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日々感じたこと、心に残ったこと・・・綴っていきますね。よかったら、立ち寄って下さい。

「言葉にできない☆文字で伝える」

2020年01月17日 | 大分県
週末を迎えました。
今日もいろんなできごとがありました。
しかし、一つひとつを大切にしながら、過ごしてきたつもりです。
 


そんな中で感動することにも出会います。
 


今、クラスでは2日に1度のペースで子どもたちは日記を綴っています。
これも積み重ね。
最初は、書くことが苦手だった子どもたちも、回を重ねるごとに、綴り方にも思いがこもっています。
 


今日、子どもたちの日記を見ていると、感動する文章がありました。
内容は、次のようなことでした。
 


おねえちゃんとけんか。仲良くなりたいと思っているけれど、なかなか口に出して言えない。
「ごめんなさい。」と言おうと思っても、お互いに背中を向けてしまう。


でも思いは伝えたい。

そこで考えます。
紙飛行機に
「おねちゃん、ごめんなさい。」
と書いて、お姉ちゃんに向けて飛ばした

という話です。
 


ほんわかな気持ちになりました。

それを受けたおねえちゃんはどんな気持ちになったのでしょうか。
それを想像しただけでもこちらの気持ちもやわらかくなります。
 


朝にも子どもから感動をもらいました。
昨日、新年の思いを書き初めにしました。
半紙を横にして、思いを筆で綴りました。
子どもたちの感性の高さを感じました。

例えば、
「今は
 四年生
 だけど
 もうすこししたら
 五年生に
 成長して
 すこしずつ
 すこしずつ 
 りっぱな
 五年生に
 なろう」

など、思いを綴っていきました。


ぐっとくる思いもありました。
台紙にはって、すぐに掲示板に掲載をしました。
 


そして、次の日の今日の朝のことです。
「先生、家でも思いを綴ってきたよ。」
とある子ども。折って、折って、折って、小さくした紙を広げてくれました。


「わたしはね
   ぜったいに
 わすれない
   あの
 さいごのえがお」



「その意味はなに?」
と聞くと、話をしてくれました。
 


「あのね、この間、おじいちゃんが亡くなったけれど、おじいちゃんのお見舞いに行った時に、おじいちゃんが見せてくれた笑顔を忘れることができないんです。」
 


朝から胸が熱くなりました。
ご家族の方もそして何よりおじいちゃんもどれくらい、子どものこの感性を喜んでいることでしょう。
悲しみの中にも確実に
「おじいちゃん」
を通して
成長が加速されています。
 


言葉は、許可を得て、昨日貼った、作品の横に掲載しました。

こんな子どもたちの豊かな感性に出逢える今が幸せです。
一方では、この感性を大切にしていかなければならない責任も感じます。