ＦＣバルセロナについて６

　事例紹介コラムです。
　今日はいつもとはちょっと違った雰囲気の記事になります。先日、SOCCER KINGに面白い記事が載っていました。昨年リーガで優勝した、あのバルサの会長がのび太に似ていて、サポーターから「のび太」コールを受けるというもの。以下、抜粋して紹介。
　　　
【“のび太”の愛称で知られるバルサ会長が称賛「メッシは我々のドラえもん」】
　ＦＣバルセロナのジョゼップ・マリア・バルトメウ会長が、地元テレビ局のインタビューの中でアルゼンチン代表のメッシ選手を、日本の「ドラえもん」の主人公・ドラえもんに例えたことが話題になっているとスペインメディア「weloba」が報道。
　2014年からバルセロナの会長を務めるバルトメウ氏は、眼鏡をかけた姿が「ドラえもん」ののび太に似ていることから、選手たちに「のび太」の愛称で呼ばれているとか。昨シーズンのリーグ優勝を決めたＡマドリード戦後に、選手たちがタイトル獲得を祝う中、「ノビタ、ノビタ」と合唱して同会長の功績を称えるシーンも。
　今回、少年少女からの質問に答えたバルトメウ会長は、自身が「のび太」と呼ばれていることについて「みんなが私を『のび太』と呼ぶのは、私が彼に似ているからだと思う」と自身の容姿が似ていることを自覚している様子。
　一方でもう一つの仮説を挙げ、「もしくは我々バルセロナにメッシという名の『ドラえもん』がいるからかもしれない。難しい局面をいつも解決してくれる存在。彼が全てを解決してしまうから、のび太が存在」と、メッシ選手を称賛。
　アニメ「ドラえもん」はスペイン国内でも放送され、誰もが知る人気漫画。バルトメウ会長にとってメッシの左足は「四次元ポケット」と同等の価値があると言えそうだと締めくくっています。

　バルサの選手達は優勝した試合で喜びを爆発させ、試合後のピッチ、ロッカールーム、はたまた移動のバスや飛行機まで歓喜の歌は続き、ずっとのび太コールをしていたようです。
　このニュースを聞いてまず思ったのが、日本のアニメの深さです。ここまでスペイン国民に浸透しているという事は、いかに普段の生活で広く放送され、子どもだけでなく、大人に親しまれるまで、国に溶け込んでいるかという事です。古くは「キャプ翼」こと「キャプテン翼」の影響力。ヨーロッパの有名選手のほとんどが子どもの頃見て育っているという事実。恐るべしです。日本と全く関係ないスペインリーグの優勝時にのび太コールが起こるというのはスゴい事です。では本場の日本ではそういう現象があるのかと思い出してみても・・・　サッカーでは皆無で、野球で古くは「ドカベン」香川や、のび太君とちょっと呼ばれた古田捕手くらいしか思いつきません。日本ではその程度ですが、スペインではメジャークラブにそういう現象が起きている訳ですから驚きです。
　そういえば、ちょっと違うかもしれませんが、「こやのん」現象がありましたね。当時の小谷野社長がサポーターから親しまれて、こやのんキーホルダーが発売された事がありました。そういえば、こやのん氏は今どうされているのでしょうか。

　と、以上はポジティブな話題でしたが、バルサ関係でネガティブな情報もあります。そのメッシ選手に関するものです。バロンドールを何度も受賞し、いいイメージのはずが、ちょこちょこと悪いニュースに名前が出てきますね。ネイマール選手も耳にしましたが、とにかくメッシ選手が多い。
　まずは「パナマ文書」です。パナマにある法律事務所「モサック・ファンセカ」の過去40年分の内部資料が流出するという史上最大のリークにより、スペイン税務当局から脱税容疑で告発されたメッシ選手についても、2013年6月にパナマに肖像権を扱う新会社を設立したことを告発。アルゼンチンサッカー協会はメッシ選手を信頼するコメントを発表していますが、この事件により、メッシ選手がスペインで22か月間、刑務所に入る可能性があると報道されています。
　また、去年の秋に「2013年6月、父親のホルヘ・メッシ氏とともに、2007年から2009年までの3年間に渡って所得税を脱税」として、スペイン税務当局に告発されています。当時の報道では、脱税額は３年間合計で400万ユーロ（約５億2,000万円）を超え、メッシ選手は課税回避の目的で、肖像権収入を租税回避地 （タックス・ヘイブン）の企業に譲渡したように見せかけ、不正な納税申告をしたと伝えられていた。ここですでにタックス・ヘイブンのキーワードが出てきているの何とも言えません。このあたりのニュースをサッカー関係マスコミが消極的に報じているのが、すごい気になります。　
Livedoor該当記事：http://news.livedoor.com/article/detail/11246888/
ＦＣバルセロナ関連⑤：http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140302
　　〃　 　　　　　　　④：http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20100103
　　〃　 　　　　　　　③：http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20061225
　　〃　 　　　　　　　②：http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20061215
　　〃　　　 　　　　　①：http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20061119