Klima
"Serenades & Serinettes"
( Second Language / 2010 )
フランス出身、ロンドンで活動するKlimaことAngèle David-Guillouのソロ第2弾。
Piano Magic関連の作品ではゲストヴォーカルとして多数客演していますが、今作でもGlen Johnsonのクレジットを見ることができます。
前作はエレクトロニカなアレンジで夜の雰囲気を纏ったヒンヤリとした質感でしたが、今回はクラシカルでメランコリックな室内楽風サウンドが透き通った歌声を引立たせています。
その音の重ね具合がなんともエレガントで心地よかったです。
で、何かにつれ装丁にばかり触れていますが
これが一風変わっておりまして、保存方法が悪いと痛みやすく汚れやすいつくりでございました～。
…通販時は要注意かも。
HPを見るとインティメイトな空気があって、和むというか微笑ましいんですよネー
By My Side
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Katel
"Decorum"
( V2 / 2010 )
KatelことKaren Lohierのメジャー第2弾アルバムは3人のバンドメンバーを従えた形となっています。
前作に見られた切羽詰った、ある意味強迫観念的な空気はよりシリアス味を帯びて一層ヒリヒリしたムードに支配されてます。
と同時にクラシカルな面持ちも感じられて、ぐいぐいと作風に惹きこまれました。
Jeanne Cherhalがチラッと参加しております。
Decorum live
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La Mar Enfortuna
"Convivencia"
( Tzadik / 2007 )
Elysian FieldsのOren BloedowとJennifer Charlesによるサイドプロジェクト第2弾。
伝統的セファルディック・メロディーの感覚的＆叙情的解釈と謳われた前作タイトルがそのままグループ名になっていたので、つい最近までこちらの存在を知りませんでした．．．
慌てて取り寄せましたが、期待した通りの妖しいサウンドと歌声に思わずニンマリ。
この世界観たまりませんわぁ
全く何にもしたくないときに聴いていたいです。
Gacel Del Amor Que No Se Deja Ver
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Nouvelle Vague
"Couleurs Sur Paris"
( Barclay / 2010 )
ヌーヴェル・ヴァーグの新作は70年代後半～80年代のフランス・ニューウェーブ作品のカバー集。
といってもスタイルは今までと変わらず、音粒の立ったボサノバ風アレンジがベースとなっていて安心して聴くことができます。
今回はなんといっても参加ゲスト陣が豪華すぎ
Vanessa Paradis、Camille、Helena Noguerra、Julien Doré、Coralie Clement、Olivia Ruizなどなど。
知っている原曲は少ないものの、そんなことなど気にならずに楽しめました。
私は紫色ジャケのインターナショナル盤を買ったのですが、青色ジャケのフランス盤との違いが分かりました。
なんと11曲目が差し替えとなっているのです。
Où Veux-Tu Que J'Regarde (Noir Désir) - Emily Loizeau
Oublions L'Amerique (Wunderbach) - Nadeah Miranda
こ、これはなんといったらいいのか
．．．
ライナーにはEmilyの写真が載っているのに楽曲収録はなくて（代わりにNadeahは写真がない…）．．．
もうちょっと気の利いた装丁にしてくれてもイイのになぁ．．．
というか、どちらも両方とも入れてくれれば無問題なのに．．．
Week-end à Rome
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（追記）
jasouyouquiさんの記事を読んで、重大なことを見落としていたことが分かりました。なんと11曲目だけでなく14曲目も差し替えとなっている模様
Les Ailes De Verre (Marc Seberg) - Jeanne Cherhal
Sur Ma Mob (Lili Drop) - Mareva Galanter
Emily LoizeauとJeanne Cherhalが聴けないなんて！ はいはい、仏盤購入決定ですかネ。うーむ
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（再追記）
えー、どうやら仏盤も国際盤も14曲目は
Sur Ma Mob (Lili Drop) - Mareva Galanter
みたいです。
…Jeanne Cherhalの曲は？？？
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Single
"Monólogo Interior"
( Elefant / 2010 )
Teresa IturriozとIbon Errazkinのユニットによる2ndアルバム。
前作は異国情緒的な雰囲気が楽しめる可愛いポップスという感じでしたが、今作は確かに可愛いのだけれども何とも不可思議なベクトルに向かっているといいますか、冒頭曲の最初の音から非現実的な空間に包まれました。
ミニマルでコンパクト。
その一筋縄でいかないサウンドを堪能（理解？）したくて繰り返し聴いてしまいそうです
Posponías
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