碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
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週刊新潮で、NHK「青山祐子アナ」についてコメント

2013年05月19日 | メディアでのコメント・論評

発売中の「週刊新潮」最新号。

NHK「青山祐子アナ」の産休・育休に関する記事が掲載されました。

この中で、コメントしています。


NHK「青山祐子アナ」こそ
議論沸騰「育休3年」旗手

高い支持率を誇る安倍内閣。打ち出す政策はおおむねヒットゾーンに飛び込んでくるが、中には“ファウル”かどうかで揉めるものも。「育休3年」が代表例だ。

「企業の育児休暇制度は、現在、最長で1年6ヵ月ですが、それを首相は3年に延ばすよう、経済界に申し入れたのです」(経済部記者)
これが議論を読んだ。

「親が子どもを3歳までしっかり育てることは、その後の成長に良い」と、児童心理学者が言えば、多くの企業は「休業する社員の穴を埋める人材を雇う余裕がない」

肝心の女性たちも、「3年も休んで職場に戻ったら、元のポストには誰か代わりの人が座っているに違いない」と、不安を訴える。

だが、そんなカンカン諤々のはるか先を行く人がいる。NHKの青山祐子アナ(40)である。

「昨年3月に男の子を出産し、育休中ですが、先日、第2子妊娠が判明。この7月に出産予定で、仕事に復帰することなく、2度目の産休、育休に。前代未聞ではないでしょうか」(NHK関係者)

1年6ヵ月の育休を2回で、復帰は再来年にずれ込みそう。「育休3年」どころか、お休みは足掛け4年に及ぶことになる。

普通の会社ならば、戻る場所がないことにもなりかねないが、上智大の碓井広義教授(メディア論)によると、「NHKにはナレーションやラジオなど、アナウンサーの仕事がたくさんある。青山さんは看板アナだった人だから、いずれそれなりの番組が用意されることでしょう。

神田うのと付き合ったり、NHKらしからぬ面がある青山さんですが、NHKにいるからこそ、それが生きる。決して民放に行こうなどと思わないことです」


母は強し!いやアオヤマは勁し!!

(週刊新潮 2013.05.23号)