普通な生活 普通な人々

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新年の抱負

2016-01-13 19:22:38 | こんなことを考えた
松もあけ、鏡開きも終わり、次は節分。

あの「恵方巻」って、昔はなかったけれどいつの間にやら、節分の当然の「儀式」のように思われていますね。つらつら思い返してみるに1990年より少し前頃か、7-11が始めた「儀式」だったような気がします。

僕らが子どもの頃に、とても楽しかった「儀式」は、お正月の一連の行事(初詣、初荷、少したっての鏡開き……などの、一年のはじめを彩る儀式の数々!)、節分、桃の節句、花見、端午の節句、八十八夜、海開き、お月見、土用の丑の日、紅葉狩り、文化の日、そしてクリスマスに大晦日。その間に春分、夏至、秋分、冬至があり、なにか粛々と時間、日々、季節が過ぎて行ったような印象があります。

昭和30~40年代頃には、こうした極めて日本的な季節と時の移ろい(クリスマスは別)を、メディアもこぞって取り上げていましたが、チョコレートの売り上げを計って見事に功を奏した2月14日の「バレンタインデイ」を皮切りに、西洋的な「儀式」が幅を利かせるようになりました。

「バレンタインデイ」、かぼちゃのジャック・オー・ランタンでおなじみの「ハロウィン」、「クリスマス」が、日本に根付いた西洋の3大祭りですが、なんだかさらに増えそうな気もします。謝肉祭とか感謝祭とかいって……。

ところで「恵方巻」。豆まきを追い落として節分の主要な儀式となりましたが、どうなの? って感じもあります。豆まきは、後の掃除が大変だから毛嫌いされたとのことですが、これまた、どうなの? 本当? という気になります。ただ、確かに最近「鬼は外、福は内」の掛け声、全然聞こえませんね。

企業の戦略にうまうまと乗せられた感のある祭り、儀式もありますが、それでも季節感を失うのだけは避けたいところです。

なにはともあれ、今年一年も、良い時の流れ、季節を感じながら過ごしたい。これが、今年の年頭の抱負です。

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