第３のサッカー・ビーチサッカー３

　リスペクトコラムです。
　五輪が終わり、今はパラリンピックがよく報道されています。地元開催のためか、４年前よりもメディアの露出が大きいように感じます。個人的にも先日チラッと見たブラサカ（ブラインドサッカー、５人制サッカー）は、馴染みのある競技のためか、面白く観させていただきました。ブラサカは福岡さん、川崎さんをはじめとするＪクラブで、自ら取り組む競技として普及活動を実施されています。
　そんな中で一昨日、ビーチサッカー日本代表が決勝に進むというニュースを耳にしました。サプライズでしたね。イメージ的にはラモス監督、ブラジルなどの競合国に健闘するも歯が立たないというものでしたが、いつの間にここまで強くなったのかと。
　　　
【ビーチサッカーW杯日本が準優勝　ＦＩＦＡ主催大会“三度目の正直”ならず】
「＜ビーチサッカー：ワールドカップ（W杯）ロシア大会・ロシア5－2日本＞◇決勝◇29日◇モスクワ
　ビーチサッカーのワールドカップ（W杯）ロシア大会で初めて決勝に進んだ日本は、ロシアに敗れ準優勝だった。日本は2005年の第1回大会から11大会連続で出場しているが、その05年ブラジル大会と前回19年パラグアイ大会のベスト4が最高成績だった。
　FIFA（国際サッカー連盟）主催の世界大会で日本男子の“三度目の正直”での、世界一はならなかった。決勝に駒を進めたのは3度目で、99年ワールドユース（現U－20W杯）ナイジェリア大会と01年コンフェデレーションズ杯日韓大会は準優勝だった。今回も惜しくも準V。日本男子の悲願である、「W杯優勝」は、またもお預けとなった。」
引用：日刊スポーツ
日本ビーチサッカー連盟公式ＨＰ該当ページ：https://jbsf.or.jp/?p=6894

　過去２度の決勝進出は'99年U-20サッカー代表のワールドユースで決勝の相手はスペイン、'01年Ａ代表のコンフェデで決勝の相手はフランスでした。コンフェデは何となく覚えていますが、ワールドユースははっきり覚えています。いわゆる黄金世代の時で強かったですね。それらに次ぐ３度目の決勝進出でした。この記事で「Ｗ杯優勝」と書いていますが、すいません軽々しく感じます。これは東京五輪で金メダルを狙っていたというコメントと同じ印象です。
　確かに目標を高く持つのはいい事ですが、東京五輪を観ても世界との壁は果てしなく高い。いくら海外組のせんしゅが増えても、肝心の指揮官が世界基準でないので、世界一になれるわけがないと思っています。ただ、進歩はしているようです。
　　　
【日本準Ｖ　地道な強化実る】
「試合中は選手兼任の茂怜羅監督と田畑コーチが『二人三脚』で戦局をつかみ、的確な指示で立て直す。跳ね返す力、対応力が光った。大場（レーヴェ横浜）や赤熊（エアソアペーゴ北九州）など、４強入りした前回大会を経験した選手が多い。田畑コーチも選手として茂怜羅とともに前回大会を戦ったメンバーで積み上げが生きていた。」
「今年６月、千葉市の日本代表トレーニング拠点にビーチサッカーの練習場も完成。新型コロナウィルスの影響で海外に遠征できないなかでも十分な練習を積めた。環境整備と地道で継続的な強化が、初の決勝進出として実を結んだ。」
引用：日経新聞
 
　大会通算10得点を挙げた赤熊選手がブロンズスコアラー賞（得点ランキング3位）を獲得しています。前回大会は４強だったのですね。これも知らなかったです。スポナビとかチェックしているのですが、リスペクトできていなかったですね。メディアの露出も少なかったのかな。ラモス監督時代はよく出ていましたが、その後は確かに目立たなかったですね。今回の偉業も、地上波はもちろん、ＢＳ局でも見られず、かなり残念に思っていました。
　試合後の報道を追っても、スポーツニュースで取り上げられている事はむしろ少なく、まだまだビーチサッカーの市民権は低いなと思いました。フットサルもそうですね。Ｆリーグもできて、一時期流行りましたが尻すぼみの印象です。というかサッカー日本代表も人気の凋落がささやかれている状況。なでしこジャパンはこの東京五輪の惨敗ですっかり厳冬に入っています。ＷＥリーグ開幕でも盛り返せないでしょう。頑張って欲しいですね。
ビーチサッカー関連②：https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090615
　　〃　　　　　　①：https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090614
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