kasaruの今日も有り難う

僧侶歴46年。講演依頼受付中
サルコイドーシス・バセドウ病の旦那
岡山へ就職長男23歳
アペール症候群次男19歳

死を考える

2005-11-11 | Weblog
「死」について考えて下さい。

いつも ではなくていいです。

しかし、中途半端な気持ちではなく

いつか 愛する人と別れなければ いけないということを。

自分の死にゆく道を 示しておいていただきたいのです。

自分の最後はやはり自分で決めておく。

生きている時は こだわりや譲れないものがあるのに

死んだ時のことや それ以降のことは人任せにする

それは ちょっと違うような気がしています。

我を通すとか、わがままを言うのではなく

面と向かって家族・友人と死んだ時、後のこと

病にかかった時のことを 語り合って欲しいのです。

夢を語る以上に大切なことだと思うのです。

ともすると 自分の・誰かの「死」の話は タブーとされ

「縁起でもない」「何言ってるんですか?冗談でしょ」

「はい、はい 後でね!」などと

避けて通り、本当の生き方が見えなくなっているのに

気づかないで 過ごしているのです。

毎日 出かけた人が 必ず返ってくると錯覚をし、

会えるのは当然と思って暮らしています。

大きな間違いです。

人の命は 儚きもの。

いつ この世とお別れしても良いように 生きて欲しいのです。

「有り難う」と普段から伝えておこう。

なるべく朝は 機嫌良く送り出そう。出かけよう。

自分が病に倒れた時の 治療方針の希望を話しておこう。

 
 (科学の極を集めて治療したいのか?延命措置を辞退するのか?)

ここで 重要!!な事を・・

世間で聞かれる声に。

無宗教だから特別大袈裟にしないとか、

皆に迷惑かけたくないので質素に 内輪だけでとか。

必ず お坊さんを読んで お経をあげた方が良いとは言いません。

きちんと 悲しみに添ってくれる

お坊さんが少ないのも知っています。

しかし、人間は 一人では生きていません。

小さな社会の家族も 色んなお陰を戴いて 歩んでいます。

死んだとたんに 誰にもお礼を言わず 去っていくのは、 

傲慢の何ものでもないと思うのです。

葬儀とは 亡き人を偲び 命の尊さに感謝して 

命のバトンタッチをする 大切な式なのです。

残された人が亡き人に変わって 頭を下げる儀式ではありません。

その時に なかなか 普段から 聞く機会のない法話を

聞き・・・そのことによって 悲しみに添って いっしょに

歩んで下さる。慈悲の心を戴くのです。

それが お坊さんを呼んで お経を戴くということなのです。

日頃から 感謝の念を持って接していれば 後悔はありません。

普段から お礼ばかり 感謝ばかり言ってられませんから、

余命が知らされたら「生前葬」何ていうのも

いいかもしれませんね。

私は 家族に生前葬をすると豪語しています。

だって 死んだ後に 私の友達に 残された家族が

お礼を言うなんて 許せません。

私の口から言いたいことを 言いたいじゃないですか。

どうか 愛する人と 「死」について 語り合って下さい。

誰にも変わってもらえない 自分自身の人生を

お陰をいただいて 全うして欲しいのです。


私 呼ばれれば どこでも伺います。

お呼び下さい。「マグマ大使~~~~」(古い?)

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16 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
弔い (remains)
2005-11-12 14:11:08
 その通りだと思います。

 自分の死について愛する者の死について、

 考えておく事はとても大切な事です。

 「弔いの心を考える」

http://remain-s.hp.infoseek.co.jp/remainservice/tomuraimain.htm

 に葬儀に関しての私の考えをまとめてあります。ご参考まで。
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了解です (kasaru_2005)
2005-11-12 19:29:18
remainsさん こんばんは

読ませていただきました。

正に その通りです。

菩提時と檀家の関係が稀薄になり、

個人主義の自由と身勝手が混同し、

遺言を盾に 欲に目がくらんだだけの

遺族の葬儀。

葬送の自由は 守らなければなりません。

私自身 お寺さんとの繋がりより、

この人にお経を上げてもらって良かったと

言ってもらえる 関係を創りたいと

日々 願っています。

やはり 生きているうちに 決めておくべきことなのですね。

私どもは 東京方面にも(神奈川/埼玉/千葉含む)

100件近く お檀家さんがあり 交通費を見ていただければ どこへでも 向かわせていただきます。

もし 私のような者でも お役に立てるこが ありましたら 声をかけて下さい。跡取りは おりますので、大姑として君臨しているだけで、身軽でございます。いつでも・・・
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コメント見ました (remains)
2005-11-12 20:10:10
 kasaru様、当方へのコメント拝見いたしました。

 ブログ上では、発言できない内容も多いと思いますし、是非ご一報下されば誠に有り難い事です。

         合 掌

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や~だ (kasaru_2005)
2005-11-12 20:50:06
そんな書き方されたら 過激な発言をしてるように

思われちゃうじゃない

心根のやさしい 善良な一市民なんですから・・

折りをみて 一報させていただきます。

なんだか ドキドキしちゃう 女の子だもん 
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母の事、母の母親の事・・・ (すず)
2005-11-12 23:17:38
kasaruさん、こんばんは。

今日の記事は、切なさが込み上げます。



実家を離れて16年。

車で40分の距離に住む母とは、年に5~6回位会います。

多いと思われる人も少ないと思われる人もいろいろかと思いますが、

私としては少ないと思っています。(近くに住んでいる分ね)

自分の事で精一杯って感じもあるし、昔っからあんまりベタベタしない主義で。



母の母親(祖母)は母を捨てて出て行った、と聞いていますが、

同じ愛知県内に住んでいます。

後どれくらい生きられるのでしょうか?

無理やりにはしたくないけど、いつか、その祖母が生きているうちに、

母が心解きほぐして会うことができたら

お互いに良い死が迎えられるのではないか?と勝手ながら考えています。

余計なお世話かもしれない。だから、今は何も行動していません。

私は母の代わりに、祖母の背中をさすりに行くだけです。



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お返事 (Yu)
2005-11-12 23:19:06
こんばんは、Yuです。昨日はお返事書けなくてすいませんでした。



お話の続きですが、このブログは今までのところ全部目を通していますし、改めてまた全部読み直しました。

自分のことは自分で守る、いつも人に感謝をする、人生前向きに生きる...(すごく簡単にまとめてしまいましたが)

という風に生きなさいとおっしゃりたいということは何となく分かるのですが、自分はなにぶんかなり理屈っぽい性格なもので、仏教の教えをきちんと知っておきたいのです。

(自分でゼロから勉強するのも大変だと思うので...って、怠慢ですかね。)



とりあえず「ばちがあたる」の質問についてだけでも結構ですので、ご教授頂ければと思います。よろしくお願いします。
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Unknown (2cv)
2005-11-13 05:54:31
おはようございます。

今日はいい天気でしたね!

僕も生きてる間に死について話すことは大事だと思います。

父が身をもって教えてくれました。感謝です。

自分が明日生きてると思うのがそもそも間違いですね。

生と死はほんとうに密接なかんけいですね。
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おはようございます (kasaru_2005)
2005-11-13 08:37:53
すずさん

残念ながら 意思の疎通に欠ける親子でも

血は通っています。

親子だから 絶対的に親密にならなければいけないか?

答えは『NO!!』です。

以前も書きましたが、人間は「個」です。

親子という前提に立つと 許せないこと、

嘘空にさいなまれることもありますが、「

私をこの世に産み出してくれた 一番身近な存在。」と

思えば 完全と言えませんが、

少し心が楽になると思います。

だからといって 無理して

会うとか、話すとかは本人が決めればいいことです。

利害関係を抜きにして 交われれば何ですけどね? ん~~難しいな~!?
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不勉強です (kasaru_2005)
2005-11-13 09:15:22
Yuさん お読みいただき

仏教の教義の基本は残念ながら お伝えすることが出来ません。 なぜなら 偉そうなことを書いておりますが、自分で必要としませんでしたので 掘り下げての勉強はしておりません。

もしそのように 仏教とは?!がお知りになりたいのでしたら、申し訳ありません。私ではなく、「ひろ さちや」氏の著書を御覧になれば、宗派を問わず 分かりやすく書かれているものがあります。そちらをどうぞ!!

私は 仏縁を通して自分を見つける案内しているだけで、多くの「死」を見つめ、そこから心感した考えを披露しているまでにすぎません。

Yuさんの質問も 当然のこと、ただ 佛の教えから何を得るのかは それぞれ違うもの。

頷ける世界を目指しての想いを ぶちまけてるわけです。

「ばち」についてはのちほど 本文で・・・
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ほんに (kasaru_2005)
2005-11-13 09:24:28
2cvさん 本当に寝てますか?

心配です。寝る子は育つ!!いいですか!お天道様が沈んだらもう寝るです。それとも 早起き?早起きならOKです。

何たって「早起きは三文の得」ですからね

本当に 息子がの試合で 昨日・今日とお弁当造り・・・昨日負ければ 今日はOffだったんですが・・・今日勝つと 県大会出場 下の子の体調不良により応援は×本人も「来なくていい!!」って言うんです。

男の子ってそんなもんですかね?2cvさんもそうでした?
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