思わぬ拾いモノ的な1本だ。
映画「カリフォルニア・ダウン」です。
巨大地震が発生し、猛烈な揺れに襲われたカリフォルニア。超高層ビル群やゴールデンゲートブリッジが次々と倒壊し、ロサンゼルスなどの大都市が相次いで壊滅。救難活動に奔走するレスキュー隊のパイロット、レイ(ドウェイン・ジョンソン)はサンフランシスコに残された娘(アレクサンドラ・ダダリオ)の救出に向かうが……。
大地震を描いたパニック映画、いや、現在はディザスター映画と呼ぶそうです。
主演は、あの筋肉の塊みたいなドウェイン・ジョンソンで、彼が出ている「ワイルド・スピード」シリーズも嫌いじゃない。
で、ドウェイン・ジョンソンだから、まあ、アクション系のディザスター映画(?)といった、わけのわからん予想をしていて。
そして、いい方向に裏切られた、というわけです。
いやあ、かなり面白かった。
「レスキュー隊員のジョンソンが、家族の救出ばかりでいいのか」みたいな意見もありましょうが(笑)、一難去ってまた一難みたいな連続ハードルの展開と、何より大都市を襲う巨大地震と津波の映像が思いっきり本格的というか、感心するほど超リアルで、最後まで目が離せませんでした。
ロスもサンフランシスコも、本当に破壊されたような臨場感。
あれが東京だったら、どうなるか。どうサバイブしたらいいのか。つい考えちゃいました。
やはり映画は、事前情報や前評判だけで判断せず、自分の目で見てみないと、わからないものですね。