Colleen
"Colleen et Les Boîtes à Musique"
( Leaf / 2006 )
フランスの女性音楽家ColleenことCecile Schottによる最新作。
フランス国営ラジオ放送局用に主にオルゴールで作られた14曲入りのEP。
ハンドメイド感溢れる繊細で少し謎めいた音の粒子があちこちで舞っています。
そっと他人の夢の中を覗いて意識下に迷い込んだような感じ。
2ndの"The Golden Morning Breaks"から"I'll Read You A Story"も再録されています（リアレンジされているのかな？）。
来年には新作アルバムが出るらしくて楽しみ今月の目標無事達成！「毎日更新できたらいいな」ぐらいのはずだったのに気付けば意地になってました
いつまで続くのやら。
Brisa Roché
"The Chase"
( Metro Blue / 2006 )
米国生まれでフランスで活動する女性SSWの1st。
ジャズ、ブルース、ボサノヴァ、60年代ポップスなどをエレキギターで再構築したような不思議なテクスチャーと色合いを醸し出すサウンドと
それを包み込むかようなはたまた対峙しているかのようなこれまた不思議な歌声が重なり合って独特な雰囲気。
印象としてはロック…のようなジャズ…のような……
バラエティーに富んでいますが全体のトーンはしっとりと纏まっています。
FeistとかStina Nordenstamを思い浮かべました。米国盤は普通のCDが出ています。
Dans Le Vert De Ses Yeux
Arielle Dombasle
"C'est Si Bon"
( Sony BMG / 2006 )
「海辺のポーリーヌ」や「恋の力学」などに出演していたフランスの女優アリエル・ドンバールの最新作。
前作ではラテンのオールディーズを取り上げていましたが今作ではニューヨークやハリウッドをテーマにした50年代のカバー曲が中心。
"C'est Magnifique"や"Dream A Little Dream Of Me"、"Que Sera Sera"や"South American Way"といった楽曲をムードたっぷりにマリリン・モンローばりに艶かしく歌っています。私は米国盤を購入したのですがジャケ写が微妙に違います…
やっぱり仏盤が良かったかな～～。
C'est Si Bon
Goldfrapp
"We Are Glitter"
( Mute / 2006 )
ゴールドフラップ選出による3rdアルバム"Supernature"の米国盤リミックス集。
DFA、T. Raumschmiere、Benny Benassi、Carl Craig、François Kらがリミックスを担当しています。
殆どが英国盤シングルや7 inchに収録されていますがexclusive trackもあり。
中でもキラキラ度を高めてコンパクトに纏めたMúmと少しオールドファッションでシックでゴージャスな意匠を凝らしたThe Flaming Lipsのリミックス（というよりリアレンジ）が気に入りました。
Satin Chic
Ellen Allien
"Stadtkind"
( Bpitch Control / 2001 )
Bpitch Controlレーベルを主宰するEllen Allienのオリジナルファースト。
時折ドイツ語によるスポークンワードを乗せた硬質なテクノサウンド。とある休日に渋谷のWarszawaさんで物色中に流れてきた音が気になって店員さんに「何をかけてたんですか？」と尋ねたところ、「"Orchestra of Bubbles" by Ellen Allien & Apparatだよ」と教えてもらいました。
その音があまりに好みだったのでちょっと二の足を踏んでいたソロアルバムのほうも揃えてみました。
よくテクノ界の女番長とか女帝とか形容されていたのでもっとゴリゴリのバッキバキテクノを想像してたのですがそれほどでもなくて結構耳馴染みやすかったです。
ボーっとしたいときに流してもいいかも。
