

夜のとばりに染みわたる音


色づいた木々の葉も落ちて、自然界も冬支度をしています。今週末は寒さもちょっと厳しそうです。先日のニュースで、中国の無人月面探査機「嫦娥(じょうが)3号」が月面軟着陸に成功し、搭載していた探査車「玉兎(ぎょくと)号」を月面に降ろしたということが話題になっていました。

今、地球規模でいろんな環境問題が山積みされています。
身近なところで、PM2.5。中国が発生源とされていますが、関東の方まで基準値を大きく上回る現象も出ています。中国だけの問題かどうかは不明です。福島第一原子力発電所爆発事故による放射能汚染。空気、大地、海・・・人でにぎわった町が廃墟となっています。
人間の手によって、地球が破壊されていっています。
月も同じような経路をたどるのでしょうか。「ここは自分たちが占領した月の土地。」「ここは、我が国の防空識別圏。他国の衛星は通れません。」「資源が出てきたときは、土地の奪い合い。」きっと地球と同じような道をたどっていくのでしょう。
「月でおもちつき」「月にクレーターが見える。」「三日月、満月」などと現実志向でなく、月が永遠にロマンのものであって欲しいと思うのです。
「月面着陸」「月面探査」など侵してはならない領域まで人間が食い込んでいるような気がしてなりません。
今日は、吉富フォーユー会館のロビーで「ジングルベル サロン コンサート」が夜行なわれました。三宅夫妻の演奏会です。クリスマスの曲も演奏してくれました。環境問題、平和問題にも触れ、メッセージを伝えながらの演奏もしてくれました。
手づくりの演奏会。

お子さんは学校の生徒です。家族そろっての手づくりの演奏会です。三光の方もたくさん来ていました。
教師になって初めての学校で受け持ったなおきくんとふみくんのきょうだいの方も来ていました。つながり、縁の深さを感じます。
環境を壊さない社会を考えていくこと、平和な地球を創っていくこと・・・手づくりの演奏会の中で、家に飾られたイルミネーションとはまた一味違うあたたかな心の鼓動に触れる時間を持つことができました。

演奏する横では、次郎くんが福島県の南相馬の方が作った手づくりバッジを売っていました。「LOVE & PEACE 愛と平和」と書かれています。一つ買って、早速胸に留めました。


このことは、大人が背負う絶対的な義務だと痛感します。
平日でしたが、いい夜を過ごさせてもらいました。