普通な生活 普通な人々

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小保方さん、論文撤回?

2014-06-04 22:47:26 | まあまあ社会<的>な
とうとう来るべきところまで来てしまった、という感じだ。

小保方さんが、ネイチャーに発表した2本の論文の内の補完的な論文は既に撤回を表明し、今日になって主論文の撤回にも同意したと報じられたのだ。

この小保方さんの意向を受けて、小保方さんの代理人である三木弁護士は、取り下げが事実ならば「無念だ」と言い、一方で「極めて精神状態が悪い中、主体的な判断を行ったのかどうか、十分に見極めて対応を決めたい。彼女の本意ではないと思う」と話し、さらに「何らかの強い圧力によって、同意せざるを得なかったのでは」と推測していると報じられた。三木弁護士の知らぬところで、論文撤回は既成事実化したようだ。

今日の小保方さんの論文撤回に対しては、ボクも三木弁護士の観方・判断に賛成だ。

なにより、これまで三木弁護士を代理人に立てて、STAP細胞に関わる係争に臨んできた小保方さんが、姿も声も出さぬまま、代理人の三木弁護士に相談することもなしに、最終決断をしてしまったという点に、大いに違和感を覚えるのだ。

今日の昼前頃に、理研の遠藤高帆(たかほ)上級研究員の解析によって、小保方さんの公開した遺伝子データが、胚性幹細胞(ES細胞)など2種類の細胞を合わせて得られたデータだった可能性が指摘されたのだが、そのことをもって、小保方さんが観念したという論調になるのは目に見えている。

だが、実際のところはどう考えてみても、三木弁護士の意見が的を射ているように思う。

以前にも指摘したが、踏んだ「虎の尾」が、太く長かったと思えて仕方ない。

もし小保方さんの論文撤回同意が真実であり、彼女の主体的な意思によるものであれば、これでSTAP細胞のすべては白紙に帰るわけで、すぐさまどこかで動きが出ることになるだろう。

機能は同一だが、まったく異なるよび方をされる「細胞」がすぐにも登場するのではないかと、密かに思う。

正直なところ、今のボクの生活には何らの影響もないSTAP細胞だが、巨大な利権を生むこうした研究成果の動向は、近い将来、利権と言う意味ではなくとも、大いにボク達一般ピープルにも関わってくるだろうことは、良く分かる。

小保方さんはこれで稀代のペテン師呼ばわりされる階段を、一段上ってしまったようにも感じる。

これまでよりも一層、状況は悪くなるのかもしれない。



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2 コメント

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日本を諦めましょう (名も無き花はなどこの世に無い)
2014-06-06 03:09:09
初めまして。
現在の状況は、論文に言い掛かりをつけられた末、研究成果も無いものとされた訳ですが、それを逆転するにはSTAP細胞の存在をイジメの蔓延した狂った日本人に見せつける以外ありませんね。
日本でその環境が整っているのは利権まみれの悪の巣窟理研でしかないのが現状、なので小保方氏さんは再現実験を行うには論文の撤回が条件という理研側の取引に応じなければならなかったのです。
この事件そもそもを言えば、理研は政府からカネを貰う為の大きな勲章がSTAP細胞発見だったのです。がしかし、論文にケチがつけられあてにしていた政府からのカネが入らなくなった。
大きな組織になればなるほど、そうした事の責任論が出て、枝葉の人=(失礼ながら)小保方さん が全責任を取らされる運命なのです。
利権まみれの理研。捏造はそもそも理研に在り!なのにみんな小保方イジメに走る。
真実・事実が見えないバカ丸出しな日本人が多いと言えます。
乱文にて失礼しました。
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名も無き花はなどこの世に無い様へ (katohfu)
2014-06-06 09:51:07
コメントありがとうございます。小保方さんに関する一連の報道を吟味すればするほど、表向きの報道にしか接することはないわけだけれども、理研と言う組織のろくでもなさが浮き彫りになります。
この半年間のSTAP細胞に関する一連の騒動の根には「名も無き花はなどこの世に無い」さんの指摘する理研の体質が、大いに関係しているのでしょうね。
一方で、日本と言う国家の、国家的権益に対するザルのような感覚、国民の、「割烹着」に象徴できるような大切なものからズレた興味本位の受け止め方、全てはマスコミの「悪辣な報道姿勢」に元凶があるような気もしています。
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