kasaruの今日も有り難う

僧侶歴46年。講演依頼受付中
サルコイドーシス・バセドウ病の旦那
岡山へ就職長男23歳
アペール症候群次男19歳

夏休みに入りました。

2013-07-20 | 日常
さとるの小・中と見たことない成績に少々戸惑いつつも、(良い方に)

無事1学期終了できたことホッとしています。


我が子の健やかな成長を願う中で、

毎日と言ってよいほど流れる自殺のニュースに心痛めています。

直接出会ったことのない人物のニュースですが、

悲しいというよりは、「何で?」と憤りにも似た感情が私を支配しています。


自分の経験から推測するに、

その時は「死のう」その事ばかりを考えている自分がいます。

その事を払拭するだけの考えも力も無く、

ましてやまわりにいる大人たちさえ信用できず、

でも、家族には悲しませたくない、心配かけたくないと相談できず。

お金を持ち合わせていない自分のおかれた境遇から抜け出すには、

考えた末、幼いと言われようと、浅はかと言われようと、

自分をこの場から消し去ること=死ぬことしか考えられないこと。

私は叫びたくなるくらいわかります。

今 思い出しても当時のいじめに会っていた生活は

私にとって生きていないのと同じだったから。。。


本当は苦しんでいる人に少しでも違う世界があることを

大きな声で伝えたい。。。そんな気持ちは悲しいニュースを耳にするたび

沸き上がっています。

世のため、人のために何ができるか?

そんな思いは傲りや思い上がりではないのか?

毎日 自分に自問自答しながら、

今のしあわせを感じることができた命を

少しでも誰かのために・・・そんな考えは

一時も消えることはありません。



しかし、


今!の私の使命は子どもを授かった時に

「子どもを一人前にすること」と決めました。

中心は子育て、その余力に誰かの役に立ちたいそう決めています。

実は私は器用な人間ではないからです。
(「自分 不器用ですから。。。?」何処かで聞いた台詞?)

目の前で危険な事があれば子どもそっちのけでのめり込む

そんな性格を一番自分が良く知っているから、

誰かのために命を投げ出すことを躊躇する自分はいないから。

世の動きを何とかしたいという思いを今は温存している

そんな毎日です。

かおるの心配はしていません。

しかし、未成年であるさとるが自己責任が取れるまでは、

親の責任は放棄するべきではないと・・・その思いが今の私を家庭にとどめています。
(成人しても放棄はしませんけどね・・・


多くの人の生き死には自然に委ねられてきました。

でも、文明や技術、医学の発展に伴い、

自分自身ではどうすることもできない、

愛するものが隣にいても何もできない現実が多くなっている現代。

如何に自分を立たせることができ、社会の一員としての役割を果たせるのか、

税金を払うだけが、選挙に行くことや行かないことだけが責務ではありません。


見渡せる見える世界の動きに鈍感ではなく感心を持つこと、

それがこの世に生きるものの責務であると考えています。


皆さんの近くにも何となくシグナルを発している自分や誰かは居ませんか?

どうか、折角授かった命が消えないよう

出来る範囲で出来ることをして下さい。

守った命がこの社会を動かす蚊車の一つなのですから。。。


夏休みに入り、今まで見えなかった子どもの姿が至る所で目にするはず、

どうか先に生まれたものは後を導く、

えらそうなことは出来なくてもその子が見えなくなるまで

気にすることは出来るはず、

自分のちょっとの時間を誰かのために。。。

今年はそんな夏休みを過ごしてみませんか?