普通な生活 普通な人々

日々の何気ない出来事や、何気ない出会いなどを書いていきます。時には昔の原稿を掲載するなど、自分の宣伝もさせてもらいます。

音楽遍歴<その7>

2010-12-23 14:58:07 | 音楽にまつわる話<的>な
 ロッキンf編集部内でのパンク/ニュー・ウェーヴの評価は低かったが、ボクはひたすら追いかけた。
 海外の流れも追い、来日したブロンディ、トーキングヘッズなどの関連バンドはおおよそインタビューした。なんともクレバーな連中だった。イギリス組では、最も好きだったストラングラーズがやはり記憶に残っている。
 日本に目を向ければ、S-kenの主導した東京ロッカーズの存在が大きい。NYから日本に戻ったS-kenは、高いモチベーションで東京のロックシーンを作り変えていった。その手始めがS-kenスタジオの設立だった。当時ワーナーの洋楽ディレクターだったY氏との共同作業だったと記憶しているが、そこからS-kenはもとより3/3(後のフリクション)、リザード、ミラーズ、Mrカイトといったバンドが、ムーブメントとしての東京ロッカーズを創りあげていった。
 ボクは編集部内では評価の低いパンク/ニューウェーヴを掲載するページを、なんとかこじ開けることに力を注いだ。もちろんムーブメントを追いはしたが、東京ロッカーズを掲載するのはなかなか至難の業だった。

 掲載した写真は、当時の東京ロッカーズを記録した映画『ROCKERS』(監督:津島秀明 発売元:トランスフォーマー)の、2008年に発売されたDVD(スタンダード・エディション)のジャケ写。以下に記したバンドの音がまとまって聴ける唯一の音源でもある。
 
1. デストロイER /LIZARD
2. CITY BOY /8 1/2
3. MR.TWIST /SS
4. CRAZY OR LAZY /MR.KITE
5. リズムの時代 /THE PAIN
6. ぶた /自殺
7. CRAZY DEREAM /FRICTION
8. BOYS I LOVE YOU /SPEED
9. PASSENGER /MIRRORS
10. 環七 /MIRRORS
11. ぶちやぶれ /S-KEN
12. HANGING AROUND /THE STRANGLERS
13. DEATH AND NIGHT AND BLOOD (YUKIO) /THE STRANGLERS
14. マシンガン・キッド /LIZARD
15. コカ・コーラ /SS

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1 コメント

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音楽でなければできないこと (荒川自転車研究所・萩原です)
2012-04-27 21:39:59
先日はどうも。
当時、ウキウキしながら「新宿ロフト」に足繁く通っていたことを思い出しました。
ところで現在のシーン、あまりおもしろくないですね(こういう言い方、「小うるさい消費者」みたいですが。
「手っ取り早い自己表現」の手段が完全にWebに移ってしまった現在、音楽にかかわる人は、もっと「音楽でなければできないこと」を考えたほうがいい気がしますがね。
あ、なんか評論家っぽくなってしまった。
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