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優勝の味23

2014-12-10 00:01:22 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 事例紹介コラムです。
 ガンバさんに係わる皆さん、J1昇格即優勝おめでとうございます。昨日夜にやべっちFCを観ましたが、改めて優勝にふさわしいチームだった事がよくわかりました。まずは、優勝に至る状況についてです。
 前節、今シーズン初めて首位に浮上したガンバさんは、アウェー徳島戦を戦ってスコアレスドロー。勝ち点で並んでいて、ここで勝てば優勝だった浦和さんがホーム名古屋戦で負けてしまい、ガンバさんの優勝が決まりました。J1昇格即優勝は、’11年の柏以来2チーム目になります。
 昨日のやべっちFCなど、マスコミ情報を観ていくと、3つのキーワードが浮かび上がってきました。宇佐美選手の活躍、パトリック選手の補強、後半戦からのディフェンスの立ち直りですか。マスコミ情報やコラムを整理してみました。まずは、THE PAGEのコラムで、今野選手にスポットを当てたDF陣についてです。以下、抜粋して紹介。
   
【今野の復活】
 J1・G大阪はW杯の中断前の5月には浦和とは勝ち点14点差の16位でJ2降格圏に低迷。しかし、中断明けから蘇生。いきなり5連勝を飾り、2試合勝ちなしを挟んで7連勝。10月5日の第27節で今シーズン初の2位に浮上。11月22日のアウェー浦和戦で、直接対決を制し、11月29日の前節では勝ち点で並んだ浦和を得失点差で超えて首位に到達。そして6日の最終戦で今季2冠目を獲得。
 W杯の中断までの前半戦で、G大阪は14試合を終えて4勝3分け7敗と黒星が先行し、J2降格圏の16位に低迷。世代交代にこそ成功したが、若い選手たちがJ1の洗礼の前に攻守両面で混乱をきたした事に加えて今野の不調が原因。
 日本代表で担当したセンターバックというポジションで、世界と戦う上では178cmという身長は大きなハンデになり、アジアでは通用しても、世界の壁を痛感させられるたびに心身のバランスが乱れていったとか。その不安が所属クラブでのプレーにも影響を及ぼし、W杯本番でも不調で終了。
 しかし、長谷川監督は、ガンバでもセンターバックを務めていた今野を、本来の力を発揮させるためにボランチに専念させており、W杯のプレッシャーから解放された今野は復活。「優勝するためにガンバにやってきた」と言っていたようです。

 中断明けの20試合で、ガンバは15勝3分け2敗と驚異的なV字回復を達成。20試合で45得点という強力2トップだけでなく、20試合で失点を12に抑えているDFも見逃せない。攻撃陣が1点でも取れば勝てるという雰囲気があるとか。シーズンを通した最少失点チームはJ1横浜の29だが、中断明けに限定すれば、ガンバの堅守ぶりは大きい。最終ラインの安定はもちろん、その前で相手ボールを奪い続ける今野の復活が逆転優勝にリンク。
THE PAGE該当ページ:http://thepage.jp/detail/20141206-00000001-wordleafs

 今野選手はザックからアギーレに替わって、もう出番はないかと思っていましたが、先日のオーストラリア戦で見事に復活弾を見せてくれました。強くなるためにはまずは守りを固める訳ですが、ガンバさんの強さを語る時に必ず出るのが宇佐美選手の存在です。とにかくTV映像を観ても、上手さが際立っています。ヨーロッパで不完全燃焼だった分、のびのびと楽しんでプレーする姿が目立ちます。以下抜粋して紹介。

   
【宇佐美とパトリック】
 W杯中断前、16位に低迷した理由の一つは宇佐美貴史の不在。開幕前の2月の練習中に左足首を負傷し、全治8週間と診断。エースの突然の離脱でチームは混乱。リスクマネジメントが不十分で、FWにはケガから復帰したばかりの佐藤と、今外人のリンスしか見当たらず。中断期間中、パトリックを獲得したことが何より大きかった。昨シーズンのロチャのように2トップを組む宇佐美がゴールを量産。
 また、長谷川監督が昨シーズンから手がけてきた守備の強化が図られた事も大きかった。ハードワークでの積極的なディフェンスに加えてW杯後、今野の復活が大きい。中盤の守備力が高まり、GKを含めた守りが引き締まったことで、失点が大幅に減少し、安定したチームのパフォーマンスに連動。
 中断明けからは完封試合も増加。8月から9月にかけての7連勝では無失点ゲームが5試合。それに加えて上位チームとの対決にすべて勝ったのが大きかったようです。
WEB SPORTIVA該当記事:http://sportiva.shueisha.co.jp/clm/jfootball/2014/12/07/2005/

 パトリック選手は一昔前で言うと、モンちゃんことレアンドロの存在ですね。昔からガンバさんは本当にいい外人選手を連れてきますね。ガンバさんといえば専スタ建設ですか。スポニチに「ガンバ新スタジアム 16年2月大阪ダービーでこけら落とし」というタイトルで記事がありました。以下、抜粋して紹介。

【専用スタジアム】
 J1・G大阪が寄付金でつくる新スタジアムで、'16年2月に開催予定のこけら落としマッチの対戦相手にC大阪が最有力となっているとか。有料のプレシーズンマッチとなる予定。C大阪は来シーズンのJ2降格が決定しているが、'16年にJ1復帰となれば、大阪ダービーの前哨戦として盛り上がる。

 新スタジアムは年末に5階部分までが完成し、来年9月の完成を予定。4万人収容のサッカー専用スタジアムで、国際Aマッチの開催も可能。'20年の東京五輪も視野に入るとか。目標額の140億円に対し、現在は132億円超。ナビスコ杯の優勝効果などもあり、11月の寄付金は前月比3倍の約3,000万円に増大。野呂社長は「3冠になれば企業からの募金も集まり、全額募金で作ることができる」とコメント。
スポニチ該当記事:http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/12/07/kiji/K20141207009416280.html

【レイモンドトレーニング】
 また、「G大阪 2冠の裏に“レイモンド”トレ 過密日程乗り越えた」という記事もありました。体力面の不安を一蹴した秘密の一つに通称「レイモンド」と呼ばれる、オランダ人コンディショニングコーチのレイモンド氏が提唱するトレーニングがあり、ガンバさんはJ1で唯一の採用クラブとか。ただ走るだけでなく、ボールを使ったフィジカル強化やコンディションのピークをつくらないことなどが特徴で、長谷川監督が就任した昨シーズンに採用されたとか。
 少人数の実戦形式の練習で、プレーが切れても即座にボールが入って止まることがない。攻守双方が一定時間内、全力でボールを追い続けることでスプリント力や持久力が向上。ボール奪取力、切り替えの速さも習得。日本では革新的なトレーニングが優勝の一助になったとしています。
スポニチ該当記事:http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/12/07/kiji/K20141207009417660.html

 NHKの中継を観ていましたが、宇佐美選手はまた泣いていましたね。またやべっちFCでは「いい」いじり役で、チームのムードメーカーである事がよくわかりました。今日開催された「Jリーグアウォーズ」でMVPに、遠藤主将が初選出されており、ベストイレブンには遠藤と宇佐美、パトリックの3選手が選出。最優秀監督賞には、長谷川監督が初選出です。昨年の広島さんの2冠といい、もう片方の本命がこけて優勝というパターンが続きましたね。でも優勝は優勝です。V逸した浦和さんについても紹介しようと思いましたが、まあいいか。さあ、今度の土曜日は3冠を賭けた天皇杯決勝です。ぜひ頑張ってもらいたいですね(笑)。
J1・G大阪関連⑰:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20141110
  〃       ⑯:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20131129

  〃       ⑮:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130116
  〃       ⑭:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20120812
  〃       ⑬:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20120706
  〃       ⑫:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20120627
  〃       ⑪:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20111026
  〃       ⑩:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20100813
  〃       ⑨:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20100102
  〃       ⑧:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090612
  〃       ⑦:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090713
  〃       ⑥:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090612
  〃       ⑤:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090604
  〃       ④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090430
  〃       ③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20080719
  〃       ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20070523
  〃       ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20070521

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