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研修会で熊本県二大問題について勉強②

2008年07月24日 | 議会活動

遅くまでの交流を深めた翌日の2日目。
ホテルを後にし、JR八代駅となりにある第三セクター『肥薩オレンジ鉄道』(熊本県八代駅~鹿児島県川内駅までの116.9km)にて研修。
大変忙しい中にもかかわらず、・・・・・・・『続きを読む』でどうぞ

社長みずから事業の経過と今後の課題(平成19年度からの収支改善5ヵ年計画)について、お話しをいただきました。
当初の予定と違い、乗客減の中で大変苦しい経営を強いられている『肥薩オレンジ鉄道』。
19年度の利用者は、約170万人であり、平成12年度のJRが運営していた時と比べて68%まで減少しており、通学利用者が全体の72%を占めています。
収支改善の打開策としては、沿線自治体をはじめ熊本県・鹿児島県だけではなく、国やJRからの支援が必要であり、また観光客をオレンジ鉄道へと導くためのキャンペーンの実施等々。
とにかく、沿線住民や少子化に伴い利用者減少が続いている中、観光客にいかにしてこの鉄道を利用してもらうか。お得な割引切符などの商品を開発しているが、その商品を持続させるためには、会社として体力をつける必要がある。交通弱者の足を守るそのためには、公的支援が必要だということです。
JRが見切りをつけ、経営から手を引いたことで廃線となれば困るのは沿線住民。
そのために、三セクとしての会社を立ち上げ、そして今後も鉄道輸送を引き続き行っていくためには、自助努力は当然のことながら必要ですが、公的支援が必要です。
駅管理者として委託を受けているNPO法人の方とお話しをしましたが、『頑張らやん』と力強い言葉。
そもそも、JRが経営から手を引っ込めなければよかったのですが、儲け主義のJRの責任は重いものがあると思います。

2日間の研修で、熊本県の課題の一部を見て回りましたが、大変に実り多い研修でした。
このような研修と交流は、今後も必要だと思います。企画される担当の方は大変でしょうが、次回も宜しくお願いします。参加された皆さん、大変お疲れ様でした。