planet oz



かれきの趣味の音楽紹介+α
今でもCD命!

Iisa / Iisa

2015-09-20 | GHI

 Iisa

 "Iisa"

 ( Johanna / 2014 )

 

フィンランドのポップバンドReginaのヴォーカルIisa Pykäriによるソロデビュー作
日本盤も発売されたReginaの1stはキラキラのエレポップ集でしたが、アルバムをリリースする毎にメロディーもアレンジも不可思議な装いを強めていきました。
バンド時は作詞担当でしたが、ソロでは作曲も行い、不思議な面持ちを再びエレポップに封じ込めたつくりとなっております
2曲目ではいきなりのドラムンベースにビックリ
ほんわりふんわり脱力系ポップスが気持ちいいです

今夏ニューアルバム"Kukaan Ei Oo Kenenkään"が発売されました。

 

S€ pyörittää

 

Perjantai

 

 


Sarah Cracknell / Red Kite

2015-09-18 | PQRS

 Sarah Cracknell

 "Red Kite"

 ( Cherry Red / 2015 )

 

セイント・エティエンヌのヴォーカルによる18年ぶり2枚目となるアルバム
前作はバンドと同じエレポップもありましたが、
今作はアコースティック仕様のナチュラルでパストラルな風合い。
Manic Street PreachersのNicky Wireとデュエットしたネオアコやフォーク調、フレンチポップスに60'sガールポップなど、シンプルながらも変化に富んで楽しめます

セイント・エティエンヌは今年でデビュー25年となるのですが、
サラの前作も含めた過去作を全てデラックス版でリイシューして一旦総括した後は、オフィシャルサイトでサントラなどを販売したりとなんだか余生に入ったような印象が…
バンドとしての新譜が聴きたいなぁ

 

Nothing Left To Talk About

 

Underneath The Stars

 

 


Jay Jay Johanson / Opium

2015-09-16 | JKL

 Jay Jay Johanson

 "Opium"

 ( Kwaidan / 2015 )

 

スウェーデンの男性SSWによる10枚目のオリジナルアルバム
トリップホップの名残を多大にとどめるメロウでデカダンなサウンドは、彼の憂い声にホントよくマッチします。
音が流れてきた瞬間から時が止まったような感覚に陥り、モノクロの世界に浸って、ただただ極上のゆらぎに包まれていたいです

プロデューサーのMagnus Frykbergが参加しているのですが、彼が今まで手掛けたのがTitiyoやVacuum、Army of Loversなど好きなアーティストばかりなので、彼の名前がクレジットされていると妙な安心感があります

 

Moonshine

 

NDE

 

 


Emmanuelle Seigner / Distant Lover

2015-09-14 | DEF

 Emmenuelle Seigner

 "Distant Lover"

 ( Polydor / 2014 )

 

フランスの女優でポランスキー監督の奥方でもあるエマニュエル・セニエによるソロ名義第2弾
前作はKeren AnnとDoriandによる仏語詩によるフレンチポップ集でしたが、
今作は元Fountains of WayneのAdam Schlesingerの書下ろし&プロデュースによる英語詞アルバムとなっています。
また約半数の曲でBritta Phillipsがバックヴォーカルを務めています(あんまり聴こえてきませんが)。
シンプルでストレートな剥き出しのロックサウンドに蓮っ葉な姐御ヴォーカルがカッコよくて、好みの女優アルバムになってます
Divineの"You Think You're A Man"とThe Velvet Undergroundの"Venus In Furs"というカヴァーチョイスもわかってらっしゃるというかあざといというか…ツボです
後者は"Venus In Fur"という映画に主演していることも関連あるのかもしれませんが

 

Distant Lover

 

You Think You're A Man

 

 


Róisín Murphy / Hairless Toys

2015-09-12 | PQRS

 Róisín Murphy

 "Hairless Toys"

 ( PIAS / 2015 )

 

アイルランド出身、元Molokoのヴォーカルによる8年ぶりとなる3枚目のオリジナルアルバム
大好きだった前作以降、出る出ると言われてたアルバムが結局出なくて、客演や配信・レコードなどの楽曲単位でのリリースが続いておりました。
CDしか買わない私にしてみたらトンとご無沙汰でございましたが
全8曲という収録数ながらも、どれも細部までミッチリギッチリ丁寧に編み込まれたヴォリューミーなつくりで大変満足しました
この得体の知れない何かに迫られる感覚、とても戦慄的でMolokoでのラスト作"Statues"を思い出しました

 

Exploitation

 

Evil Eyes