J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

岡山トップスポーツファミリー(ファジアーノ等)、スポーツ文化情報リスペクトブログ(共同運営)。

勝利の白星84

2016-05-05 00:01:47 | ファジアーノ岡山

 生観戦レポです。
 昨日、日産スタジアムでファジのアウェー横浜戦の観戦に行ってきました。かれこれ20年ぶりに行くスタジアムです。確かあの時はまだ横浜国際競技場という名称で、日本代表の試合でした。新横浜駅から降りて、歩いて行きました。距離的には岡山駅とCスタとほぼ同じくらいの距離です。やはり大きいです。旧国立、埼スタ、長居と行きましたが、図体では№1です。埼スタよりはピッチが近いかな。
 J2では全然人がまばら(この日の観客数は約5千人)でしたが、J1のマリノスの試合では人でもう少しいっぱいになるのかな。正面入り口にズラッと選手のノボリが立っていましたが、ありました。去年まで岡山にいた田所選手。背番号3番なんですね、しかもカズ選手と同じ一番前のポジションでした。
     
 何か長い列があったので聞いてみると、「ビール1杯付きチケット購入者スタンプラリー」だそうです。1度目の来場でスタンプラリーカードをゲットし、2回、3回、4回でおつまみ掴み取りやクーポン券などをゲット、皆勤賞でペナントがもらえるとか。アイディアですね。
 ゲートでもらったお洒落なMDPの表紙には、田所選手が大きく載っていました。MDPのインタビュー記事では「チームメイトの誰もが田所選手の運動量を認めており、安心感があるので、信頼されている」とあり、岡山時代の話をする時、いつも以上に表情が柔らかくなるが、岡山戦は「正直嫌ですよ」と書いていました。田所選手らしいと言えばそうかも。岡山サポから「桃太郎チャント」が聞こえてきました。アウェー会場くらいでしか聞けません。向こうはゴール裏じゃないんですね。
   
 連れと合流。席はビジター自由席ですが、少し中心から離れた位置でした。試合開始までうろついてみました。選手参加イベントでサイン会をやっていました。他に選手のサインボール投げ込みや、グッズ売り場の一日店長もやっているとか。横浜はサポーターと選手が近いクラブですね。スタジアムの外も中も日韓W杯のメモリアルばかり目にしました。さすがW杯の決勝の地です。
 総合窓口にクラブへのご意見箱「F!ポスト」というものがありました。クラブ・チーム・サポーターへのメッセージ、質問を自由に受け付けるご意見箱です。他のクラブでは磐田さんなどのあるそうです。こういう風に自由にクラブに対して、しかも匿名で意見できる環境であるかどうか。中には記名式でないと受け付けないという価値観もあるようですが、それはまるでよくニュースに出るどこかの国みたいですね。横浜さんは自由度が高い様子。公式SNSもビビッてできないところには無理かも。
   
 「横浜FCあしながドリーム基金」というものがありました。集まった基金を基に普段サッカーを観に行けない人や地域の子ども達を試合に招待するという社会貢献活動です。いいですね、こういうクラブとしての社会貢献活動。いろいろと社会貢献の形があると思います。そういえば岡山にもAMDA本部があるなぁと思ってみたり。まあ、極端な話でしんどいでしょうけど。
 2F席はクローズ。1F席にはあちこちにモニターがあって、さすが「横浜国際」と思う。旧国立競技場が解体され、ナビスコ杯や天皇杯決勝の会場が味スタや埼スタだったりしましたが、日産スタジアムで全然OKじゃないかと思いました。東京会場にこだわらないのであればぜひ、日産スタジアムでやって欲しいです。ビッグユニフォームが出てきました。持ってきたんですね。
     
 試合ですが、横浜はポゼッションでなく、どちらかといえばカウンター主体のチームで、岡山とよく似たスタイルのチーム。守りを固める訳でなく、もともと岡山は相性のいい相手でした。ずっと五分五分の展開が続きましたが、目の前で得点が決まる。得点者は赤嶺選手でした。うれしかったのか、ゴール裏のサポーターのすぐそばまで行き、喜びを分け合っていました。赤嶺選手の遅い開幕でしたね。
 その後、今度は豊川選手のきれいなシュートが決まる。横浜も頑張っていましたが、バーを叩くなどの惜しいシーンも余りなく、完敗でした。個人的には試合のテクニックがほぼ互角ですが、レベルの高い個人が岡山の方が少し多かったのかなと。
   
 試合後、田所選手が岡山のゴール裏に来てくれて挨拶していました。試合のアナウンスでも岡山から来た田所選手という風に紹介されており、横浜でも大事にされてるんだなと思いました。試合中、サイドを駆け上がっていた姿は去年までと同じでした。いいプレーでしたよ。
 ふと向こうから声をかけてくる人がいました。「同士の会」のT岡局長さん。同じメンバーの区長さんも来られているとか。皆さん見に来ていたのですね。勝って良かった。赤嶺選手初ゴール良かったと言い合う。

 この日はカズ選手はベンチ外で、リストを見てもGK南選手も控えで、正直馴染みがある選手は皆無でした。岡山みたいに現U-23代表や元A代表とかいなかったので、今日の結果もうなずけるかも。でも、横浜は何試合か無敗だったんですよね。
 スタジアム内を見学していて一番ビックリしたのが、歴代の得点者がプレートになって壁に掲示されていること。田所選手がここで得点したら、あそこにネームプレートも設置されるのでしょうか。皆さん、お疲れ様でした。
   
 ネットの戦評です。【スカパーハイライト
 序盤は互いに相手の良さを消し合い、シュートに持ち込ませないシーンが続く。両チームともにボールを回して主導権を握るがチャンスを作れず。後半は、立ち上がりからアグレッシブな攻防。横浜はゴールに迫っていくが得点に至らず。逆に、後半21分に岡山が一瞬の隙を突かれて先制点を献上。後半44分に2点目を決められて万事休す。
 山陽新聞の戦評です。
 岡山は後半21分、豊川選手の低いクロスを赤嶺選手が合わせてゴール。6戦負け無しだった横浜の反撃を最後まで封じ込めると、終了間際には沢口選手のパスを受けた豊川が強烈なシュートで2点目。GWの過密日程を考慮し、前節から先発3人を入れ替えた起用法も的中。アウェーにもかかわらず、岡山サポ約600人が駆けつけてチームを後押し。岡山は攻守がかみ合った。
 岡山は攻守の切り替えが素早く、DF陣がよく抑えると、こぼれ球も鋭い出足から奪取し主導権を渡さず。自陣でのミスでピンチもあったが、最後まで崩れなかったのに対して、横浜は全体的に動きが重く、ミドルシュート以外に攻め手を欠いた。

 
今シーズンのアウェー戦で一番の出来ではないでしょうか。これで5位に浮上しました。今年はまだプレーオフ圏内外を行ったりきたりできています。前節までは本当に団子状態でしたが、今節を終えて、6位と7位の差が少し開いてきましたね。今のところ6位までが第1グループのような感じです。岡山も次勝てば最良3位、負ければ最悪2ケタ転落という事は無くなってきました。この調子で頑張って欲しいですね。でも先はまだまだ長い。
 この日はその他、日産スタジアムの周辺を探検しました。マリノスさんの新しいホームタウン。練習場がマリノスタウンから移転したと聞いていますが、どんな練習場なのか気になっていました。その模様は後日。

コメント
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