普通な生活 普通な人々

日々の何気ない出来事や、何気ない出会いなどを書いていきます。時には昔の原稿を掲載するなど、自分の宣伝もさせてもらいます。

仕事中。にもかかわらず、ポッと空白の時間。

2012-04-05 13:37:56 | 普通な生活<的>な
大きなお世話だと思うのだが、今朝、電車の中で、こんな`刷り込み´はどうなんだ? という場面に遭遇した。

ボクが優先席に座っていると、通勤客で満員の車内になにやら大きな声。

耳をそばだてて聞くと、「どいてください! 携帯電話は使わないで! 向こうから避難してきた」と言っている。

声の主が近づいてくるので見ると、およそ72~73歳のご老人が息巻きながら混雑を掻き分けてきた。

そして車両と車両の連結部に入り、すぐ側でちょうどスマホを手にしていた(使っていたわけではない。手にしていただけ)30歳代の女性に「携帯電話は止めて!」と、大声で怒鳴った。

女性はすぐにスマホをポケットに収めたが、老人は「ようやく避難してきたのに」と、不服そうな発言。

老人は、なんらかの情報を元に携帯電話は「危険な代物」と思い込んでいるらしい。

だから車内放送での優先席付近での携帯電話不使用、電源のオフを呼び掛ける内容を社会の共通認識として、優先席付近に「逃げて」きたのだ。

車内での携帯電話使用は、迷惑行為でありペースメーカーなどを入れている人にとっては危険な代物ということなのだが、果たして本当なのだろうか?

電磁波の危険というのが、携帯電話のデメリットと考えられているが、ペースメーカーを入れた人にとっても、命に関わるほどの危険とは思えない。

ペースメーカーを入れた人を何人か知っているが、いずれも携帯電話を持ち使っている。なんの痛痒もないという。中には2台を使い分けている人もいた。

他人の発する携帯電話の電磁波や電波は危険だが、自分が発する分には問題ないというのは、理解に苦しむ。

ご老人の主張も解らないことはないのだが、エキセントリックに他人をなじるほどのことではない。

ましてや、車内での携帯電話不使用は、同意事項ではあるが法的な規制ではない。

ご老人への刷り込みは、誰が、何時、何処で、どんな方法で行ったのか?

最近、地下鉄での携帯使用を容認するかのように、電波が通じるように整備が始まっている。

緊急時に対応できるようにということなのだが、普通時と非常時の境目すら、誰にも分からない。非常時ならこれまで言ってきたように、ペースメーカー使用者への配慮は不要なのか?

なによりご老人が激高するような、誤解を誰が刷り込み、放置しているのか、それが知りたい。
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