kasaruの今日も有り難う

僧侶歴46年。講演依頼受付中
サルコイドーシス・バセドウ病の旦那
岡山へ就職長男23歳
アペール症候群次男19歳

卒業。。。

2006-03-15 | Weblog

仰げば尊し 我が師の恩・・・

そういえば 

結婚式や同窓会に呼ばれる師は居なくなったとか・・・

卒業の時期。

今日もある幼稚園の卒業式に参列する親子の姿を垣間みた。

華やかな着物に身を包み、

我が子の手をしっかり握るその手の先に

何を見ているのだろうか・・・

今 わたしは 

世間で言うところの おとな と こどもの変わり目を

捜す旅をしている。

「大人なんだから、しっかりして!?」

「こどものくせに余計な口を挟むな!?」

「おとなが変わればこどもも変わる!」

いろんなところで 飛び交う“おとな・こども”の定義。

人を殺しても こどもと言うだけで公にはならず、

50才のこどもの不祥事と 頭を下げる70過ぎの親。

都合のいい使い道をしている 

おとな。

こども。

料金の違いも企業によりまちまちだし・・・

卒業というシーズン こどもと言われる人は

何から卒業するのか?

当然のように国が出す 義務教育の費用。(基本は国民のお金だが)

高校だけは!と大金を稼ぎ出す親の苦労を

微塵も感じず 好き勝手に学ぶことをしない学生。

そして 自分の家庭が大事と 年老いた親の面倒は

他人に任せっぱなしでいるこども。

忙しい様だからと 人生で大切な場面も見せてこなかった親。

卒業というこの時期

もう一度自分の人生の区切りを付ける良いチャンスかもしれない。

自分の足で歩いているはずなのに

都合の悪いことは 何事も人のせいにしてきた人生。

自己責任ということを教えられず また一つ卒業してしまうのは

なんとも もったいなく 残念である。

おとなと言われる人間のモラルを、

こどもと言われる人間の躍動心を、

今こそ 取り戻し 真の卒業を成して欲しい。

願わくは 今日見た 幼児と手を結ぶ親の心が離れることなく

人生の卒業に向かい 胸を張って歩んでいくことを応援したい。

皆さんは こどもを卒業していますか?