かったかくんのホームページ

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「時を刻むとき~大きな古時計~」

2021年08月11日 | 大分県
『時刻む多くの人が耳にした
  振り子の音が未来に広がる』


 

異常気象が続きます。
梅雨が早く始まり、早く終わりました。
災害級の雨が降ることなく、梅雨が過ぎ去っていきました。



ところが、今日の天気予報で、これから
「梅雨末期のような雨が降ります。」
とニュースで伝えられました。


週間天気予報を見ると、これから1週間ずっと雨マークがついています。
 


日本気象協会の発表では、
「前線停滞。過去経験したことのないような大雨の恐れ」
と警戒が必要であると報道されています。




「11日は、九州に秋雨前線の活発な雨雲がかかり、すでに長崎県や熊本県、鹿児島県の一部に土砂災害警戒情報が出ています。
来週にかけても、西日本の日本海側ほど活発な雨雲がかかりやすいでしょう。
特に、14日ごろまでは、九州や中国地方などでは、わずか1日でひと月分の雨量が降るなど、記録的な大雨になる恐れがあります。」
盆が終わるころまでは、要注意、要警戒となります。
 




今日は、雨が降っていましたが、親せきのお墓参りに行きました。



親戚のおじさんがいました。90歳を過ぎているのですが、とても元気です。
少し耳が遠いのですが、話をすることができました。



現役時代は、時計屋をしていました。
 



時計屋としての店は閉めましたが、修理などはまだバリバリです。
「戦時中は、釜山で親が時計店を営んでいたんですよ。
戦争に負けて、なんとか日本に帰りました。その時は、16歳だった。
時計は、みんな置いていかなければならなかったよ。
でも腕時計だけは、服に隠して持って帰ったんだよ。」

と戦争中のこともしみじみ話してくれました。
いろんな人生を刻んでいます。



以前、家に動かなくなったぜんまい式の古時計がありました。
捨てようかなあと思っていましたが、おじさんが修理をしてくれました。



そして数十年ぶりに、また時を刻むようになりました。
まだ私がこの世に存在していない昔のにぎやかな声が聞こえてきそうです。
 

10年前に、部屋を作った時に、お祝いに「大きな古時計」をいただきました。
今の時計とは違ってまた格別な音です。
「100年は動くよ。」
 



ところが・・・数年前、夜中に、
「どーーーーん。」
という大きな物体がぶつかったか、落ちたかの音でした。



跳び起きました。



電気をつけて見ると、大きな古時計が、重さに耐えかねて、落ちていました。
 


少し壊れました。
それ以来、時を刻むことがありませんでした。
 



今日、そのことを話すと、
「そりゃ、5寸釘くらいでないと持たないよ。
そして、かなり釘を柱の中に入れないと落ちてしまう。家に行こう。」
 




今にも家に来そうな勢いで話をしてくれました。
「今でないといけないからね。」
と年のことも考えてくれています。
 



ちょっと距離もあるので、暑い夏が過ぎてから、修理に来てくれるようになりました。
 



時計の時は止まっていますが、復活できることをうれしく思います。
まさに「おじいさんの古時計」です。