リスペクトコラムです。
当ブログで「付加価値が高い公共財Jクラブ」として評価の高い山口さん。今季は16位と順位的には振るわなかったですが、いろいろと頑張っておられます。ご当地選手や全市町村ホームタウンなど、目を見張る取り組みをされています。そして、今回もおおっというニュースが流れました。何と、現役選手即社長就任です。それは渡部選手。柏の黄金時代に所属していた選手で、当ブログでもある程度馴染みがあった選手ですが、ビックリです。
【株式会社レノファ山口、経営体制強化のお知らせ】
「本日12月15日に開催いたしました株式会社レノファ山口 臨時株主総会および取締役会において、小山文彦が代表取締役会長に就任し、渡部博文が代表取締役社長に就任する新経営体制が決定しましたのでお知らせいたします。新体制の狙いは、レノファ山口FCの経営に、プロサッカー選手経験者の視点や人脈を取り入れること、多岐にわたる代表業務を適切に分担することで、あらゆる施策の実施効果を最大化することなどです。なお、Jリーグに登録する実行委員については、小山文彦が継続して担当します。
【代表取締役社長 渡部 博文 略歴】
氏名(生年月日) 渡部 博文(1987年7月7日)
略歴、地位、担当および重要な兼職の状況
2010年2月 株式会社日立柏レイソルにプロサッカー選手として入団
2015年2月 株式会社ベガルタ仙台に移籍入団
2017年2月 楽天フットボールクラブ株式会社(ヴィッセル神戸)に移籍入団
2017年5月 株式会社ESPORTES設立、代表取締役(現任)
2021年2月 株式会社レノファ山口に移籍入団(現任)
2022年10月 プロサッカー選手引退
所有する当社株式の数 0株」
当ブログでは、クラブ社長は元選手がいいのではないかという持論があります。「いい」ではなく、「いいのではないか」。それはやはり、ある程度経営者としてのスキルが備わった人が適しているというもの。鳥取さんの岡野さんのようにGMだったら、まだ現場に近いポジションですが、社長となると現場と運営と両輪に携わなければならない。古くは鳥取さんの塚野社長、セレッソさんの森島社長などは、確か社長就任の前に何かしらの経験をしているはず。引退即就任は極めて稀です。ただ、就任動画を観ると、前社長(会長)がそこまでほれ込む人材だったようだし、実は山口さんの今までの社長の流れもあるようです。
前々任者の河村元社長は実は元選手、その後に就任した小山前社長はコンサル業等をやっている経営者で現場経験は無し。つまり、河村元社長のような「現場」というエッセンスを、自らの経営に注入したいという思いもあったのではないかと思われます。それは、監督退任即社長就任という岩手さんとよく似た動きです。ちなみに、小山前社長は社長就任後、増資と減資の手続きによって3年ぶりに債務超過を解消され、単年度黒字が期待できるところまでたどり着いたという状況。
ナベ(柏時代の呼び名)社長、頑張ってください。山口さんはJクラブとして付加価値が高いクラブ。J1にふさわしいとも言えます。小山会長とともに成長させていってください。
【11/10(木)宇部市ご当地シャレン選手「島屋八徳選手」に感謝を伝える会の開催】
「このたび、レノファ山口のホームタウンである宇部市に、2021・2022シーズンの宇部市ご当地シャレン選手である島屋八徳選手がレノファ山口FCを退団するにあたり、感謝を伝える会を開催いただけることとなりましたのでお知らせいたします。ファン・サポーターの皆様も参加できますので、ぜひご来場ください!
<開催概要>
日時 : 令和4年11月10日(木)午前9時~
会場 : 多世代交流スペース しばふ広場(宇部市中央町三丁目)(雨天時は中央街区公園 わいわいぱーく)
出席予定者: レノファ山口FC 島屋八徳選手 宇部市 宇部市長 篠﨑 圭二
内容 : 感謝状贈呈、サイン会ほか」
宇部市公式HP該当ページ:https://www.city.ube.yamaguchi.jp/shisei/kouhou/kishahappyou/1008059/1017265/1017554.html
これはすごいですね。ご当地選手が退団するという事で、担当ホームタウンが送別会を開いてくれるという話。ちょっとPR動画で出てとか、1年に1回市長室を訪問したというレベルではここまでやってくれない。送別会をやってくれるくらいに、しっかり地域貢献活動をしていたという事でしょうか。地元岡山で例えれば、玉野市のご当地選手が宮崎智選手で、退団に際して玉野市で送別会を開いてくれるような話。どれくらいすごい事かわかると思います。
そして実施情報もありました。山口新聞によると、約100人の参加だったとか。島屋選手はご当地選手になった昨季から約2年間、市内の小学校訪問など積極的に地域貢献活動をされたとあります。やはり、訪問すればいいというものではなく、きちんと丁寧にやるから地域に根が張れるという事か。素晴らしい話ですね。
【高齢者施設の方々がサッカーの応援を通して「支える人」になるプロジェクト 「Be supporters!(ビーサポーターズ)」9/12(月)高齢者施設の方々と沼田駿也選手の交流会を実施しました!】
「レノファ山口は、公益社団法人 日本プロサッカーリーグ(以下、Jリーグ)とサントリーウエルネス株式会社(以下、サントリーウエルネス)がJリーグ10クラブと協働で実施する、“人生の先輩からのエール”企画に参加しています。
この企画は、Jリーグの10クラブが地域の高齢者施設に入居している方々から、選手・クラブへの応援メッセージを集め、それを焼きつけた横断幕を9月敬老の日付近の各クラブのホームゲームにて掲出するもので、レノファ山口では、山口県内の6の高齢者施設、約140名からの選手やクラブに対する応援メッセージが書かれた横断幕を9/14(水)ツエーゲン金沢戦にて掲出します!
それに先立ち、9月12日(月)に、メッセージを書いていただいた、社会福祉法人ひとつの会 ケアハウスあいおい苑の皆様と沼田駿也選手がオンラインで交流会を実施しました。」
「Be supporters!」公式サイト:https://www.suntory-kenko.com/contents/enjoy/besupporters/
この事業はてっきり、富山さんだけのシャレン事業と思っていましたが、そうではなかった。サントリーさんという立派なスポンサーが付き、Jリーグ直轄の継続事業になっています。よくオリジナル何とかとか言いますが、この事業は富山さんから始まり、次に加わったのが山口さんでオリジナル2、もう2クラブ付いてオリジナル4、今は10クラブ(岡山に期待しましたが・・・)関わっています。これはJリーグの直轄事業でもあり、改めて単独事業としてリスペクトさせていただきます。さすが山口さん。やはり付加価値が高い。これに強さが加わったら、市民クラブとして素晴らしいJ1クラブになると思います。うらやましい。
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