kasaruの今日も有り難う

僧侶歴46年。講演依頼受付中
サルコイドーシス・バセドウ病の旦那
岡山へ就職長男23歳
アペール症候群次男19歳

その日まで・・・

2010-07-18 | Weblog
横たわるその命にそっと触れる

まだ ぬくもりの残る頬に口づけて

きみの声を思い出し

小さくうなずく・・・


白い雲は 風と共にゆっくりと姿を変え

何事もなかったように消えていく

暑い夏はあなたの姿を追い求め

主を失った帽子は風に揺れる



ため息の分だけ幸せが逃げていく・・・

そんな話は迷信だよと 

笑い飛ばせない後ろ姿

一人 震える背中を抱きしめる


じゃ また!


時間を超えて出会える世界があることを

笑顔の向こうに見つけることは出来なかった


真夜中のきみの姿は いつもと変わらない

運命に身を委ねることがこんなにも難しいなんて

誰も教えてくれなかったね



育てた愛の結晶が手のひらの中で姿を変える

もう少しこのまま 永らえる命があるのならば

このまま時の流れに身を任せてみたい

きっと 二人の思いが同じなら

遥か時を超え 巡り会う日が必ず来ると信じて



「愛してる」

何度も 何度も 繰り返す

声に出して言えなかった思い

きみの心に届いているだろうか