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海外サッカー事情について23

2017-11-18 00:15:41 | サッカー(J3以下・外国・他カテゴリ)

 リスペクト(事例紹介)コラムです。
 先日、各国の代表チームによるリーグ戦構想の情報が流れました。面白いとは思いますが、まず心配なのが日程。そうでなくてもAマッチデーで国内リーグの過密日程化しており、日本でも11月は昔から苦労していますね。もう一つはアジアなど大陸内同士の対戦が増えて、欧州・南米の強豪との対戦が減る事。その流れでのFIFAランクの下降ですか。どちらかといえば、欧州や南米目線の構想のように見えます。まずはサッカーキングの報道。引用して紹介。
   
【FIFAが「ワールドリーグ」設立を検討! 親善試合の廃止に伴い実施か?】
「国際サッカー連盟は、各国代表チームで形成される「ワールドリーグ」設立を検討しているようだ。」
「欧州サッカー連盟(UEFA)による、代表チームのコンペティション「UEFAネイションズリーグ」の設立が発表された。これまで行われてきた親善試合を撤廃し、欧州の代表チームによるリーグ戦を行っていこうというものだ。
 一方、ヨーロッパ以外の国にとっては深刻な問題である。強豪国との対戦機会を失い、各代表チームに大きな影響を被る可能性があるからだ。FIFAはそれらの問題を解決することを目的に、2019年から「ワールドリーグ」を設立するというプランを考えているとのこと。これは全世界の代表チームをFIFAランキングを基準に3部に分け、1年間に渡ってリーグ戦を行うものだという。真剣勝負の場が増加することはファンにとって楽しいものではあるが、サッカー界のスケジュールを更に過密にする危険性もある。」
引用:Qoly

 UEFAネイションズリーグですか、チャンピオンズリーグの代表チーム版なのか、いやチャンピオンのクラブでもないし、ちょっと違うか。UEFAにしろ、全世界にしろ、FIFAランクで格付けし、リーグ戦を組むというもの。親善試合を撤廃し、真剣勝負の場を増やすというのが目的のようですね。例えば、1年間にわたって世界的にリーグ戦を行う「ワールドリーグ」という構想もあるようですが、ふと思うのが過密日程問題。現在のAマッチデーでも、日程のやりくりで苦労しているのに、そんなに代表戦が組めるのかという事。まあ、まだ構想段階なので、「ワールド」の方は実現性に疑問です。欧州の方をもう少し詳しく書かれているのがサカダイです。以下、引用して紹介。
   
【新たにスタートする「UEFAネーションズリーグ」ってなんだ!?】 
「欧州サッカー連盟(UEFA)が、2018年8月から新しく始まる「UEFA ネーションズリーグ」の概要とレギュレーションを発表した。」
「欧州における代表チーム戦の新たなコンペティションとして創設が承認され、UEFA加盟55協会の代表チームが参加する。今回、改めて発表されたそのフォーマットは、次の通りだ。
 UEFA代表チームランキングを元に、55チームをA~Dのディビジョンに分割。さらに各ディビジョン内で4つのグループに振り分ける。各チームはホーム・アンド・アウェーのグループリーグを戦い、順位を決定。最上位であるディビジョンAの各グループを制した4つの首位チームが、準決勝と決勝のファイナルステージを戦い、その勝者が晴れてネーションズリーグ優勝国となる。」
「昇降格制度も用いられる同大会でUEFAが目論むのも、まさにこの点。親善試合にはない緊張感を生み出すだろう。」
「来年1月には組合せ抽選会が行なわれるネーションズリーグ。では、UEFAの代表戦における最大の祭典、EURO2020予選との兼ね合いはどうなるのだろうか。こちらは2019年3月から始まり、ネーションズリーグと並行して行なわれる。参加チームを10組に分け、各組上位2チームが本大会に進出するレギュレーションに変更はない。」
引用:サッカーダイジェスト

 来年の夏からなんですね、早い。4グループとありましたが、カテゴリではなく、グループリーグなので、大会形式としては通常の国際大会と同じ。まあ、ACLと同じか。昇降格制度ありとありますが、降格先って、56チーム目以降のカテゴリという事なのかな。どんな顔ぶれなのでしょうか。
 ユーロ大会と並行して開催され、レギュレーションに変更無しとありますが、当然似たような大会をやっていいのかという議論も出るでしょう。
  立案したのは、あのプラティニ氏で、UEFAの前会長だそうです。'15年に汚職の罪に問われ、その座を追われたとか。開催計画で、時期を国際親善試合が開かれる9月から変更せず、あくまで親善試合からの脱却でというプラティニ氏の意向に汲んだ結論だそうです。ただ、記事では日本など欧州以外の国々にとっては、Aマッチデーで欧州の強豪国との対戦が激減する可能性があり、面白くない展開とあります。つまり、今回のベルギー戦などというマッチメイクは難しくなるという事。それはいけません。そして気になるのがワールドリーグ。

【欧州や南米と真剣勝負の機会に? 全世界の代表チーム参加の新大会構想】
「そのUEFAネーションズリーグをさらに発展させ、全世界の代表チームが参加する形の大会とすることがすでに構想されているという。早ければ2021年6月にも第1回の決勝を開催することが想定されている。構想によれば、全世界の代表チームはFIFAランキングに応じて7つのディビジョンに分けられる。各大陸で昇格・降格制度を備えた予選を開催し、各ディビジョンの決勝大会が2年に一度開催される形となる。
 決勝大会は準々決勝、準決勝、決勝のトーナメント戦で、1ヶ国での集中開催。トップディビジョンの決勝大会には欧州から3チーム、南米から2チーム、アフリカ、アジア、北中米から各1チームの出場が見込まれている。」
引用:フットボールチャンネル

 '21年というと4年後。7グループですが、ここではディビジョンですね。アジアでディビジョンに分かれて試合をするとなると、ディビジョン1はW杯予選の最終予選のような顔ぶれになるんでしょうか。記事によると、決勝大会の出場チームは8チーム。かなり濃い大会ですね。2年に一度の開催というと、W杯とずらして開催するでしょうから、2年に1回でW杯かWリーグが開催される事になり、代表チームは年中、国際予選大会を戦う事になり、しかも過密日程になります。これと同時に聞こえてくるのが、W杯の出場国の増加構想。W杯の権威が落ち、ただただ試合を増やし、潤うのはFIFAで、ファン・サポーターのニーズから離れてく気がします。まあ、揺り戻し論議も起こるでしょう。今回はこんなところで。

コメント
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