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ラグビーの日本へ36

2021-08-17 00:01:36 | スポーツ文化・その他

 リスペクトコラムです。
 ちょうど、東京五輪の開幕直前に報道されましたが、どうにもこうにも触れる事ができなかった情報です。それから約一カ月経ってやっとリスペクトする事ができました。てっきり「Rリーグ」になると思っていたのですが、「リーグワン」ですか、例えば2部リーグは、「リーグ1ディビジョン2」となりますが、ちょっとややこしい気も。まぁ慣れてきたらいいのでしょうが。
   
【トップリーグとは何が違うの? 明らかになったラグビー新リーグ「リーグワン」の全容】
「昨年1月から段階的に概要が示されてきたが、会見で初めてリーグ名称を公表。チームのディビジョン振り分けも決まり、開幕へ向けて大きなステップを踏み出した。リーグワンは、4つの実現するべきミッションを掲げている。
・ファンが熱狂する非日常空間の創造  ・地元の結束、一体感の醸成  ・日本ラグビーの世界への飛躍  ・社会に貢献する人材の育成」
「参入チームは24。当初発表された25チームからコカ・コーラレッドスパークスの廃部で1チーム減となった。最上位リーグとなるディビジョン1に12、同2、3の6チームの振り分けも明らかになった。各チームの新たな呼称と、ディビジョン分けは下記の通りだ。
▼ディビジョン1
 グリーンロケッツ東葛(千葉・我孫子、柏、松戸、流山、野田、鎌ヶ谷各市)、シャニングアークス東京ベイ浦安(千葉・浦安市と周辺地域、※仙台市)、NTTドコモレッドハリケーンズ大阪(大阪市)、クボタスピアーズ船橋・東京ベイ(東京・江戸川、中央区、千葉・市川、船橋、千葉、市原、成田各市)、コベルコ神戸スティーラーズ(兵庫・神戸市)、埼玉ワイルドナイツ(埼玉県)、静岡ブルーレヴズ(静岡県)、東京サンゴリアス(東京都、港区、府中、調布、三鷹各市)、東芝ブレイブルーパス東京(東京都、府中、調布、三鷹各市)、トヨタヴェルブリッツ(愛知・豊田、みよし、名古屋各市)、横浜キヤノンイーグルス(神奈川・横浜市、※大分県)、ブラックラムズ東京(東京都、世田谷区)
▼ディビジョン2

 釜石シーウェイブス(岩手・釜石市)、花園近鉄ライナーズ(東大阪市、大阪府)、日野レッドドルフィンズ(東京・日野市、八王子市および周辺地域)、スカイアクティブズ広島(広島県)、三重ホンダヒート(三重県)、三菱重工相模原ダイナボアーズ(神奈川県、相模原市)、
▼ディビジョン3
 九州電力キューデンヴォルテクス(調整中)、クリタウォーターガッシュ昭島(東京・昭島市)、清水建設江東ブルーシャークス(東京・江東区)、中国電力レッドレグリオンズ(広島県)、豊田自動織機シャトルズ愛知(愛知県)、宗像サニックスブルース(福岡・宗像市)
(カッコ内はホストエリア、※はセカンダリーホストエリア)
〔ホスト&ビジター制での普及拡大を狙う〕
「ディビジョン1の競技方法は、参加12チームが6チーム2組に分かれるカンファレンス制を導入する。同組内でホーム&アウェー(リーグワンではホスト&ビジターと呼ぶ)の総当たり2回戦、そして別組のチームと交流戦1試合ずつを行い、各チーム16試合の勝ち点で順位を争う。」
「TL最終シーズンも導入されていたプレーオフは採用せず、リーグ戦での成績トップが王者になる。プレーオフの不採用には反論も聞こえる。興行、メディア露出面で考えれば、注目度が高まるプレーオフでの優勝争いは優良商品だからだ。」
〔クロスボーダーマッチの重要性とは?〕
「新リーグのスタート前に準備、整備するべき課題は少なくない中で、来年の開幕を急ぐ理由が2つある。日本代表の強化と、2019年W杯で生まれた熱量の継承だ。」
「フェーズ制を設けたことには、単なる数年に1度の規約の見直しという発想だけではない理由もある。統括団体ワールドラグビーが現時点で構築中の様々な国際試合、国際大会のフォーマットにも対応できることを狙っているのだ。現在でもW杯の開催期間や、通常の代表戦が何月に行われるかが、国内リーグのスケジュールにも大きな影響を及ぼしているのだが、新リーグは立ち上げ段階から代表強化を大きな理念にしているだけに、国際試合のカレンダーを睨みつつ大会方式、日程に柔軟性を持たせようという考えも、フェーズ制の背景にはある。
 個人的には、新リーグの概要が発表された時点で最も注目していたのは、リーグ戦後に計画されている「クロスボーダーマッチ」の存在だ。これは、新リーグ上位数チーム(会見では、基本的にはトップ2チーム)が海外チームを交えてのトーナメントを行い、日本選手の競技力アップと、国内ファンに、より高いレベルの試合を提供することを目指している。背景には、サンウルブズのスーパーラグビー(SR)からの除外がある。」
〔求められるリーグ、協会のリーダーシップ〕
「開幕まで半年とカウントダウンが加速する中で、参入チームには、強化と地域を巻き込んだ普及活動、ホストスタジアムの選定などが直近の課題になる。中期的には、おそらく3シーズン終了時にリーグ側から提示される、さらにプロ化、事業化に踏み込んだ財務等の条件をどうクリアしていくかという挑戦も求められるはずだ。」
「ここまでに指摘してきた様々な課題に加えて、今回発表された事案の中では透明性を考えさせるものもあった。公正さを保つため、谷口真由美委員長以外のメンバーを非公開で設けられた新リーグの審査委員会が、協会、リーグ側に提出した参入チームのディビジョン分けのための評価(採点)を、協会側が再計算するなど、ファン、外部者には理解が難しい事態が起きている。そもそも、どのようなチーム評価でディビジョン分けが行われたかも非公開としているのだ。ここには、企業の財務関係など、公開が難しい領域があるのは理解できるが、一部の“黒塗り”を認めながらでも、出せるものは極力出す――という姿勢がほしかった。」
引用:THE ANSWER

 リーグワン大会フォーマットについては、「1.高質で均衡した試合の醸成」「2.ホスト&ビジター形式の実施」「3.一定期間固定化されたわかりやすいフォーマット」という3つの狙いがあるそうです。
 各ディビジョンのチーム数の割り振り(12-6-6)が1であり、より多くの実力が均衡したゲームをファンに提供しようという狙いがあるとか。2に関しては、トップリーグでは実現できなかったホーム&アウエー方式の採用に反映されているそうです。3については、毎シーズン、呆れるほど大会方式を変えてきたTLの大きな反省材料でもある。試合日程と大会方式は、W杯や日本代表の活動に大きく影響されてきた一面もあるそうです。
 また、「フェーズ」という考え方が導入されており、3、4シーズンを一区切りにして大会フォーマットを見直していくそうです。他にもホストエリアの選定について、呼称に「東京」が含まれるチームが、ディビジョン1の12チームの中で5チームあり、首都圏をホストタウンに定めるチームは12チームの中で8チームと一局集中の状態です。
    
【“顔”が見えない新リーグ 日本ラグビーはどこに向かうのか?】
〔曖昧なホームスタジアムとエリア〕
「報道で使われるチームの呼称を見ると、12チーム中6チーム(コベルコを愛称として見れば7チーム)から企業名が消えている。このうち静岡ブルーレヴズ(旧ヤマハ発動機)、東芝ブレイブルーパス東京の2チームは従前の親会社による100%出資ながら、独立法人を立ち上げる。引き続いて社員選手も残るが、チームは「プロ」と言い得る形態になる。グリーンロケッツ東葛(旧NEC)や埼玉ワイルドナイツ(旧パナソニック)は複数の競技をパッケージにして法人を立ち上げている。これも意思決定を迅速化し、スポーツビジネスに向けて最適化する意図と受け取っていい。」
〔掴みきれない新リーグのイメージ〕
「新法人の発足にこぎつけたものの、針路が明確に定まっていない印象は強い。会見で繰り返し強調されていたのは2024年までの3シーズンを「フェイズ1」、2028年までの4シーズンを「フェイズ2」、その後の4シーズンを「フェイズ3」に設定し、段階的に改革を進める方向性だ。ともすると議論が決着せず、決定を先送りしただけに見える。
 方針のブレもある。例えばディビジョン分けの審査では事業性、社会性が重視されたものの、向こう3シーズンの昇降格は成績だけで決まる。そもそもライセンス制度のような基準、審査プロセスが整備されていない。」
〔求められるファンへの向き合いと情報公開〕
「独立法人で構成されたプロリーグと違い、リーグワンは実業団を中心とした構成だ。しかも1部から3部までオーナーが全て大企業だ。大企業はリスクセンシティブでプライドが高く、総じて「コントロールできない形で情報が出る」「自分たちが知るより先に報道される」ことを嫌う。」
「地域社会に根付く、ファンを増やすという視点に立てば、ラグビーも適時の詳細な情報共有が決定的に重要だ。メディアの向こうには地域の住民、リーグやチームのスポンサーになり得る潜在顧客もいる。だがリーグワンは審査過程のような舞台裏を見せたがらず、情報開示も消極的だ。要は顔がファン、スポンサーでなくオーナー企業に向いている。」
引用:スポーツナビコラム

 イメージ的にはB3リーグですね。B2までは企業名を取っ払ったが、B3では残っているクラブが結構ある。あとはフェイズといい、ライセンス制度が無い点などファジーさが目につきます。3部まですべて大企業のオーナーがいるクラブで、そこには市民クラブという概念は見られないようです。プロリーグになりたいが、なりきれない。そんな印象を持つ新リーグですね。あと気になるのが、顔がオーナー企業に向いているという部分。本当であれば、ファン本位でなく、スポンサー重視でなく、オーナー企業しか目に入らないリーグという事になりますが、大丈夫なんですかね。
JAPAN RUGBY LEAGUE ONE公式HP:https://league-one.jp/
ラグビー新リーグ関連:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20210122
ラグビートップリーグ関連⑩:
https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20210122
  〃         ⑨:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20210115
  〃         ⑧:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20200327
  〃         ⑦:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20190927
  〃         ⑥:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20190829
  〃         ⑤:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20190805
  〃         ④:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20190731
  〃         ③:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20190730
  〃         ②:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20190716
  〃         ①:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20180927
#がんばろう日本 #ThankYouHealthcareWorkers #ThankYouCaregivers

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