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優勝の味31

2017-11-12 00:01:26 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 TV観戦レポです。
 遅ればせながら、セレッソ大阪の皆さん、ルヴァン杯優勝おめでとうございます。初タイトルですね。優勝っていいものでしょう? いつも見る顔ぶれよりも、フレッシュな王者はやはり新鮮な感動を呼びました。川崎さん、またしてもシルバーホルダーでしたね。個人的には、やや川崎さんに獲って欲しかったのが本音ですが、根性でリーグ優勝を目指してください。今さらながら、留守録した決勝戦を観ました。その中継の中で、アンテナに引っかかったところを紹介したいと思います。
   
【フジテレビ中継】
 試合会場は埼スタ。今度の天皇杯決勝の舞台でもあります。行きたいなぁ。居並ぶ両チームの顔ぶれを見ると、代表なりスター選手ばかり。賑やかな試合になりました。解説は先週倉敷に来た山口氏と、水沼選手のお父さん、水沼貴史氏。個人的には今の水沼選手よりもお父さんの方が馴染みがある。昔のスーパーサッカーでの加藤氏との絡みとか、マリノス時代の雄姿もしっかり覚えていますよ。ウヴァン杯も25年目です。第1回の時も覚えています。Jリーグ開幕の前年、鈍い緑だが、コカコーラが胸に入ったユニのヴェルディさんが優勝しました。カズ選手やラモス選手を初めて観た試合でもあります。当ブログも2013年決勝で国立に観に行っています。また行きたいですね。
 
 セレッソさんの先制点は早かった。杉本選手が前半1分に、川崎さんのクリアミスからゴールしました。川崎さん、これはいけません。川崎さんの大一番での不安定な部分がこういうプレーに象徴されていますね。ポゼッションは川崎さん、ブロックを作っての堅守がセレッソさんという構図で試合がずっと進んでいきました。後半から川崎さんは両サイドの選手を変えて、更に攻撃力を強めていきます。ボール保持率は川崎が6割強と高かったですが、ボールを持たせて、カウンターを狙う構図推移しました。川崎さんはずっと攻め続けるが、セレッソさんの堅いブロックを崩せず。
 セレッソさんの守備的なダブルボランチが効いています。ルヴァン杯の両チームの最高成績が出ました。セレッソさんはベスト8が6回。川崎さんは準優勝が3回というもの。川崎さんは今大会で4回目の準優勝となりました。なぜ壁を突破できないのでしょうか。ネット上で、「ブーイングをしないサポーターが優しいから」という論調も見かけましたが、そういうものでもないと思います。本当になぜなんだろ。
 そして後半ロスタイム、ソウザ選手のダメ押しの2点目。守ってボールを奪ってからのカウンターでした。守備陣の数も少なく、リードされている側が前掛かりにならざるを得ない中で、やむを得ない展開でした。その後にもう1回杉本選手がGKと1対1になるシーンもありました。サポーターを鼓舞しながら、試合終了を迎える。今季のルヴァン杯13戦無敗で優勝。

 ネットの戦評です。
「開始早々にDFの処理ミスから杉本が容易にゴール。その後は川崎Fのポゼッションサッカーに手を焼くも、統率された粘り強いディフェンスで猛攻をはね返し続ける。死中に活を求める相手のパワープレーにも全員で自陣に引くことで対応し、鉄壁の守りを披露。終了間際にはカウンターからソウザが試合を決定づける追加点を奪い、死闘は決着。」
引用:スポーツナビ
   
 思うに今年のセレッソさんの強さはユン監督に尽きると思います。鳥栖監督時代にJ1に昇格させ、有能な監督というイメージが強いです。セレッソさんも監督人事では相当苦労し続けましたが、やっと理想の指揮官を得たという事ですか。ユン監督は選手として初めてのJリーグ入団チームが、2000年のセレッソさんで、今回古巣の監督に就任した事になります。
 2000年は、ユン選手が優勝争いの原動力。そのセレッソさんは前期最終節を前に首位で、最終節で勝てば初優勝でしたが、延長戦で敗れ、マリノスが優勝。この時の対戦相手は川崎さんとある意味因縁の相手になります。また、翌年J2へ降格したチームをJ1復帰させるために残留し、翌季をJ2でプレーし、チームの1年でのJ1復帰を実現させるというチーム愛を持っていました。
 「再び日本でプレーしたい」という本人の希望で鳥栖さんに移籍し、'06年にJ1で4位という成績に貢献しています。その後、鳥栖さんのコーチから監督に昇格し、'11年の監督1年目でチームをJ1へ昇格させています。'14年には首位でありながら、クラブとの考え方の違いから解任されました。2年Kリーグの監督を務めた後に今季セレッソさんの監督に就任されました。
 こうして見ると、ユン監督の選手と監督としての能力、チーム愛が強く伝わってきます。まさに名選手&名監督。セレッソさんでも就任1年目でのタイトルというのはすごいですね。リーグ戦でも今日現在3位につけ、黄色いチームとACLプレーオフ出場圏内を争っています。
 
 一方の川崎さんの鬼木監督は就任1年目でした。選手時代は鹿島さんと川崎さんで長くプレーし、川崎さんで引退し、下部からトップまでコーチを務めた後の今季、監督に就任されています。今の選手の中にも育成時代の教え子がいます。風間監督時代にシルバーホルダーを突破できずに、願いを託されましたが、今回は鬼木監督も突破できなかったですね。
   
 表彰式観ました。優勝メダルを選手の首に掛けるのは子どもたち。いいシーンです。優勝賞金は1億5千万円です。MVPは杉本選手。おめでとうございます。賞金100万円です。最近はジョン・川平さんが名前を叫んでくれるんですね。何となく放送時間が短かったような気がしますが、まあいいや。
 さて、後はJ1リーグ戦と天皇杯が残っています。今週末も代表戦の関係で、リーグ戦が無くちょっと寂しい週末。J2ではこの週末、いろいろとドラマが生まれるのではないでしょうか。

 話は変わり、今日のJ2リーグで見事、長崎さんがJ1への自動昇格を決めました。おめでとうございます! その模様は後日。DAZNでずっと観ていました。いい試合でした。

コメント
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