Ｊリーグの話題146

　リスペクト（事例紹介）コラムです。
　今日、各地でＪ２リーグ最終節が開催され、最終順位が決定いたしました。先日決まったＪ１自動昇格優勝の湘南さん、２位の長崎さんに続いて、結果的にはＪ１昇格プレーオフ出場枠の３位が名古屋さん、４位が福岡さん、５位がヴェルディさん、６位が千葉さんです。プレーオフ圏内を争っていた徳島さんと山雅さんは７位、８位に終わりました。
　地元岡山は13位でフィニッシュ。気になる残留争いの結果、Ｊ３降格圏内が残る最下位22位は群馬さん、21位は熊本さんでしたが、今日のＪ３の試合結果でＪ２残留が決まりました。同じ中四国の山口さんは20位、讃岐さんは19位と、プライドオブ中四国的には結果オーライになりました。特に山口さん、良かったですね。あと、群馬さんも今後のＪ３の戦績でＪ２残留できる可能性が残っています。結果は結果、これらの結果を踏まえて、今後の展開を見てみたいと思います。
　　　
【Ｊ１昇格プレーオフ】
〔準決勝〕
　日時：　11月26日（日）
　　　　　　13:00：　福岡（４位）対東京Ｖ（５位）　 ／　会場：えがおＳ
　　　　　　16:00：　名古屋（３位）対千葉（６位）　／　会場：パロ瑞穂
〔決勝〕
　日時：　12月３日（日）　16:00　／　会場：未定
　※年間順位の優位性を確保するため、準決勝、決勝ともに90分間で引き分けの場合は、年間順位が上位のクラブが勝者となる。

　渋い顔ぶれとなりました。４チームのうち３チームがオリ10です。年間予算（16年度営業収入）を見てみました。
・プレーオフ４チーム：　名古屋：約47億円　／　福岡：約18億円　／　東京Ｖ：約14億円　／　千葉：約26億円
※参考　　・湘南：約16億円　／　長崎：約７億円　／　岡山：約13億円
　　　　　　 ・松本：約19億円　／　京都：約17億円　／　山形：約15億円　／　徳島：約14億円　　　
　あくまで昨季の数字なので、100％今季を反映させている訳でもありませんが、こんな感じですが、改めて長崎さんの物凄さを実感します。地元岡山の半分くらいしか資金力が無いのに、岡山を抜いてＪ１へ自動昇格してしまいました。
　　　
　今回目に留まったのがスペイン人など外国人監督が指揮したクラブが上位へ上がった事。ヴェルディさん、千葉さん、徳島さんもそうですね。当ブログではチームの強さを図る３要素として、①監督、②選手層、③チーム内バランスと思っていますが、まさに①ですか。ＤＡＺＮ資金の登場で、これらのクラブは監督に金をかけたと聞いています。特に前にＪ３降格しそうになったヴェルディさんですが、見事に蘇生しましたね。千葉さんや徳島さんも今年は強かったですね。偶然なのかもしれませんが、岡山の13位を境に、長崎さんを除く上位すべてがＪ１経験チーム、下位すべてがＪ１未経験チームとなりました。これは何を物語っているのか。
　個人的に去年と違って大きく違うのが、ＤＡＺＮの存在。今年は観ようと思えばどれも見えますね。まあ、観る時間があればですが。という事で４チームとも頑張ってベストを尽くして欲しいですね。プレーオフ昇格チームは翌季に連敗を重ねてＪ１に舞い戻ってくるジンクスが続きましたが、昨季にセレッソで初めてジンクスを破りました。来季はプレーオフに加えて、Ｊ１の16位との入れ替え戦が始まります。なので、純粋にプレーオフでＪ１に昇格できるのは今季が最後。岡山の分まで頑張って欲しいです。

　話は変わり今日、Ｃスタで開催されたファジのホーム福岡戦に行ってきました。その模様は明日。