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観客のためのスタジアム17

2014-02-12 00:03:24 | 総合型地域SC・地域振興

 事例紹介コラムです。
 昨日の山陽新聞朝刊社会欄に、「旧広島市民球場跡地 見えぬ具体像」というタイトルで、旧市民球場跡地の話題が載っていました。もうてっきり再開発計画が進んでいると思っていましたが、全然まだなんですね。Jリーグサポーターとしては、専スタができて欲しいと思いますが、具体像が見えてくるのが、まだ先の様子。以下、抜粋して紹介。
      
 広島市民球場の解体から2年。広さ5.74ヘクタールの跡地は市中央公園の一角にあり、跡地の活用論議は、市が新球場整備を表明した'05年以降に本格化したが、未来図は浮かんでは消える繰り返し。

【振り出し】
 '09年、市は原爆慰霊碑等の折鶴の展示ホールや緑地を整備する計画を策定。しかし、具体化への予算案は議会で何度も否決され、計画は棚上げ状態した中で'11年に進めて来た秋葉市長が退任。松井新市長は「若者を中心としたにぎわいの場」と跡地のテーマを設定し、従来の計画を撤回。専門家や市民による「跡地委員会」を設置し、論議は振り出しに。
 '13年に、市は跡地委員会の報告を基に基本方針を発表。「緑地広場」「文化芸術」「水辺」の3エリアで整備する内容。昨年の6月議会に、図面作成費用など870万円を盛り込んだ予算案を提出したが、議会で否決。
 実は跡地委員会の報告には、サッカースタジアム中心のスポーツ複合型施設の案も盛り込まれていたが、設置場所を話し合う官民の「検討協議会」が別に存在し、その議論は煮詰まっていなかった状態。否決理由は「検討委員会の結論を待つべき」。
 その検討委員会は、昨年12月にスタジアム建設地を跡地を含む5ケ所に絞り込む事で合意。市は新年度予算案に再度、同額を計上したが、活用法の結論は今秋の検討委員会の最終報告に出るとか。

【仮の姿】
 跡地では広大なスペースを利用した多彩なイベントが展開。昨年9月には民間企業も利用できるように要件を緩和。
「数十年にわたって利用する施設を造るには、十分な議論が必要。結論が出るまでは貴重な都心の大規模オープンスペースとして活用」と市跡地担当者のコメント。現在はあくまでも「仮の姿」。専スタ整備案も、J1広島の優勝で盛り上がったが、巨額な建設費の調達を含めて慎重論は根強く、地域経済の発展と豊かな暮らしを求めて市民の英知が求められていると締めくくっています。

 この記事を読むと、まだまだ道遠しという印象を受けます。そういえば去年のリーグ最終節で、松井広島市長が「2位でいい」と発言し、すぐに謝罪訂正する騒動がありましたね。こちらのコラムにも詳しく広島の状況が書かれています。この市長さんは、その前年にリーグ優勝した時も、森保監督から専スタの建設をお願いされると「3回優勝したら考えますね」といったニュアンスの発言をして物議を醸したとか。現ホームの広島ビッグアーチは老朽化が進み、試合開催時の周辺の渋滞状況の劣悪さなどが以前から問題視されており、J1広島はホームスタジアムの移転が急務であり、そのための広島市民の理解も徐々に進みつつあるとあります。
 どうも、広島市自体はは専スタを作りたくないような印象も受けるし、この専スタ問題はまだまだ後を引きそうですね。去年も2回スタジアムに行っていますが、確かに渋滞はひどかったですね。
 そんな中、専スタに関するシンポジウムが以下のとおり開催されます。ちょっと遠くて行けないですね。

「第4回 夢スタジアムシンポジウム」
・日 時: 2014年2月19日(水)19:00~20:30(開場/18:30)
・場 所: 広島国際会議場
・定 員: 先着200名/入場無料
・内 容: サッカースタジアム検討協議会の進捗報告、検討候補地の現状、質疑応答
・出 席: ㈱サンフレチェ広島 小谷野社長、㈱ベアフット 中島社長
J1広島公式HP該当ページ:http://www.sanfrecce.co.jp/news/release/?n=6823
広島専スタ関連:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140125

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