Farao
"Till It's All Forgotten"
( Arts & Crafts / 2015 )
ノルウェー出身でロンドン在住の女性SSW、Kari Jahnsenによるデビュー作
北欧の歌手特有の浮遊する神秘的な歌声と、エレクトロ楽曲をバンド演奏したようなスタイル。
クールな質感と温もりが同時に感じられるなんとも不思議な印象です。
ちなみに私はカナダのレーベルArts & Crafts盤を手にしたのですが、シークレット・トラック"The Hours"が収録されていました。
Bodies
Hunter
FKA Twigs
"LP1"
( Hostess / 2014 )
イギリスの女性SSW、Tahliah Barnettによる1stアルバム
"EP2"のPVで知ったくちなので、サウンドや映像の特異性に期待しておりましたが、それに比べると随分と聴きやすく小奇麗な感じを受けました。
羽音のようなエフェクトとかグネグネとゆらめくリズムとか、全体を通してヒンヤリとした音は耳心地よかったです
日本盤は"EP1"が丸々収録されているのですけど、どうせなら"EP2"も入れてくれればヨカッタのに…
Pendulum
Video Girl
The Dø
"Shake Shook Shaken"
( Cinq 7 / 2014 )
パリ出身のDan Levyとヘルシンキ出身のOlivia Merilahtiからなるフランスのインディーポップデュオによる3rdアルバム
今年、仏のヴィクトワール音楽賞で年間最優秀ロック・アルバム賞に輝き、日本盤までリリースされた本作
ときに呪術的でときに牧歌的、フォークもR&Bもエレクトロニカもフレンチポップも全てのみこんだ雑多なサウンド、エキセントリックでシャーマニックな歌声。
聴くほどに虜になる摩訶不思議なポップ感覚です
Despair, Hangover & Ecstasy
Keep Your Lips Sealed
Darkness Falls
"Dance & Cry"
( HFN Music / 2015 )
ヴォーカルのJosephine PhilipとギターのIna Lindgreenからなるデンマークの女性2人組による2枚目のアルバム
前作はTrentemøllerのプロデュースでしたが、今作でも同郷のAdrian Aurelius (Raveonettes)とLasse Martinussen (Rosemary)を迎えています。
クールで淡々としながらも沸々と情念を滾らせているような歌声とウエスタンな香りも漂うエレクトロテイストのポップロックサウンド。
インストも2曲挟まれて架空のフィルムノワールのサントラのような印象です
仄暗い音響空間が心地イイです
Night Games
Dance And Cry
Emmenuelle Seigner
"Distant Lover"
( Polydor / 2014 )
フランスの女優でポランスキー監督の奥方でもあるエマニュエル・セニエによるソロ名義第2弾
前作はKeren AnnとDoriandによる仏語詩によるフレンチポップ集でしたが、
今作は元Fountains of WayneのAdam Schlesingerの書下ろし＆プロデュースによる英語詞アルバムとなっています。
また約半数の曲でBritta Phillipsがバックヴォーカルを務めています（あんまり聴こえてきませんが）。
シンプルでストレートな剥き出しのロックサウンドに蓮っ葉な姐御ヴォーカルがカッコよくて、好みの女優アルバムになってます
Divineの"You Think You're A Man"とThe Velvet Undergroundの"Venus In Furs"というカヴァーチョイスもわかってらっしゃるというかあざといというか…ツボです
後者は"Venus In Fur"という映画に主演していることも関連あるのかもしれませんが
Distant Lover
You Think You're A Man
