"Island Fire"
( Bronzerat / 2012 )
イギリスの女性SSWによる4枚目のアルバム。
ざらついた質感のガレージサウンド、フィルムノワール風、ウエスタンカントリー調、60年代ガールズポップにオーケストラポップス…
と聴き手の想像を掻き立て様々な表情を覘かせる楽曲がレトロモダンで時々スプーキーなムードの中次々と披露されていきます。
総じてイメージするところでは(何度も同じ譬えですが)タランティーノの映画に流れてきそうな雰囲気
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CDにはボーナストラックとしてSparksのカバーが2曲収録されていています。
Rescue Me
How Do I Get To Carnegie Hall?
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"Ring' N' Roll"
( Because / 2011 )
元レ・リタ・ミツコのカトリーヌ・ランジェの2枚目のアルバム。
前作がセルフカバー集だったので、実質のファーストという位置付けになるのかな。
といっても圧倒的なキャリアの前に今更ソロだとかどうかなんてあまり重要じゃないか。
レ・リタ・ミツコはなくなってしまったんだしね…ちょっとおっかなびっくり聴き始めたら、これがまた思いの外色彩豊かなサウンドで凄く楽しかったです
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ロックもブルースもジャズもファンクもエレクトロも呑み込んだ雑多な音楽性は健在。
マーラーの交響曲第5番第4楽章アダージェットをバックに朗々と歌い上げて、
最後はcobaとのテクノキャバレー(ちょっと古い例えですネ)で閉め。
グループ時もソロでも、嬉しいのか悲しいのか楽しいのかつまらないのか何ともいえない微妙なニュアンスを醸し出す瞬間があって、その独特なトーンが好きなんですけど、なんて言ったらいいのでしょう…
説明が難しい。
Pardon
Prends-moi
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"Color The Trees"
( Razzia / 2011 )
スウェーデンの女性SSW・Andrea Kellermannによる3枚目のアルバム。
これまで同様シンセポップ・エレポップサウンドを展開していますが、
物憂げで寂しげな歌声とメロディーは純粋にポップソングとして例えばアコースティック調にお化粧しなおされても充分その魅力が分かるものだと思いました。
ま、電子音の装飾はむしろ好みなのですけどもネ…
あと、数曲でまたまたBjorn Yttlingのクレジットがありました。
なんだか彼の名前を見つけると「当たり!」と思っちゃいます。
Boom Boom Boom
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