて・・・です。
あとはやわらかく。
本選びに困った子どもたちと一緒にあれやこれやと本をさがします。
「園長先生~~。この本でいいですか。」
真面目に言っています。
だれが、園長先生ですかあ。
しばらくすると、今度は、ちょんちょんと後ろから指をさされます。
「だれだ。」
すると、小声で、
「せんせい~~、かっこいい~~。」
うむ?なんと?今?
「せんせいとけっこんしたいんだけど・・・いいですか。」
何歳差?
「はい、はい。本を一緒に探してあげるよ。」
おばけの本を探すと、もう忘れて、一生懸命に本を読んでいます。心は、気まぐれです。
1時間だけでも腹いっぱいドラマを感じました。